ハナミズキ (曲)

一青窈の楽曲

ハナミズキ」は、一青窈の5枚目のシングルであり、代表曲の1つ。2004年2月11日にコロムビアミュージックエンタテインメント(現・日本コロムビア)より発売された。初回盤はモノクロジャケット仕様。

「ハナミズキ」
一青窈シングル
初出アルバム『一青想
B面 年年歳歳
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル コロムビアミュージックエンタテインメント
プロデュース 武部聡志
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 4位(オリコン[1]
  • 2004年3月度月間9位(オリコン)
  • 2004年度年間30位(オリコン)
  • 2005年度年間80位(オリコン)
  • 登場回数136回(オリコン)
  • 一青窈 シングル 年表
    江戸ポルカ/夢なかば
    2003年
    ハナミズキ
    2004年
    影踏み
    2005年
    ミュージックビデオ
    ハナミズキ - YouTube
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    概要

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    タイトルの元になった ″ハナミズキ″ は、一青窈が学生時代によく行った世田谷区内の二子玉川にある「ドッグウッドプラザ[注 1]」にちなんでいる。アメリカ同時多発テロ事件発生時、ニューヨークにいた友人からのメールをきっかけに、一週間ほどで書いた詞であった。作詞当時は、A4用紙3枚程で ″テロ″、″散弾銃″ といった言葉があり、一青曰く「挑戦的な詞」であったという。その詞を削っていって「君と好きな人が百年続きますように」のフレーズにたどり着いたのは、一青自身も不思議に思っているという。

    曲が初めて発表されたのは、リリースの約1年前の2003年4月に池上本門寺で行われた初の野外ライブ「月天心~しゅるり」であった。発表当時は、3番の歌詞の一部は歌唱前に読まれていた。なお、その模様はライブDVD「姿見一青也」に収録されている。

    PVでは、歌詞に合わせて手話を取り入れている。第58回NHK紅白歌合戦では、大学生時代のサークルの友人と共に手話を行いながらの「ハナミズキ」を披露した。

    2004年のライブツアー「てとしゃん」での機材輸送トラックのコンテナにハナミズキの通常版ジャケットからの写真があしらわれていた。ツアーの最終公演では、来場者3700名にハナミズキの苗木がプレゼントされた。

    2004年のアテネ五輪女子マラソン金メダルを獲得した野口みずきの名前の由来であったことも手伝って、2000年シドニー五輪高橋尚子がマラソンにおいて金メダルを獲得)の時のhitomiの「LOVE 2000」に続く、金メダルソングとしても話題となった。

    2006年12月のよみうりランドで行われた初のフリーライブ「BESTYO Free CONCERTYO」の当日の天気は曇り空であったが9曲目の「ハナミズキ」のサビを歌い出した途端、空が晴れ日光が一青をスポットライトのように照らし、幻想的な雰囲気になったという。

    2009年11月に、この歌のイメージを実写化した同名映画が制作されると発表された。2010年8月に公開され、興行収入が28億円を超える大ヒットとなった。

    2015年7月29日に、リリースされた一青にとって2作目となるカバーアルバム「ヒトトウタ」でも、「ハナミズキ」はセルフカバーされ、母校の森村学園の生徒と一緒に歌い上げた。

    また、歌手の間でも歌われることが多く、2006年の鎌倉でのライブイベントで共演した森山良子に絶賛された。また、作曲者であるマシコタツロウのアルバム『歌う声を聞けば』をはじめ、徳永英明の『VOCALIST』、甲斐よしひろの『10 Stories』といったカバーアルバムに収録されている。また、ラジオ番組では福山雅治がギターでの弾き語りをした。2018年アクト・アゲインスト・エイズひとり紅白歌合戦」において桑田佳祐による歌唱も披露された。

    チャート成績・その他のランキング

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    オリコンの週間シングルランキングでは125週連続、累計では136週のチャートインとなった[1]。カラオケランキングでは90週連続でTOP5入りとなるロングヒットを記録。2007年度の年間ランキングでは6位となった。

    表題曲は日本音楽著作権協会(JASRAC)の著作権使用料分配額(国内作品)ランキングで2005年度の年間9位[2]2013年度の年間10位[3]2015年度の年間5位[4]を獲得した。

