ダンカーク
このページ名「ダンカーク」は暫定的なものです。(2018年8月) |
ダンカーク(英:Dunkirk)[1]は、アメリカ合衆国生産の競走馬、種牡馬。
ダンカーク | |
---|---|
品種 | サラブレッド[1] |
性別 | 牡[1] |
毛色 | 芦毛[1] |
生誕 | 2006年1月23日(18歳)[1] |
父 | Unbridled's Song[1] |
母 | Secret Status[1] |
母の父 | A.P. Indy[1] |
生国 | アメリカ合衆国[1] |
生産者 | W S Farish, James Elkins & W T Webber Jr[2] |
馬主 | Mrs John Magnier & Michael Tabor & Derrick Smith[2] |
調教師 | トッド・プレッチャー( アメリカ合衆国)[2] |
競走成績 | |
生涯成績 | 5戦2勝[1] |
獲得賞金 | $487,272[3] |
現役時代
編集2000年のケンタッキーオークス、マザーグースステークスを勝ったシークレットステータス(Secret Status)を母に持つ良血馬で、1歳時に上場された2007年のキーンランドセプテンバーセールでは、370万ドル(約3億8千万円)で落札された[4]。
3歳1月にデビューし、初戦から2連勝で挑んだ2009年のフロリダダービーではクオリティロードの2着となる。続くケンタッキーダービーでは2番人気に推されたが、不良馬場の影響でマインザットバードの11着と惨敗した。しかし、ベルモントステークスでは果敢に逃げてサマーバードの2着に入った。通算成績は5戦2勝[4][5]。
競走成績
編集以下の内容は、EQUIBASEの情報[3]に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2009. 1.24 | ガルフストリームパーク | 未勝利 | ダ7f | 1着 | E.プラード | 5馬身3/4 | (Santana Six) | |
2.19 | ガルフストリームパーク | アローワンス | ダ9f | 1着 | G.ゴメス | 4馬身3/4 | (Warrior's Reward) | |
3.28 | ガルフストリームパーク | フロリダダービー | G1 | ダ9f | 2着 | G.ゴメス | 1馬身3/4 | Quality Road |
5. 2 | チャーチルダウンズ | ケンタッキーダービー | G1 | ダ10f | 11着 | E.プラド | Mine That Bird | |
6. 6 | ベルモントパーク | ベルモントステークス | G1 | ダ12f | 2着 | J.ヴェラスケス | 2馬身3/4 | Summer Bird |
種牡馬時代
編集2010年からアッシュフォードスタッドで種牡馬入り[5]。2013年に初年度産駒がデビューすると、その中からシャンペンステークス(GI)を制し、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルでも2着に入ったハヴァナ(Havana)などの活躍馬が出て、同年の2歳新種牡馬チャンピオンに輝いている[4][5]。
2014年10月に日本のイーストスタッドへ導入され、地元・浦河の生産者を中心に、リース形式の大型シンジケートが組まれた[4]。2015年から供用が開始され、初年度の種付け料は受胎条件150万円に設定され、150頭の繁殖牝馬を集めた[6]。
2018年に日本供用後の初年度産駒がデビュー[注 1]。同年7月29日札幌2Rの2歳未勝利(芝1200m)をキタイが制し、内国産世代の中央初勝利となった[8]。同年、地方競馬のファーストシーズンチャンピオンサイアーとなっている[9]。
2024年に種牡馬を引退し、同年7月から北海道沙流郡日高町のYogiboヴェルサイユリゾートファームへ移動し、功労馬として余生を過ごす事となった[10]。
主な産駒・海外
編集- Havana(シャンペンステークス)[11]
- El Rey Brillante (チリ・タンテオデポトリジョス)[12]
- Leitone(チリ・ドスミルギニーズ)[13]
主な産駒・日本輸入後
編集グレード制重賞優勝馬
編集地方重賞優勝馬
編集血統表
編集ダンカークの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 Unbridled's Song 1993 芦毛 |
父の父 Unbridled1987 鹿毛 |
Fappiano | Mr. Prospector | |
Killaloe | ||||
Gana Facil | Le Fabuleux | |||
Charedi | ||||
父の母 Trolley Song1983 芦毛 |
Caro | *フォルティノ | ||
Chambord | ||||
Lucky Spell | Lucky Mel | |||
Incantation | ||||
母 Secret Status 1997 栗毛 |
A.P. Indy 1989 黒鹿毛 |
Seattle Slew | Bold Reasoning | |
My Charmer | ||||
Weekend Surprise | Secretariat | |||
Lassie Dear | ||||
母の母 Private Status1991 栗毛 |
Alydar | Raise a Native | ||
Sweet Tooth | ||||
Miss Eva | Con Brio | |||
Apolinea | ||||
母系(F-No.) | (FN:8-g) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Raise a Native 5×4=9.38% | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j “ダンカーク(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
- ^ a b c Dunkirk | Race Record & Form Racing Post 2018年8月2日閲覧
- ^ a b Horse Profile for Dunkirk Equibase 2018年8月2日閲覧
- ^ a b c d イーストスタッドにダンカークがスタッドイン 競走馬のふるさと案内所 2014年10月14日付 2018年8月2日閲覧
- ^ a b c 種牡馬【ダンカーク(Dunkirk)】が来春より「イーストスタッド」にて供用! 馬市.com 2014年8月5日付 2018年8月2日閲覧
- ^ 【2015年度の種付頭数】~イーストスタッド編(ダンカークなど) 馬市.com 2015年11月12日付 2018年8月2日閲覧
- ^ ダンカークの産駒成績 netkeiba.com 2018年8月2日閲覧
- ^ 【札幌2歳未勝利】キタイが1番人気に応えて初白星!国内生産馬のダンカーク産駒として初勝利 スポーツ報知 2018年7月29日付 2018年8月2日閲覧
- ^ “ファーストシーズンサイアー”. JBISサーチ. 2019年8月19日閲覧。
- ^ “Yogiboヴェルサイユリゾートファーム”. X (formerly Twitter). 2024年7月26日閲覧。
- ^ “Havana(USA)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
- ^ “El Rey Brillante(CHI)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
- ^ “Leitone(CHI)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
- ^ “サウスグラストップ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
- ^ “エアーポケット|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2021年4月29日閲覧。
- ^ “スギノプリンセス”. www.jbis.or.jp. 2022年10月4日閲覧。
- ^ “サルトアンヘル”. www.jbis.or.jp. 2023年8月16日閲覧。
- ^ a b c “ダンカーク(USA) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年4月17日閲覧。
- ^ a b c “ダンカーク Dunkirkの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年4月17日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post