テレフォニカ
テレフォニカ(西: Telefónica, S.A.)は、スペイン・マドリードに本拠を置く大手通信事業者。スペインおよびスペイン語圏のラテンアメリカ諸国で最大の通信事業者であり、イギリス・ドイツ・アメリカ合衆国などでも事業を展開している。マドリード証券取引所、ロンドン証券取引所、ニューヨーク証券取引所上場企業(BMAD: TEF、LSE: TDE、NYSE: TEF)。
マドリードの本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
BMAD: TEF LSE: TDE NYSE: TEF |
本社所在地 |
スペイン マドリード |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 電気通信業 |
従業員数 | 104,150 |
主要子会社 |
テレフォニカ・ヨーロッパ モビスター テレフォニカ・ブラジル テラ・ネットワークス ヴィーヴォ |
外部リンク | https://www.telefonica.com/en/ |
傘下には、テレフォニカ・モバイルズ(スペイン最大の携帯電話会社)、Terra S.A.(インターネットサービス会社)、TPIなどがある。
沿革
編集1924年にコンパニーア・テレフォニカ・ナショナル・デ・エスパーニャ(Compañía Telefónica Nacional de España、CTNE)として設立される。1997年にスペイン政府は電気通信市場を自由化し、国内唯一の通信業者であったテレフォニカを民営化した。現在でも国内市場における優位性を保っている。2005年7月、ポータルサイトLycosを当時運営していたTerra Lycos社の買収を完了した[1]。
2006年にはイギリスの携帯電話会社O2 plcを買収して子会社とし[2] 、O2ブランドによりイギリスやドイツのモバイル通信においても有力な地位を保持している。2015年、O2を香港のハチソン・ワンポアに売却する計画が浮上したが[3]、2016年4月、イギリス当局が反対を表明[4]、5月、競争を阻害するとして欧州委員会により阻止された[5]。
2009年よりチャイナ・ユニコムと業務提携を行っている[6]。また2013年10月より、NECと提携し、仮想CPEの商用化に向けた共同実験を開始[7]、その後も両社の提携関係が継続している[8]。
スポーツへのスポンサー活動
編集モータースポーツへのスポンサー活動を積極的に行っており、4輪競技のパリ・ダカール・ラリーや2005年度のF1世界チャンピオンのルノーF1のスポンサーとしても知られる。(2007年にフェルナンド・アロンソのマクラーレン移籍に伴い、撤退)
当初はスペイン国内の自動車レースだったワールドシリーズ・バイ・ニッサンを設立初期からサポートしてもいる。2輪のロードレース世界選手権にも大規模な活動を行っていたが2005年に一時撤退。2014年シーズンより傘下のモビスターがヤマハ・モトGPのスポンサーとなっている。
2011年シーズンからサイクルロードレースにおいて傘下のモビスターがケス・デパーニュからメインスポンサーを引き継ぐ形でモビスター・チームとして活動している。
出典
編集- ^ “Tef- Terra merger closing” (英語). Trustnet (2005年7月15日). 2017年1月3日閲覧。
- ^ “Telefonica bids £18bn for UK's O2” (英語). 英国放送協会 (2005年10月31日). 2017年1月3日閲覧。
- ^ “テレフォニカ、ハチソンへのO2売却で合意”. ウォール・ストリート・ジャーナル (2015年3月25日). 2017年1月3日閲覧。
- ^ “英当局、O2とスリーの合併阻止求める”. ウォール・ストリート・ジャーナル (2016年4月12日). 2017年1月3日閲覧。
- ^ “EU:ハチソン英通信子会社のO2買収を阻止-競争妨げるとの懸念”. ブルームバーグ (2016年5月11日). 2017年1月3日閲覧。
- ^ “中国聯通とテレフォニカ 中国に合弁会社を設立 ビッグデータ関連サービスを提供”. 週刊BCN+ (2016年1月21日). 2017年1月3日閲覧。
- ^ “NECとテレフォニカ、vCPEソリューションの商用化に向けた共同実証実験”. マイナビニュース (2013年10月15日). 2017年1月3日閲覧。
- ^ “NEC、テレフォニカがvCPE実証実験に成功、商用化に道筋”. ZDNet Japan (2016年6月23日). 2017年1月3日閲覧。