ガマズミ属
ガマズミ属(ガマズミぞく、Viburnum)はレンプクソウ科(クロンキスト体系等の旧分類ではスイカズラ科)の属のひとつ。多くは、落葉性または常緑の木本で、世界の亜熱帯から温帯にかけ150種ほどが分布する。日本には15種ほど自生する。
ガマズミ属 | ||||||||||||||||||||||||
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サンゴジュ(V. odoratissimum var. awabuki)
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Viburnum | ||||||||||||||||||||||||
タイプ種 | ||||||||||||||||||||||||
Viburnum lantana L. [1] | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
haws | ||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||
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特徴
編集葉は単葉(3裂するものもある)で対生。茎頂または葉腋に散房または円錐花序をつくる。花は普通径2~3mmの小さいものであるが、ヤブデマリのように花序の周囲部が無性の装飾花になる(見かけはアジサイに似る)ものもあり、すべて装飾花になった栽培品種にオオデマリがある。果実は核果で赤、黒などに熟す。
オオデマリ、サンゴジュなど多数の種が花や実を観賞するため、また庭木として栽培される。花には芳香があるものもある。実は食用になるものもあり(しかし弱い毒性をもつものもある)、ガマズミは果実酒の材料にされる。
代表的な種
編集- アメリカカンボク Viburnum trilobum Marsh.
- オオカメノキ Viburnum furcatum Blume ex Maxim.
- オオシマガマズミ Viburnum tashiroi Nakai
- ヤブデマリ Viburnum plicatum Thunb. var. tomentosum (Thunb. ex Murray) Miq.
- オオデマリ Viburnum plicatum Thunb. f. plicatum
- オトコヨウゾメ Viburnum phlebotrichum Sieb. et Zucc.
- カンボク Viburnum opulus L. var. sargentii (Koehne) Takeda
- ガマズミ Viburnum dilatatum Thunb. ex Murray
- コバノガマズミ Viburnum erosum Thunb. ex Murray var. punctatum Franch. et Savat.
- ゴマギ Viburnum sieboldii Miq.
- サンゴジュ Viburnum odoratissimum Ker-Gawler var. awabuki (K.Koch) Zabel
- セイヨウカンボク Viburnum opulus L. var. opulus
- チョウジガマズミ Viburnum carlesii Hemsl. var. bitchuense (Makino) Nakai
- ハクサンボク Viburnum japonicum (Thunb. ex Murray) Sprengel
- ヒロハガマズミ Viburnum koreanum Nakai
- ミヤマガマズミ Viburnum wrightii Miq.
- ヤマシグレ Viburnum urceolatum Sieb. et Zucc.
- Viburnum rufidulum
- Viburnum prunifolium
- Viburnum nudum