セラドゥーラ
セラドゥーラ(ポルトガル語: serradura、中国語: 木糠布甸)はポルトガル発祥のデザート[1]。マカオではエッグタルトに次いで挙げられる定番デザートであり[2]、カフェやレストランでも定番デザートとなっている[1]。
細かく砕いたビスケット、生クリームとコンデンスミルクを泡立てたクリームとを交互に重ねて冷やしたスイーツである[3][4]。材料はシンプルであるが、ふわっとした生クリームの層の軽い味わいと、細かく砕いたビスケットの食感との調和が特徴となったデザートである[5]。グラスで提供されるほか[3]、カットされて皿で提供されることもある[2][4]。
「セラドゥーラ」は「おがくず」の意味である[5]。ポルトガルの全土で食されるデザートであるが、生クリームを用いたセラドゥーラは比較的に「モダンな」菓子である[5]。今日では、チョコレートやフルーツソースで味付けしたセラドゥーラや、酒入りのセラドゥーラもある[3][5]。
出典
編集- ^ a b 「マカオ」『W12 世界のカレー図鑑』地球の歩き方、2022年、113頁。ISBN 978-4059198765。
- ^ a b 多和田新也 (2015年9月9日). “統合型リゾートから世界遺産までいろいろな見どころがひしめく街「マカオ」を紹介(その5)”. トラベルWatch. 2023年6月26日閲覧。
- ^ a b c 「マカオ」『W25 世界のお菓子図鑑』地球の歩き方、2022年、173頁。ISBN 978-4059207184。
- ^ a b 溝呂木一美「Chapter 4: ドーナツ探求・海外編」『ドーナツのしあわせ 年間500種類食べる“ドーナツ探求家”の偏愛ノート』 1巻、イースト・プレス、2022年、129頁。ISBN 978-4781621012。
- ^ a b c d “半生もイケル、ポルトガルから来た日本の国民的お菓子”. 日本経済新聞 (2014年1月26日). 2023年6月26日閲覧。