トゲチャクワラ
トゲチャクワラ[4] (Sauromalus hispidus)は、爬虫綱有鱗目イグアナ科に分類されるトカゲの一種。別名エンジェルアイランドチャクワラ[5]。
トゲチャクワラ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Sauromalus hispidus Stejneger, 1891[1][2][3] | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Black chuckwalla[1][2] Spiny chuckwalla[1][2][3] Angel Island chuckwalla[4] | ||||||||||||||||||||||||||||||
分布
編集メキシコ(アンヘルデラグアルダ島などの、カリフォルニア湾北西部の島嶼)[1]
形態
編集全長60センチメートルと、属内でも大型[5]。頚部には、棘状の鱗が並んでいる[5]。種小名hispidusは、ラテン語で「とげのある・とげの多い」の意[3]。
生態
編集砂漠や藪地に生息する[1]。昼行性で、夜間は巣穴や岩の隙間などで休む[1]。属内ではもっとも樹上棲傾向が強く、樹上に開花した花を食べることと関連があるとされる[1]。
人間との関係
編集降雨量による生息数の変動があり、干ばつなどによる影響が懸念されている[1]。ペットとして流通することもあり、その採集による影響も懸念されている[1]。一方で主な生息地であるアンヘルデラグアルダ島は無人島で、保護区にも指定されている[1]。
ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。飼育下繁殖個体が流通する[5]。同属で主に流通するキタチャクワラ Sauromalus aterよりも丈夫で、低温などの環境の変化にも強いとされる[5]。
出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l Montgomery, C.E. & Mayer, G.C. 2010. Sauromalus hispidus. The IUCN Red List of Threatened Species 2010: e.T174482A7078617. doi:10.2305/IUCN.UK.2010-4.RLTS.T174482A7078617.en. Downloaded on 06 July 2019.
- ^ a b c d Larry J. Buckley, Kevin de Queiroz, Tandora D. Grant, Bradford D. Hollingsworth, John B. Iverson(Chair), Stesha A. Pasachnik, and Catherine L. Stephen(Iguana Taxonomy Working Group), "A Checklist of the Iguanas of the World (Iguanidae; Iguaninae)," Herpetological Conservation and Biology, Volume 11, 2016, Pages 4-46.
- ^ a b c d Sauromalus hispidus. Uetz, P., Freed, P. & Hošek, J. (eds.) (2019) The Reptile Database, http://www.reptile-database.org, accessed 22 Apr 2019.
- ^ a b 『トカゲ大図鑑 イグアナ下目編』266頁
- ^ a b c d e 海老沼剛 「トゲチャクワラ」『爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ1 アガマ科&イグアナ科』、誠文堂新光社、2004年、77頁。
参考文献
編集- 中井 穂瑞領『ディスカバリー 生き物・再発見 トカゲ大図鑑 イグアナ下目編』、誠文堂新光社、2024年。