サニーサンデー
サニーサンデー(欧字名:Sunny Sunday、2006年3月21日 - )は、日本の競走馬[1]、誘導馬。主な勝ち鞍に2009年の福島記念。
サニーサンデー | ||||||
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欧字表記 | Sunny Sunday[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 栗毛[1] | |||||
生誕 | 2006年3月21日(18歳)[1] | |||||
登録日 | 2008年6月12日 | |||||
抹消日 | 2013年9月19日 | |||||
父 | マーベラスサンデー[1] | |||||
母 | サニークラッシック[1] | |||||
母の父 | トニービン[1] | |||||
生国 | 日本(北海道浦河町)[1] | |||||
生産者 | 丸村村下ファーム[1] | |||||
馬主 | 宮崎守保[1] | |||||
調教師 | 谷原義明(美浦)[1] | |||||
厩務員 | 石川耕[2] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 21戦3勝[1] | |||||
獲得賞金 | 8242万2000円[1] | |||||
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経歴
編集2歳時(2008年)
編集デビューは11月30日の東京の新馬戦芝2000m。7番人気で逃げるも7着だった。次走の中山の未勝利戦は後方から追い上げるも6着だった。
3歳時(2009年)
編集1月の中山、2月の東京の未勝利戦は3着惜敗で、迎えた3月1日の中山の未勝利戦芝1600mは逃げ切って5戦目で初勝利を飾る。続く4月の中山の500万下の芝1600m戦も逃げ切って2連勝。しかし、ダービートライアルのプリンシパルステークスは逃げるも直線失速して最下位の17着惨敗に終わる。このあと福島のラジオNIKKEI賞に重賞初挑戦。13番人気と低評価だったが、ストロングガルーダの2着に健闘した。秋当初は菊花賞トライアル・セントライト記念を予定していたが体調が整わず断念、放牧した。そして11月21日、同じ福島の福島記念に出走。2番手から押し切り重賞初制覇した。ちなみにサニーサンデーの鞍上は吉田隼人で、2着トウショウシロッコ鞍上は吉田隼人の兄吉田豊で吉田兄弟では初の重賞ワンツーフィニッシュを達成した。
4歳時(2010年)
編集1月5日の中山金杯から始動。スタートからハナに立ち逃げるものの直線で後続馬にかわされ6着に敗れた。続く中山記念では道中3番手で追走するも直線で失速してしまい13着と大敗した。続くダービー卿チャレンジトロフィーでは好位から鋭く伸びて3着と好走した。続く新潟大賞典では先団追走も直線ではまったく伸びず10着と大敗した。7月11日の七夕賞では得意の福島コースということもあってか3番人気に推され、レースでは先団追走も直線で失速し11着と惨敗を喫した。連覇を懸けて福島記念に出走、好位追走も直線で伸びず6着、続くディセンバーステークスでは中団追走も直線で伸びきれず7着だった。
5歳時以降(2011年-2013年)
編集5月8日の都大路ステークスから始動、先団を追走するが直線で失速し10着。この年はこの1走のみに終わり、翌2012年は出走せず、2013年4月7日の福島民報杯で約1年11ヶ月ぶりに復帰し、最下位の16着。その後3走したが勝てず、9月19日付けで競走馬登録を抹消された[3]。
引退後
編集引退後は福島競馬場で乗馬となり[3]、翌2014年より同競馬場で誘導馬として活躍していた[4][5]。2023年に誘導馬を引退。当初は7月23日の開催を最後に引退とされていた[6]が、引退は延期となり、11月12日に行われた第59回福島記念での誘導を最後に引退となった[7]。福島の最終レース終了後には、かつて共に福島記念を制した吉田隼人がウィナーズサークルにおいてサニーサンデーに騎乗するという一幕もあった[8]。
競走成績
編集年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 頭数 | オッズ (人気) |
着順 | 騎手 | 斤量 | 距離(馬場) | タイム (上り3F) |
タイム 差 |
勝ち馬/(2着馬) | |||
2008 | 11. | 30 | 東京 | 2歳新馬 | 11 | 20.7 | (7人) | 7着 | 吉田隼人 | 55 | 芝2000m(良) | 2:06.0 (35.7) | 0.9 | メイショウパルマ | |
12. | 28 | 中山 | 2歳未勝利 | 16 | 13.0 | (5人) | 6着 | 吉田隼人 | 55 | 芝1800m(良) | 1:51.5 (35.9) | 0.6 | ケニアブラック | ||
2009 | 1. | 18 | 中山 | 3歳未勝利 | 16 | 23.6 | (6人) | 3着 | 吉田隼人 | 56 | 芝2000m(良) | 2:04.4 (36.0) | 0.3 | ネオレボルーション | |
2. | 8 | 東京 | 3歳未勝利 | 16 | 17.3 | (6人) | 3着 | 吉田隼人 | 56 | 芝1600m(良) | 1:37.2 (36.0) | 0.8 | ブリッツェン | ||
3. | 1 | 中山 | 3歳未勝利 | 16 | 11.0 | (5人) | 1着 | 吉田隼人 | 56 | 芝1600m(稍) | 1:36.9 (36.3) | -0.6 | (マイネルエデン) | ||
4. | 5 | 中山 | 3歳500万下 | 15 | 3.6 | (2人) | 1着 | 吉田隼人 | 56 | 芝1600m(良) | 1:34.5 (36.1) | -0.3 | (ギンザジャスマック) | ||
5. | 9 | 東京 | プリンシパルS | OP | 17 | 42.9 | (13人) | 17着 | 村田一誠 | 56 | 芝2000m(良) | 2:01.6 (37.1) | 1.7 | ケイアイライジン | |