    第一興商が、自社の通信カラオケDAM』がサービスを開始した1994年4月から2018年10月までのデータを集計したところ、「ハナミズキ」は全楽曲中平成で最も歌われた楽曲であったことがわかった[5]。また、2023年12月に発表された、DAM誕生以来の30年間カラオケランキングにおいて、楽曲別1位に「ハナミズキ」が輝いた[6]

    収録曲

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    (全曲 作詞:一青窈/編曲:武部聡志

    1. ハナミズキ
      作曲:マシコタツロウ
    2. 年年歳歳
      作曲:武部聡志
    3. ハナミズキ(instrumental)

    タイアップ

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    ハナミズキ
    年年歳歳

    受賞

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    作品収録

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    ハナミズキ

    カバー

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    記載のない場合はアルバムに収録。

    リリース アーティスト 収録作品 備考
    2004年12月1日 マシコタツロウ 『歌う声を聞けば』 作曲者によるセルフカバー
    2005年9月14日 徳永英明 VOCALIST
    2007年2月7日 甲斐よしひろ 10 Stories
    2007年3月7日 Sotte Bosse innocent view
    2007年8月22日 美吉田月 『pure flavor #1〜color of love〜』
    2007年11月7日 中西保志 Standards2
    2007年12月8日 DUNCAN'S DIVAS(Snuffのダンカン・レッドモンズ) 『Sticks Up Girls』
    2008年3月5日 森山良子 『春夏秋冬』
    2008年6月4日 石原詢子 しあわせ演歌・石原詢子です
    2009年4月22日 エンカのチカラ -GORGEOUS 90's-00's- 石川さゆり細川たかしら演歌歌手によるコンピレーションアルバム
    2008年10月1日 Dew 『花図鑑 別冊』
    2008年11月26日 エリック・マーティン 『Mr. Vocalist』 英語でのカバー
    2009年2月25日 沢田知可子 『歌姫ものがたり』
    2010年3月10日 rice 『Lovers』
    2010年8月4日 cargo×seira 『FLOWER SHOWER』 英語でのカバー
    2010年9月22日 新垣結衣
    2011年11月2日 岩崎良美 色彩の主人公
    2013年1月16日 JOY 『JOY COVERS』
    2013年1月23日 Super Junior-K.R.Y. Promise You
    2013年11月6日 岩佐美咲 リクエスト・カバーズ
    2013年12月18日 青木隆治 『VOICE 200X』
    2014年1月19日 華風月 『THEME OF 華風月』
    2014年9月12日 keity,pop 『皆で歌おう!すぐに歌って騒げるEDM×J-POPカヴァーvol.1』
    2015年1月1日 May J. May J. W BEST -Original & Covers-
    2015年1月28日 中森明菜 歌姫4 -My Eggs Benedict-
    2015年6月10日 松崎しげる 『私の歌 ~リスペクト~』
    2017年4月26日 安達垣愛姫(大橋彩香 政宗くんのリベンジ Blu-ray&DVD 第2巻特典CD』
    2018年6月20日 天童よしみ 『VOICE』
    2019年3月20日 堀優衣 テレビ東京系 「THEカラオケ★バトル」 5th Anniversary BEST
    2019年4月24日 Baby Boo 『花が咲く日は』
    2019年6月5日 桑田佳祐 ライブビデオ『平成三十年度! 第三回ひとり紅白歌合戦
    2019年11月27日 童田明治 『IMAGINATION vol.2』[7]
    2020年2月26日 ソンジェ 『男の花道~SUNGJE'S JAPANESE SONGBOOK~』
    2021年1月20日 森内寛樹 Sing;est
    2021年11月17日 大江裕 『TRY~大江裕J-POPを歌う~』
    2022年3月16日 五木ひろし 『DREAM -五木ひろし J-POPを唄う-』
    2022年5月12日 大泉洋 CM『ヤクルト本社ヤクルト400W「人生100年時代」編』 [8]

    脚注

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    注釈

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    1. ^ ハナミズキは英語でドッグウッド(dogwood)。

    出典

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    関連項目

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    1. ^ JOYSOUND平成カラオケランキング”. JOYSOUND.com. 2020年9月6日閲覧。