シェイカー (楽器)
シェイカー(Shaker)は、物を振ってリズムを刻む楽器のこと。主にラテン音楽で使用されるが、現代音楽でも繁用されている。
後述の種類(マラカスなど)の上位概念であるが、それらと並ぶ概念としても使われる。
構造・材質
編集密封できる、中空の物に、砂や、小石を入れた物であれば、全てシェイカーと言える。外側の材質としては、ヒョウタンや、木、ヤシの実、蔓を編んだカゴ、金属を用いる。安価な製品であれば、プラスチック製の物もある。
奏法
編集リズムよく振るのが基本的な奏法であるが、この際「サッ、サッ」と言う後を引く様な形ではなく「チッ、チッ」と言う短く歯切れの良い音を出すようにするとよい。また、トレモロ奏法もある。
特殊な演奏方法として、シェイカー自体を膜鳴楽器のバチとして使用することがある。
種類
編集脚注
編集出典
編集参考文献
編集- 網代啓介、岡田知之著 『新版 打楽器事典』 音楽之友社、1994年 ISBN 4276001617