ハクチョウ属(ハクチョウぞく、Cygnus)は、鳥綱カモ目カモ科に属する属。別名コブハクチョウ属[1]

ハクチョウ属
オオハクチョウ Cygnus cygnus
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
亜界 : 真正後生動物亜界 Eumetazoa
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
上綱 : 四肢動物上綱 Tetrapoda
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: ハクチョウ属 Cygnus
Bechstein, 1803

分布

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アフリカ大陸北部、北アメリカ大陸南アメリカ大陸ユーラシア大陸オーストラリア[2][3][4]

形態

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最大種はナキハクチョウ[3]。全長150-180センチメートル[2]。翼長オス60.5-65センチメートル、メス58.5-60.1センチメートル[3]。翼開張230-260センチメートル[2]。本属のみならずカモ科最大種[2]。頸部は非常に長い[3][4]。眼先には羽毛がなく、皮膚が裸出する[2]

後肢は短く[3]、陸上をうまく歩行することができない[4]

分類

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生態

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湖沼などに生息する[3]。飛翔するときは羽ばたきながら水面を助走してから飛翔する[3]

水面で逆立ちになりながら上半身だけ潜水し、採食を行う[3]

繁殖形態は卵生。2-10個の卵を産む[3]。抱卵期間は30-40日[3]

人間との関係

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属名Cygnusはラテン語で「白鳥」の意[1]。多くの人の目を惹きつけるきれいな鳥として人気があり、越冬する湖(瓢湖御宝田遊水池など)などは観光地となることがよくある。バレエ音楽の白鳥の湖や、童話のみにくいアヒルの子などといった作品でも取り上げられて人気の鳥である。

しかし一方では稲などを食べ荒す害鳥とみなされることもある。

画像

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参考文献

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  1. ^ a b 安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社2008年、77頁。
  2. ^ a b c d e 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版2000年、109-113頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育 (ガンカモ目)』、財団法人東京動物園協会、1980年、10、12、18-20、22-23頁。
  4. ^ a b c 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥I』、平凡社1986年、104-115頁。

関連項目

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