ディヤウス
ディヤウス(द्यौस्、dyaus)あるいはディヤウシュ・ピトリ(द्यौष्पितृ、dyauṣpitṛ)は、ヴェーダに見える神格[1]。天空神であり、雷、雨、豊穣を司る神である。地母神であるプリティヴィー(pṛthvī)の夫であり、ウシャス、アグニ、インドラの父[1]。リグ・ヴェーダ(VII-70-3)では、諸々の河はディヤウスの末娘であるとされる[2]。 他の印欧語族の天空神、例えばギリシア神話のゼウス、ローマ神話のユーピテル、北欧神話のテュールと起源、語源を共有する。
妻のプリティヴィー(mātā pṛthvī)と合わせて、「ディヤーヴァー・プリティヴィー(dyāvā pṛthivī)」という天地両神とされる事も多い。
初めは主神であったが、インドラなどにその地位を奪われていく。
脚注
編集- ^ a b Charles Russell Coulter、Patricia Turner『Encyclopedia of Ancient Deities』、Routledge、2013年7月
- ^ Jacob Ensink、Peter Gaeffke『India Maior: Congratulatory Volume Presented to J. Gonda』、Brill Archive、1972年、p. 104
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参考文献
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