ビタミン欠乏症
ビタミン欠乏症(ビタミンけつぼうしょう)とは、ビタミンの不足によって起こる症状の総称である。摂取総カロリーが欠乏しがちな発展途上国のみならず先進国においても問題となっている[1]。
分類
編集脂溶性ビタミン
編集ビタミンA欠乏症
編集- 症状
- 治療:欠乏ビタミンを3000 - 10000IU/日内服
ビタミンD欠乏症
編集- 治療:1α-OH-D3を1 - 2μg/日内服
ビタミンE欠乏症
編集- 治療:欠乏ビタミンを10 - 300mg/日内服
ビタミンK欠乏症
編集- 症状
- 出血傾向、新生児メレナ
- 治療:欠乏ビタミンを10 - 50mg/日筋注
水溶性ビタミン
編集ビタミンB1欠乏症
編集- 治療:欠乏ビタミンを10 - 100mg/日内服もしくは100 - 200mg/日静注
ビタミンB2欠乏症
編集- 治療:欠乏ビタミンを30 - 50mg/日内服
ビタミンB6欠乏症
編集- 治療:欠乏ビタミンを5 - 100mg/日内服
パントテン酸欠乏症
編集- 症状
- 四肢のしびれ感、足の灼熱感
- 治療:欠乏ビタミンを50 - 100mg/日内服
ナイアシン(ビタミンB3)欠乏症
編集葉酸欠乏症
編集- 治療:欠乏ビタミンを10 - 20mg/日内服
ビタミンB12欠乏症
編集- 症状
- 巨赤芽球性貧血(悪性貧血)、ハンター舌炎、末梢神経炎、亜急性連合脊髄変性症 、だるさ、めまい、動悸、息切れのほか、手足のしびれや精神的落ち込み
- 治療:欠乏ビタミンを1mg筋注
ビオチン欠乏症
編集- 治療
- 先天性ビオチン欠乏症 欠乏ビタミンを5mg - 20mg/日(血中半減期が3時間のため1日3等分に分けて内服)
ビタミンC欠乏症
編集- 治療:欠乏ビタミンを50 - 2000mg/日内服
脚注
編集注釈
編集出典
編集関連項目
編集外部リンク
編集- 美濃眞、日本ビタミン学会が推奨する臨床検査検体試料のビタミン測定法 『ビタミン』 2000年 74巻 10号 p.501-515, doi:10.20632/vso.74.10_501