トンガリロ山
ニュージーランドの山
トンガリロ山(トンガリロさん、英: Mount Tongariro、マオリ語: Tongariro)はニュージーランドの北島中央部にある標高1,978mの火山である。トンガリロ国立公園に属する。大型のカルデラ湖であるタウポ湖から南西に20kmほどの位置にある。
トンガリロ山 | |
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西南西から見たトンガリロ複合火山の全体像。 左がトンガリロ山。右がナウルホエ山。 | |
標高 | 1,978[1] m |
所在地 | ニュージーランド 北島 |
位置 | 南緯39度08分00秒 東経175度38分30秒 / 南緯39.13333度 東経175.64167度座標: 南緯39度08分00秒 東経175度38分30秒 / 南緯39.13333度 東経175.64167度[1] |
山系 | タウポ火山帯 |
種類 | 複合火山 |
最新噴火 | 2012年11月21日 |
プロジェクト 山 |
概要
編集トンガリロ複合火山としては南に接する円錐形のナウルホエ火山(2,291m)も含む。この複合火山の南には大型のルアペフ火山(2,797m)がある。
トンガリロ一帯の山々は、活火山が多くタウポ火山帯と呼ばれている。トンガリロ山は、記録に残る中で、1839年以降1975年まで70回以上噴火している[2]。
また、古代からマオリ族の信仰対象として崇められ、ルアペフ山・ナウルホエ山を含めてトンガリロ国立公園として1993年に世界遺産の複合遺産に登録されている。
記録に残る噴火
編集- 1948年 - 1949年
- 3週間にも及ぶ爆発的噴火。
- 1954年
- 大量の溶岩が麓直下に傾れ込み、大被害を負った。
- 1973年 - 1975年
- 1973年1月頃に噴火発生。爆発的噴火が2年にも及んだ。
- 1980年7月7日
- 山の北側で噴火発生。
- 2012年8月6日
- 深夜に噴火。噴煙は上空およそ6,100mまで達し、国内線が欠航になったり、高速道路が一時閉鎖になるなどの影響が出た。ニュージーランド地質核科学研究所の発表によると、これほどの大きな火山活動が起きたのは1897年以来だという[3]。
- 2012年11月21日
- 現地時間の昼に噴火。8月6日に噴火したときと同様、上空に大量の火山灰を噴き上げた。現地の防災当局は、噴火は小規模なものだと説明している[4]。
画像解説
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北から
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ナウルホエ山から見た山頂部
右奥にブルー湖 -
エメラルドレイクス
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北麓から北西部のコーン
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トンガリロ国立公園
中央右上がトンガリロ山
脚注
編集- ^ a b Tongariro - Smithsonian Institution: Global Volcanism Program、2017年7月閲覧
- ^ “歴史的な火山活動(トンガリロ山)” (英語). 2009年3月23日閲覧。
- ^ “ニュージーランドのトンガリロ山が噴火、国内線などに影響”. AFPBB News. (2012年8月7日) 2012年8月8日閲覧。
- ^ “NZのトンガリロ山が噴火”. AFPBB News. (2012年11月21日) 2012年12月14日閲覧。