フジテレビ30年史』(フジテレビさんじゅうねんし)は、1988年3月31日フジテレビ系列で放送されたバラエティ番組特別番組である。

フジテレビ30年史
秘蔵VTR一挙大公開
ジャンル バラエティ番組 / 特別番組
企画 久保田榮一山縣慎司
構成 加藤芳一鶴間政行、腰山一生、大田一水、鈴木清一
ディレクター 小畑芳和
演出 小畑芳和
司会者 明石家さんま
楠田枝里子
露木茂
出演者 タモリ
ビートたけし
小堺一機
沢口靖子 ほか
オープニング 「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のテーマ」(作曲 - アラン・シルヴェストリ
エンディングスタンド・バイ・ミー」(ベン・E・キング
製作
プロデューサー 横澤彪(GP)
制作 フジテレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1988年3月31日
放送時間木曜日 20:03 - 23:18
放送分195分
回数1回
フジテレビ

特記事項:
フジテレビ開局30周年特別企画。20:00 - 20:03には予告番組『今夜の30周年特別企画』を放送。
テンプレートを表示

フジテレビ開局30周年特別企画』の一環として放送された。

正式タイトルは『開局30周年特別企画 フジテレビ30年史 秘蔵VTR一挙大公開』( - ひぞうブイティーアールいっきょだいこうかい)。

概要

編集

フジテレビが開局したのは、昭和34年(1959年3月のことであった。

スター千一夜』『おとなの漫画』そして、皇太子太上天皇)御成婚慶祝番組という歴史的な行事で、放送の第一歩をスタートした。

やがて、さまざまな時代をくぐり抜け、常に"今"を送り届け、ニュースドラマバラエティー音楽と"楽しくなければテレビじゃない"に徹してきた。そこで、開局30周年特別企画として、秘蔵VTRを[1]一挙公開する番組を放送する事となった。

放送時間

編集
  • 1988年3月31日木曜)20:03 - 23:18(JST
    • 20:00 - 20:03には予告番組『今夜の30周年特別企画』(さんまが開局した1959年当時の社長挨拶を模したコントをするもの。映像はカラーではなくモノクロ放送をイメージしてセピア色に加工されていた)が放送された。
    • 20:00の『ときめきざかり』と22:00の『木曜劇場 窓を開けますか?』は既に終了、21:00の『なんてったって好奇心』は休止された。また、20:54の『FNNニュース・明日の天気』は19:54へ繰上げ、21:54の『夢引越』、22:54の『四季の詞』、23:00の『FNN DATE LINE』は、それぞれ23:18・23:24・23:30へ繰下げた。なお『夢引越』と『四季の詞』はこの日が最終回、そして『DATE LINE』は単独番組としては最終回となった[2]
    • 番組のエンドロールには、フジテレビのクロージングの変遷(富士山、I・eye・愛、目玉タウンなど)が使われ、最後は「目玉タウン」(1988年 - 2002年)のクロージングバージョンで締めた。

出演者

編集

司会

編集

ゲスト

編集

トークコーナー

編集

ほか

集まれ! フジっ子NO.1クイズ

編集
解答者
編集
出題ゲストなど
編集

ほか

地上最大のクイズ

編集

ほか

テーマ曲

編集

主なコーナー

編集
トークコーナー
  • 和風の部屋などのセットにゲストを迎え、様々な番組を紹介し、それに関するトークをする。
  • 室内には、かつてのフジテレビの番組で使用されていた小道具が並べられていた。
これが一回目だ!
  • フジテレビの人気番組の第1回のオープニング映像を紹介。
集まれ! フジっ子No.1クイズ
  • 芸能人が4チームに分かれ、フジテレビに関するクイズに挑戦する。
  • 形式は筆記クイズが多かったが、最後のコーナーは、VTRを見て番組タイトルを早押しで答えるクイズだった。
  • 最終的に点数の多かったチームが優勝、優勝チームは『ママとあそぼう!ピンポンパン』のカータンから賞品[3]を貰った。
アニメ大好き
  • CM前のミニコーナー。フジテレビで放送されたテレビアニメをダイジェストで紹介。
ヒーロー大好き
  • CM前のミニコーナー。フジテレビで放送された実写ヒーロードラマをダイジェストで紹介。
大そうじで出てきた番組たち
  • フジテレビ倉庫から発見された、マイナー番組などを紹介。
お世話になった女優たち
  • フジテレビで放送されたドラマと、出演女優を紹介。
地上最大のクイズ
  • かつて同局で1962年から1965年まで放送された『オリンピックショウ 地上最大のクイズ』の復刻版。解答者は全てフジテレビの現役役員および社員。ソクラテス(出題者)はかつての司会者だった桂小金治。
  • 冒頭では、同番組の放送当時を再現する目的で画面をモノクロにしてOPを再現した。かつてのスポンサーだった日清食品は参入していないため、前列解答席の「日清食品」の文字は省かれた。
こんな頃からお世話になりました
スターはずかしVTR
  • スターの若かりし頃にフジテレビに出演していた映像を紹介。
ニュース30年史
  • 開局時の1959年から現在(1988年)までのニュース映像を紹介する。
ピンポンパンですよ〜!
  • 『ママとあそぼう!ピンポンパン』の歴代のお姉さんを紹介。
テレビでデート
  • フジテレビ系列で制作された男女のお見合い・トーク番組を紹介。
話題のCM30年史
  • 1959年から1986年までの様々なコマーシャルを紹介。
キャンペーン特集
  • フジテレビの歴代キャンペーンCMを紹介。楠田と幸田シャーミン出演作も放送。