7. | 5 | 福島 | ラジオNIKKEI賞 | GIII | 16 | 33.0 | (13人) | 2着 | 吉田隼人 | 53 | 芝1800m(良) | 1:48.3 (36.0) | 0.0 | ストロングガルーダ | |
11. | 21 | 福島 | 福島記念 | GIII | 16 | 14.6 | (8人) | 1着 | 吉田隼人 | 51 | 芝2000m(良) | 1:58.6 (36.3) | 0.0 | (トウショウシロッコ) | |
2010 | 1. | 5 | 中山 | 中山金杯 | GIII | 16 | 6.2 | (4人) | 6着 | 吉田隼人 | 54 | 芝2000m(良) | 2:00.9 (36.1) | 0.1 | アクシオン |
2. | 28 | 中山 | 中山記念 | GII | 16 | 8.3 | (4人) | 13着 | 佐藤哲三 | 56 | 芝1800m(不) | 1:54.3 (40.4) | 2.6 | トーセンクラウン | |
4. | 4 | 中山 | ダービー卿CT | GIII | 16 | 6.9 | (5人) | 3着 | 吉田隼人 | 54 | 芝1600m(良) | 1:34.7 (33.9) | 0.4 | ショウワモダン | |
5. | 8 | 新潟 | 新潟大賞典 | GIII | 16 | 7.1 | (4人) | 10着 | 吉田隼人 | 54 | 芝2000m(良) | 1:59.4 (36.6) | 1.7 | ゴールデンダリア | |
7. | 11 | 福島 | 七夕賞 | GIII | 16 | 6.6 | (3人) | 11着 | 吉田隼人 | 54 | 芝2000m(良) | 2:01.1 (36.3) | 0.7 | ドモナラズ | |
11. | 20 | 福島 | 福島記念 | GIII | 15 | 11.2 | (5人) | 6着 | 佐藤哲三 | 54 | 芝2000m(良) | 1:59.3 (35.7) | 0.4 | ダンスインザモア | |
12. | 18 | 中山 | ディセンバーS | OP | 13 | 6.9 | (4人) | 7着 | 佐藤哲三 | 55 | 芝1800m(良) | 1:48.4 (34.7) | 0.5 | ケイアイドウソジン | |
2011 | 5. | 8 | 京都 | 都大路S | OP | 15 | 40.7 | (10人) | 10着 | 国分恭介 | 55 | 芝1800m(良) | 1:46.1 (35.8) | 1.3 | ネオヴァンドーム |
2013 | 4. | 7 | 福島 | 福島民報杯 | OP | 16 | 172.6 | (16人) | 16着 | 黛弘人 | 55 | 芝2000m(不) | 2:07.4 (41.5) | 5.1 | マイネルラクリマ |
6. | 23 | 東京 | パラダイスS | OP | 11 | 166.8 | (11人) | 9着 | 嘉藤貴行 | 55 | 芝1400m(良) | 1:21.8 (35.3) | 1.7 | レッドスパーダ | |
7. | 21 | 福島 | 福島テレビOP | OP | 14 | 36.6 | (11人) | 14着 | 西田雄一郎 | 55 | 芝1800m(良) | 1:50.8 (38.8) | 2.5 | シルクアーネスト | |
8. | 24 | 新潟 | 朱鷺S | OP | 13 | 160.8 | (11人) | 9着 | 嘉藤貴行 | 55 | 芝1400m(良) | 1:21.6 (34.7) | 0.6 | インプレスウィナー |
血統表
編集サニーサンデーの血統(サンデーサイレンス系 / Northern Dancer 12.50% 4x4 ) | (血統表の出典) | |||
父 マーベラスサンデー 1992 栃栗毛 |
父の父 *サンデーサイレンス1986 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 モミジダンサー 1980 |
*ヴァイスリーガル | Northern Dancer | ||
Victoria Regina | ||||
*モミジ | Laugh Aloud | |||
Hold Me Close | ||||
母 サニークラッシック 2000 鹿毛 |
*トニービン 1983 鹿毛 |
*カンパラ | Kalamoun | |
State Pension | ||||
Severn Bridge | Hornbeam | |||
Priddy Fair | ||||
母の母 サニースイフト1988 鹿毛 |
*スイフトスワロー | Northern Dancer | ||
Homeward Bound | ||||
サニーロマン | *ファバージ | |||
ファイナルクイン F-No.1-l |
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “サニーサンデー”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月12日閲覧。
- ^ 『優駿』2010年6月号、143頁。
- ^ a b “サニーサンデー号とスマイルジャック号が競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2013年9月19日). 2013年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月19日閲覧。
- ^ “重賞活躍馬、各場にも誘導馬で在籍 福島にはサニーサンデー”. スポーツニッポン. (2018年7月17日) 2022年1月30日閲覧。
- ^ “誘導馬紹介:福島競馬場 JRA”. www.jra.go.jp. 2022年1月29日閲覧。
- ^ “netkeibaのツイート”. Twitter (2023年7月23日). 2023年7月24日閲覧。
- ^ “netkeibaのツイート”. Twitter (2023年11月12日). 2023年7月24日閲覧。
- ^ “赤塚俊彦/競馬ブックのツイート”. Twitter (2023年11月12日). 2023年7月24日閲覧。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post