ヒルダ (小惑星)
小惑星
ヒルダ[1] (153 Hilda) は、小惑星帯の外縁部に位置するかなり大きな小惑星の一つ。 表面は炭素化合物で覆われており暗い。
ヒルダ 153 Hilda | |
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ヒルダの軌道。青がヒルダ、
赤が惑星(一番外側の赤は木星)、 黒が太陽。 | |
分類 | 小惑星 |
軌道の種類 | 小惑星帯 (ヒルダ群) |
発見 | |
発見日 | 1875年11月2日 |
発見者 | ヨハン・パリサ |
軌道要素と性質 元期:2008年5月14日 (JD 2,454,600.5) | |
軌道長半径 (a) | 3.979 AU |
近日点距離 (q) | 3.425 AU |
遠日点距離 (Q) | 4.534 AU |
離心率 (e) | 0.139 |
公転周期 (P) | 7.94 年 |
軌道傾斜角 (i) | 7.82 度 |
近日点引数 (ω) | 39.86 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 228.22 度 |
平均近点角 (M) | 36.89 度 |
物理的性質 | |
直径 | 170.63 km |
自転周期 | 5.11 時間 |
スペクトル分類 | C |
絶対等級 (H) | 7.48 |
アルベド(反射能) | 0.0618 |
色指数 (B-V) | 0.669 |
色指数 (U-B) | 0.243 |
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ヒルダの公転周期は木星と2:3の軌道共鳴になっており、同じような軌道を持つ小惑星のグループはヒルダ群と呼ばれる。ただし物理的な性質がそれぞれ異なるため、ヒルダ「族 (Family)」とは呼ばれない。
1875年11月2日にオーストリアの天文学者・ヨハン・パリサがポーラ(現クロアチア領プーラ)で発見し、天文学者テオドール・オッポルツァーの娘に因んで名付けられた。
光度曲線の振幅は小さく、球体に近い形をしていると考えられていたが、2002年12月31日に日本で掩蔽が観測され、楕円体であることが判明した。
出典
編集- ^ 『オックスフォード天文学辞典』(初版第1刷)朝倉書店、344頁。ISBN 4-254-15017-2。
関連項目
編集外部リンク
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