シリンゴル盟
シリンゴル盟(シリンゴルめい、錫林郭勒盟、モンゴル語:ᠰᠢᠯᠢ ᠶᠢᠨ
ᠭᠣᠣᠯ
ᠠᠶᠢᠮᠠᠭ Sili-yin ɣoul ayimaɣ)は中華人民共和国内モンゴル自治区に位置する盟。行政公署はシリンホト市(錫林浩特市)にある。
中華人民共和国 内モンゴル自治区 錫林郭勒盟 | |
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エレンホト口岸 | |
内モンゴル自治区の中のシリンゴル盟の位置 | |
簡体字 | 锡林郭勒 |
繁体字 | 錫林郭勒 |
拼音 | Xīlínguōlè |
カタカナ転写 | シーリングオォールー |
モンゴル文字 | ᠰᠢᠯᠢ ᠶᠢᠨ ᠭᠣᠣᠯ ᠠᠶᠢᠮᠠᠭ |
モンゴル語キリル文字 | Шилийн Гол аймаг |
モンゴル語ローマ字転写 | Sili-yin ɣoul ayimaɣ |
国家 | 中華人民共和国 |
自治区 | 内モンゴル |
行政級別 | 盟 |
面積 | |
総面積 | 202,580 km² |
人口 | |
総人口(2020) | 110.7075 万人 |
経済 | |
電話番号 | 0479 |
郵便番号 | 026000 |
ナンバープレート | 蒙H |
行政区画代碼 | 152500 |
公式ウェブサイト: http://www.nmxlgl.lss.gov.cn/ |
地理
編集域内にはハネガヤ属またはテンキグサ属の植物からなる温帯草原が多く分布し、丘、低地、谷、溶岩台地、砂地など多様な地形がある。草原にはシリンゴル川やジャゲシタイノールなどの湖も存在する。シリンホト市を含む1,078,600ヘクタールはユネスコの「シリンゴル生物圏保護区」に指定され、半乾燥気候の褐色土に分布する草原、半湿潤気候のチェルノーゼムの上に分布する牧草地、草原の上に分布する砂地林および谷にある湿地の4つの生態系からなる[1]。
人口
編集2020年の人口は1,107,075人。漢民族は約65%を占め、モンゴル族は約30%を占める。最大都市はシリンホト市で、総人口の約30%にあたる349953人は同市にいる[2]。
産業
編集羊を飼育する農場が多く、ジャガイモ、小麦と草原産の食用キノコの生産も多い。近年は鉱業と石油産業も盛んであるため、シリンホト市の人口は増加し続ける[1]。
行政区画
編集- 県級市:
- 県:
- 旗:
シリンゴル盟の地図 |
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年表
編集シリンゴル盟
編集- 1949年10月1日 - 中華人民共和国内モンゴル自治区シリンゴル盟が成立。東部連合旗・中部連合旗・西部連合旗・ソニド左旗・ソニド右旗が発足。(5旗)
- 1952年6月6日 - 中部連合旗が西部連合旗に編入。(4旗)
- 1955年2月16日 - ソニド右旗の一部が平地泉行政区チャハル右翼後旗に編入。(4旗)
- 1956年1月25日 - 平地泉行政区チャハル右翼後旗の一部がソニド右旗に編入。(4旗)
- 1956年6月14日 (5旗)
- 1957年1月 - ソニド右旗の一部が分立し、エレン鎮が発足。(5旗1鎮)
- 1957年7月19日 - エレン鎮がエレンホト鎮に改称。(5旗1鎮)
- 1958年9月26日 - チャハル盟ドロンノール県・化徳県・正藍旗・商都鑲黄旗・正鑲白旗・タイブス旗を編入。(2県9旗1鎮)
- 1960年9月13日 (1県9旗1鎮)
- 化徳県が商都鑲黄旗に編入。
- 商都鑲黄旗が鑲黄旗に改称。
- 1963年4月13日 - 鑲黄旗の一部が分立し、化徳県が発足。(2県9旗1鎮)
- 1963年10月23日 - アバグ旗・西ウジムチン旗の各一部が合併し、アバハナル旗が発足。(2県10旗1鎮)
- 1966年1月18日 - エレンホト鎮およびソニド右旗の一部が合併し、エレンホト市が発足。(1市2県10旗)
- 1969年11月 - エレンホト市・ソニド右旗・化徳県がウランチャブ盟に編入。(1県9旗)
- 1980年5月8日 - ウランチャブ盟エレンホト市・ソニド右旗を編入。(1市1県10旗)
- 1983年10月10日 - アバハナル旗が市制施行し、シリンホト市となる。(2市1県9旗)
チャハル盟
編集脚注
編集- ^ a b “Xilingol Biosphere Reserve, China” (英語). UNESCO (2019年7月17日). 2023年1月31日閲覧。
- ^ “【新闻发布】锡林郭勒盟第七次全国人口普查主要数据情况_锡林郭勒盟统计局”. tjj.xlgl.gov.cn (2021年6月2日). 2023年1月31日閲覧。
- ^ 县级以上行政区划变更情况 - 中華人民共和国民政部
- ^ 内蒙古自治区 - 区划地名网