ノコギリハゼ科
スズキ目ハゼ亜目の科
ノコギリハゼ科 (学名:Butidae) は、ハゼ亜目の分類群の一つ[1]。ホシマダラハゼなど、世界中の海の熱帯から温帯域にかけ分布し、河川や沿岸部に生息する[2]。
ノコギリハゼ科 | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ホシマダラハゼ Ophiocara ophicephalus
| |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||
Butidae Bleeker, 1874 | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
sleeper gobies |
形態・生態
編集腹鰭は左右に分かれ、側線管は無い[1][2]。かつてはカワアナゴ科の一亜科とされていたが、現在は独立した科となっている。カワアナゴ科とは尾鰭分節軟条が17本であることで見分けられる。インド・太平洋、大西洋の熱帯域から温帯域にかけ分布し河川や沿岸部に生息する。本科に分類されるマーブルゴビーは全長は30cmを超え、80cm近い個体も記録されているハゼ亜目最大種である。
分類
編集11属が分類される[2]。
- ジャノメハゼ属 Bostrychus 9種
- ノコギリハゼ属 Butis 6種
- Incara 属 1種
- Kribia 属 4種
- Odonteleotris 属 3種
- ホシマダラハゼ属 Ophiocara 5種
- Oxyeleotris 属 17種
- Paloa 属 2種
- Parviparma 属 1種
- Pogoneleotris 属 1種
- Prionobutis 属 2種
脚注・参考文献
編集- ^ a b 鈴木寿之、渋川浩一(解説)、矢野維幾(写真)『新版 日本のハゼ』瀬能宏(監修)、平凡社、2021年、pp.22-23頁。ISBN 978-4-582-54261-5。
- ^ a b c “FAMILY Details for Butidae - Marine gudgeons - FishBase”. Fishbase. 2022年12月17日閲覧。