コッパ・イタリア
コッパ・イタリア(伊: Coppa Italia)は、イタリアのサッカークラブによって争われるカップ戦。スポンサーシップにより、コッパ・イタリア・フレッチャロッサ(Coppa Italia Frecciarossa)の名称が用いられる。
コッパ・イタリア・フレッチャロッサ Coppa Italia Frecciarossa | |
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開始年 | 1922年 |
主催 | イタリアサッカー連盟 |
地域 | イタリア |
参加チーム数 | 44 |
前回優勝 | ユヴェントス (15回目) |
最多優勝 | ユヴェントス (15回) |
サイト | 公式サイト |
2023-24 |
セリエAのみならず、下部リーグのセリエBやセリエC、セリエDのクラブが参加する。
優勝チームには翌シーズンのUEFAヨーロッパリーグの出場権が与えられ、ユニフォームにコッカルダと呼ばれるイタリア国旗色のラウンデル(空軍機の国籍マークのような紋章)を付ける事が出来る。
概要
編集1922年に第一回大会が開かれて以来、一時的な中断(1923年 - 1935年、1944年 - 1957年)を経て、毎シーズン開催されている。予選はリーグ戦の開幕前、1回戦以降はリーグ期間中の水曜日に行われる。参加チームはしばしば変更されるが、セリエA20チーム、セリエB22チーム、セリエCからの27チーム、セリエDからの9チームの計78チームが参加した。
2018-19シーズンまでイタリアの通信会社TIMが大会スポンサーを務め、名称もTIMカップ(TIM CUP)として行われたが、2019-20シーズン決勝はコカ・コーラが大会スポンサーとなり、名称がコッパ・イタリア コカ・コーラ(COPPA ITALIA Coca-Cola)[1] 、翌2020-21シーズン決勝は再びTIMによるTIMVISION Cupに[2]、そして2021-22シーズン2回戦からはイタリアの鉄道会社トレニタリアが運行する高速列車「フレッチャロッサ」が協賛、コッパ・イタリア フレッチャロッサ(COPPA ITALIA FRECCIAROSSA)となる[3]。
2021-22シーズンから大会フォーマットが変更され、セリエA・セリエBの40クラブにセリエCの4クラブを合わせた44チームに削減された[4]。
大会形式
編集準決勝を除いて、1試合で決着をつけるトーナメント方式となっている。90分で決着が付かない場合は延長戦を行い、延長戦でも決着が付かない場合はPK戦を行う。
準決勝のみ、ホーム・アンド・アウェー方式の2試合を行う。2試合の合計得点で勝敗を決定する。合計得点が並んだ場合はアウェーゴールルールで勝敗を決定する。
原則として、上位のラウンドから参加したチームのホームスタジアムで試合を行うが、同じラウンドからの参加チームが戦う場合は抽選となる。
- 1回戦 - レガ・プロからの27チームとセリエDからの9チームが参加。
- 2回戦 - セリエBからの全22チームと1回戦を勝ち上がった18チームが参加。
- 3回戦 - セリエAの前シーズン下位12チームと2回戦を勝ち上がった20チームが参加。
- 4回戦 - 3回戦を勝ち上がった16チームが参加。
- 5回戦 - セリエAの前シーズン上位8チームと4回戦を勝ち上がった8チームが参加。
- 準々決勝 - 5回戦を勝ち上がった8チームが参加。
- 準決勝 - ホーム・アンド・アウェーの2回戦制。
- 決勝 - スタディオ・オリンピコで開催。1回戦制。
歴代優勝クラブ
編集
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クラブ別優勝回数
編集クラブ | 優勝数 | 優勝年 |
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ユヴェントス | 1937-38, 1941-42, 1958-59, 1959-60, 1964-65, 1978-79, 1982-83, 1989-90, 1994-95, 2014-15, 2015-16, 2016-17, 2017-18, 2020-21, 2023-24 | |
ローマ | 1963-64, 1968-69, 1979-80, 1980-81, 1983-84, 1985-86, 1990-91, 2006-07, 2007-08 | |
インテル | 1938-39, 1977-78, 1981-82, 2004-05, 2005-06, 2009-10, 2010-11, 2021-22, 2022-23 | |
ラツィオ | 1958, 1997-98, 1999-00, 2003-04, 2008-09, 2012-13, 2018-19 | |
フィオレンティーナ | 1939-40, 1960-61, 1965-66, 1974-75, 1995-96, 2000-01 | |
ナポリ | 1961-62, 1975-76, 1986-87, 2011-12, 2013-14, 2019-20 | |
トリノ | 1935-36, 1942-43, 1967-68, 1970-71, 1992-93 | |
ミラン | 1966-67, 1971-72, 1972-73, 1976-77, 2002-03 | |
サンプドリア | 1984-85, 1987-88, 1988-89, 1993-94 | |
パルマ | 1991-92, 1998-99, 2001-02 | |
ボローニャ | 1969-70, 1973-74 | |
ヴィチェンツァ | 1996-97 | |
アタランタ | 1962-63 | |
ヴェネツィア | 1940-41 | |
ジェノア | 1936-37 | |
ヴァード | 1922 |
脚注
編集- ^ Lega Serie A on Instagram: “Save the date 📝 17 June 2020.”
- ^ “TIM e Lega Serie A: accordo per la sponsorizzazione della finale di Coppa Italia "TIMVISION Cup"” (イタリア語). legaseriea.it. Lega Nazionale Professionisti Serie A. 18 May 2021閲覧。
- ^ "Frecciarossa boards Serie A for Coppa Italia and Supercoppa ride"- insideworldfootball. 2021年11月23日.
- ^ “4強決定のコッパ・イタリア。不満も噴出のフォーマット変更は成功なのか”. footballista. 2022年2月27日閲覧。