ダンカーク

アメリカの競走馬

ダンカーク(英:Dunkirk[1]は、アメリカ合衆国生産の競走馬種牡馬

ダンカーク
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 芦毛[1]
生誕 2006年1月23日(18歳)[1]
Unbridled's Song[1]
Secret Status[1]
母の父 A.P. Indy[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
生産者 W S Farish, James Elkins & W T Webber Jr[2]
馬主 Mrs John Magnier & Michael Tabor & Derrick Smith[2]
調教師 トッド・プレッチャーアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[2]
競走成績
生涯成績 5戦2勝[1]
獲得賞金 $487,272[3]
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現役時代

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2000年のケンタッキーオークスマザーグースステークスを勝ったシークレットステータス(Secret Status)を母に持つ良血馬で、1歳時に上場された2007年のキーンランドセプテンバーセールでは、370万ドル(約3億8千万円)で落札された[4]

3歳1月にデビューし、初戦から2連勝で挑んだ2009年のフロリダダービーではクオリティロードの2着となる。続くケンタッキーダービーでは2番人気に推されたが、不良馬場の影響でマインザットバードの11着と惨敗した。しかし、ベルモントステークスでは果敢に逃げてサマーバードの2着に入った。通算成績は5戦2勝[4][5]

競走成績

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以下の内容は、EQUIBASEの情報[3]に基づく。

出走日 競馬場 競走名 距離 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
2009.01.24 ガルフストリームパーク 未勝利 ダ7f 1着 E.プラード 5馬身3/4 (Santana Six)
0000.02.19 ガルフストリームパーク アローワンス ダ9f 1着 G.ゴメス 4馬身3/4 (Warrior's Reward)
0000.03.28 ガルフストリームパーク フロリダダービー G1 ダ9f 2着 G.ゴメス 1馬身3/4 Quality Road
0000.05.02 チャーチルダウンズ ケンタッキーダービー G1 ダ10f 11着 E.プラド Mine That Bird
0000.06.06 ベルモントパーク ベルモントステークス G1 ダ12f 2着 J.ヴェラスケス 2馬身3/4 Summer Bird

種牡馬時代

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2010年からアッシュフォードスタッドで種牡馬入り[5]。2013年に初年度産駒がデビューすると、その中からシャンペンステークス(GI)を制し、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルでも2着に入ったハヴァナ(Havana)などの活躍馬が出て、同年の2歳新種牡馬チャンピオンに輝いている[4][5]

2014年10月に日本イーストスタッドへ導入され、地元・浦河の生産者を中心に、リース形式の大型シンジケートが組まれた[4]。2015年から供用が開始され、初年度の種付け料は受胎条件150万円に設定され、150頭の繁殖牝馬を集めた[6]

2018年に日本供用後の初年度産駒がデビュー[注 1]。同年7月29日札幌2Rの2歳未勝利(芝1200m)をキタイが制し、内国産世代の中央初勝利となった[8]。同年、地方競馬のファーストシーズンチャンピオンサイアーとなっている[9]

2024年に種牡馬を引退し、同年7月から北海道沙流郡日高町Yogiboヴェルサイユリゾートファームへ移動し、功労馬として余生を過ごす事となった[10]

主な産駒・海外

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主な産駒・日本輸入後

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グレード制重賞優勝馬

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地方重賞優勝馬

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血統表

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ダンカーク血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 ミスタープロスペクター系
[§ 2]

Unbridled's Song
1993 芦毛
父の父
Unbridled
1987 鹿毛
Fappiano Mr. Prospector
Killaloe
Gana Facil Le Fabuleux
Charedi
父の母
Trolley Song
1983 芦毛
Caro *フォルティノ
Chambord
Lucky Spell Lucky Mel
Incantation

Secret Status
1997 栗毛
A.P. Indy
1989 黒鹿毛
Seattle Slew Bold Reasoning
My Charmer
Weekend Surprise Secretariat
Lassie Dear
母の母
Private Status
1991 栗毛
Alydar Raise a Native
Sweet Tooth
Miss Eva Con Brio
Apolinea
母系(F-No.) (FN:8-g) [§ 3]
5代内の近親交配 Raise a Native 5×4=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [18]
  2. ^ [19]
  3. ^ [18][19]
  4. ^ [18][19]


脚注

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注釈

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  1. ^ 米国生まれで日本に輸入された産駒では、2013年9月14日の新馬戦でキープアットベイが初勝利を記録している[7]

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j ダンカーク(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
  2. ^ a b c Dunkirk | Race Record & Form Racing Post 2018年8月2日閲覧
  3. ^ a b Horse Profile for Dunkirk Equibase 2018年8月2日閲覧
  4. ^ a b c d イーストスタッドにダンカークがスタッドイン 競走馬のふるさと案内所 2014年10月14日付 2018年8月2日閲覧
  5. ^ a b c 種牡馬【ダンカーク(Dunkirk)】が来春より「イーストスタッド」にて供用! 馬市.com 2014年8月5日付 2018年8月2日閲覧
  6. ^ 【2015年度の種付頭数】~イーストスタッド編(ダンカークなど) 馬市.com 2015年11月12日付 2018年8月2日閲覧
  7. ^ ダンカークの産駒成績 netkeiba.com 2018年8月2日閲覧
  8. ^ 【札幌2歳未勝利】キタイが1番人気に応えて初白星!国内生産馬のダンカーク産駒として初勝利 スポーツ報知 2018年7月29日付 2018年8月2日閲覧
  9. ^ ファーストシーズンサイアー”. JBISサーチ. 2019年8月19日閲覧。
  10. ^ Yogiboヴェルサイユリゾートファーム”. X (formerly Twitter). 2024年7月26日閲覧。
  11. ^ Havana(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
  12. ^ El Rey Brillante(CHI)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
  13. ^ Leitone(CHI)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
  14. ^ サウスグラストップ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
  15. ^ エアーポケット|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年4月29日閲覧。
  16. ^ スギノプリンセス”. www.jbis.or.jp. 2022年10月4日閲覧。
  17. ^ サルトアンヘル”. www.jbis.or.jp. 2023年8月16日閲覧。
  18. ^ a b c ダンカーク(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
  19. ^ a b c ダンカーク Dunkirkの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月17日閲覧。

外部リンク

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