放送された番組

編集

番組内で最初に紹介された順に掲載。

関東地区での再放送

編集

スタッフ

編集
  • 協力:SONY/PCL
  • 構成:加藤芳一鶴間政行、腰山一生、大田一水、鈴木清一
  • 振付:西条満
  • スタイリスト:矢野悦子、滝本文子
  • TD:佐藤正直
  • カメラ:竹越由幸、森田修、白戸義之、福田紳一郎
  • 音声:三井登、松本勝
  • VE:鎌倉恒夫、鈴木正儀
  • 照明:大和田恵久、植松良友
  • 音響効果:佐藤昭、西野有彦(4-Legs
  • 編集:秋葉武弘(IMAGICA)、堀口和彦(ビジョンユニバース
  • MA:寺尾享泰(IMAGICA)
  • 美術制作:鈴木武治
  • デザイン:高橋幸夫
  • 美術進行:山根安雄
  • 大道具:山縣昭三
  • 装飾:三浦清隆
  • 持道具:若林一也
  • 衣裳:保沢紀
  • メイク:太田修
  • 視覚効果:渡部宏一
  • 電飾:西郷通泰
  • アクリル装飾:平山晃哉
  • 生花装飾:佐伯孝夫
  • タイトル:岩崎光明
  • 衣裳協力:JUNKO KOSHINO、verde monte
  • 取材:大田令子、中村絵麻、新井隆志、金田益実
  • 企画:久保田榮一山縣慎司
  • 編成資料:西村和男、河西三千代
  • 著作権:篠原敏郎
  • 広報:笠井渉三、小暮雄一
  • 演出スタッフ:清水淳司、代々木明徳、深水良輔、笠井昌章、高岡真司、染谷昌彦、荒井順子、山中京子
  • ディレクター:小畑芳和
  • ゼネラルプロデューサー:横澤彪
  • 制作協力:田辺エージェンシーオフィス北野吉本興業
  • 制作:フジテレビバラエティ制作センター
  • 制作著作:フジテレビ

脚注

編集
  1. ^ 1988年3月31日付「下野新聞」ラジオ・テレビ欄。
  2. ^ 『DATE LINE』は翌4月1日からコンプレックス形式の深夜ワイドニュース・『ニュース最終版(第2期)』の第2部(第1部は『プロ野球ニュース』<実質分離・独立>。週末は逆パターン)として継続された。なおこの日の『プロ野球ニュース』は、佐々木信也みのもんたがキャスターを勇退した日であった。
  3. ^ ゴールデンタイムの1時間枠に好きな番組を編成出来る権利
  4. ^ 本特番放送の26年後の同日(2014年3月31日)に最終回「笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号」が放送された。
  5. ^ 当時は『決定!土曜特集 オレたちひょうきん族』というタイトルで、プロ野球中継雨傘番組として不定期に放送されていた。レギュラー放送となったのは同年10月10日放送分から(この時から『決定!土曜特集』のタイトルを削除)。
  6. ^ 当時は「オレたちひょうきん族 ザ・ベストテン」で、司会役も島田紳助山村美智子(当時局アナ。現:美智)ではなく、さんまと栗山順子だった。
  7. ^ 第1回であるため、映像に出ているおニャン子クラブには、直後に「週刊文春喫煙事件」で解雇される5名(会員番号1番・2番・3番・7番・10番)がいるが、映像ではその5名を映さない様にした。
  8. ^ 番組での楠田の台詞や、映像テロップでは『オールスター大運動会」(『紅白』が無い)となっていたが、このタイトルが正しい。
  9. ^ 歴代宣誓場面を再編集し、一本の宣誓文になるように構成。映像に出た宣誓者は、宝田明天地真理研ナオコ&西城秀樹桜田淳子ピンク・レディー野口五郎松田聖子&広岡瞬&高田みづえ松原智恵子
  10. ^ ヴィレッジ・シンガーズ尾藤イサオ若水ヤエ子畠山みどり應蘭芳山東昭子大信田礼子岸ユキなど。
  11. ^ ただし1985年大会は内容が大幅に変更され、「聖火入場」は一切無く(聖火が灯っている聖火台のセットは設置)、競技も「100m競争」や「混合リレー」などといった、今まで行った競技は無く(「走り高跳び」のみ継続)、「バスケットボール」・「バレーボール」や、競技会場(国立代々木競技場)屋外で当時開催されていた「国際スポーツフェア」会場を使用した「体力テスト」・「ミニサッカー」(さんまととんねるず木梨憲武が挑戦)などで構成されていた。なお番組はその後、1994年から1996年まで『ものまね王座決定戦』出演者メインで復活した。
  12. ^ 当番組が放送当時も予告ラストは「投げ食い」だった。現在も行われている「じゃんけん」になったのは1991年10月20日放送分から。
  13. ^ 本特番の放送当時は『夜のヒットスタジオDELUXE』。
  14. ^ 現在はスタッフクレジットと共にニュープリント化されている。
  15. ^ 本特番の放送当時は『新春スターかくし芸大会』(『新春かくし芸大会』となったのは6年後の1994年大会から)。なお「フジっ子クイズ」ラストの早押しクイズでは、山田邦子がこのタイトルで答えたが「正解」とされた。
  16. ^ 本特番放送翌日の4月1日に最終回、20年の歴史に幕を下ろした。
  17. ^ 本特番放送の11年後の同日(1999年3月31日)には番組最終回を迎え、番組最後の1年間は『ナイスデイ』と題して放送していた。
  18. ^ この時期の『土SP』の通常枠は14:30 - 15:50。
  19. ^ 土曜ワイド』(関東ローカル)は休止され、15:55のミニアニメことわざハウス』は17:49 - 18:00に繰り下げ、2本立て編成にした。

関連項目

編集