ハピリン
ハピリン（Happiring）は、福井県福井市中央にある超高層ビルである。
| ハピリン | |
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 ハピリン
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  ハピリン | |
| 施設情報 | |
| 所在地 | 福井県福井市中央一丁目2番1号 |
| 座標 | 北緯36度3分40.9秒 東経136度13分19.2秒 / 北緯36.061361度 東経136.222000度座標: 北緯36度3分40.9秒 東経136度13分19.2秒 / 北緯36.061361度 東経136.222000度 |
| 状態 | 完成 |
| 着工 | 2013年9月[1] |
| 竣工 | 2016年4月21日[3] |
| 開業 | 2016年4月28日 |
| 用途 | 共同住宅・店舗 |
| 建設費 | 約137億円[2] |
| 地上高 | |
| 高さ | 91.6m[3] |
| 各種諸元 | |
| 階数 | 地上21階、地下2階建 |
| 敷地面積 | 5,554.06 m² |
| 建築面積 | 4,614.00 m² |
| 延床面積 | 35,136.82 m² |
| 構造形式 | 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造 |
| 戸数 | 88戸 |
| 関連企業 | |
| 設計 | アール・アイ・エー |
| 施工 | 竹中工務店 |
| デベロッパー | 福井駅西口開発 |
低層階は複合商業施設、高層階はマンションとなっており、開業当時は福井県内で最も高い建築物[3][4]であったが、2024年に北西斜め向かい側に開業したFUKUMACHI BLOCKの2棟がこれを抜き、現在は第3位となっている。
概要
編集福井駅周辺の活性化のための大規模な再開発事業となる福井駅西口中央地区第一種市街地再開発事業によって建設された[5][6]。住宅部分はシンフォニアタワーコート福井として分譲された。名称は公募で選ばれ、「福井」から福（幸福）、井（井戸）の英語の単語、HappyとRingの造語（和製英語）が由来となっている[6]。昇降機設備は全て日立製。[要出典]当初はホテル[7]やNHK福井放送局[8]を誘致する計画であったが、いずれも頓挫[9]。高層階は住宅のみに変更され、代わりに低層部にプラネタリウム（現在のセーレンプラネット）等が追加された[10]（詳細は次項）。
歴史
編集福井駅西口の再開発は、2002年1月に生活創庫福井店の閉店が契機となった[1]。中心市街地の空洞化に危機感を持ち、福井県や福井市、経済界、地元地権者が同年4月に再開発の基本構想を策定。2006年には地権者による再開発準備組合が設立され、2008年3月には福井市が西日本旅客鉄道（JR西日本）から用地を取得した[1]。
2008年、当初の再開発の中核となったホテルの誘致への協力は厳しいと福井商工会議所から回答があり断念。その後、NHK福井放送局の移転を福井市長の東村新一が日本放送協会（NHK）本部へ要請したものの、NHKから「事業参画は困難」と回答。2011年に計画を白紙とした。この背景には、NHK会長が橋本元一から福地茂雄に変わり、福地体制の経営方針により各地のNHKの移転が一時中断したとも言われている[1]。
NHK移転を断念した福井市は計画を再度策定。福井市自然史博物館で使用されなくなった映像資料を活用し、プラネタリウムを備えた博物館分館の整備と、雨で中止になっていた西口のイベントの開催率を上げるために「屋根付き広場」を備えた整備案を2011年に策定[1]。翌年に事業計画が認可され、2013年9月に着工。2016年4月28日に開業となった[6]。
施設
編集詳細は、公式サイトのフロアマップを参照。
交通
編集- 北陸新幹線・ハピラインふくい線・えちぜん鉄道勝山永平寺線 福井駅 西口（福井城址口）より徒歩すぐ
- 福井鉄道福武線 福井駅停留場より徒歩すぐ
脚注
編集- ^ a b c d e 細川善弘「ふくい平成あの時、その後 22 JR福井駅西口再開発、ハピリン開業」『福井新聞』2019年4月7日、4面。
- ^ “葉加瀬氏制作、一乗谷朝倉氏遺跡テーマ曲が完成 福井”. 産経ニュース. (2015年10月8日) 2021年6月2日閲覧。
- ^ a b c “福井市活性の核「ハピリン」完成 28日、福井駅西口にオープン”. 産経ニュース. (2016年4月22日) 2021年6月2日閲覧。
- ^ “再生エネは本当に頼りになるの? 福井県あわら市沖で洋上風力発電計画”. 福井新聞ONLINE. (2020年11月24日). オリジナルの2020年11月23日時点におけるアーカイブ。 2021年2月11日閲覧。
- ^ 福井駅周辺のまちづくり(福井市公式サイト)
- ^ a b c “福井駅西口再開発ビル「ハピリン」開業 中心市街地の新たなシンボルに”. 福井経済新聞. (2016年4月28日) 2019年4月14日閲覧。
- ^ “福井駅前ホテル誘致、市が後押し 民間再開発で福井市長「力注ぐ」”. 福井新聞ONLINE. (2020年1月9日). オリジナルの2020年12月13日時点におけるアーカイブ。 2021年2月11日閲覧。
- ^ a b “セーレンプラネット赤字で市長追及 福井市議会で通告なく質問、対決姿勢あらわ”. 福井新聞ONLINE (2019年7月4日). 2020年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月11日閲覧。
- ^ https://www.city.fukui.lg.jp/sisei/tkeikaku/sigaiti/8teian_d/fil/110830-1.pdf
- ^ 都市計画変更の概要について（第25回福井市都市計画審議会資料)(福井市公式サイト)
- ^ “福井）セーレンプラネットの新制服 宇宙テーマに作成”. 朝日新聞デジタル. (2017年5月7日). オリジナルの2017年5月7日時点におけるアーカイブ。 2021年2月11日閲覧。
- ^ “福井市自然史博物館分館の名称は「セーレンプラネット」”. 産経ニュース. (2015年6月19日) 2021年6月2日閲覧。
- ^ “JR福井駅「ハピリン」始動 食の拠点、屋根付き広場”. 北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ（福井新聞）. (2016年4月29日) 2019年4月14日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集
- ハピリン
- ハピリンモール (@happiring_) - X（旧Twitter）
- ハピリン（福井駅西口 複合商業施設） (happiring) - Facebook
- セーレンプラネット（福井市自然史博物館分館）