カニステル
カニステル(Canistel、学名:Pouteria campechiana)はアカテツ科の常緑樹、またはその果実のこと。
カニステル | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Pouteria campechiana Baehni | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
クダモノタマゴ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Canistel |
特徴
編集カニステルは10mほどに成長する小高木である。緑白色の花を咲かせ、7cmほどの長さの黄色がかったオレンジ色の果実を実らせる。果実は食用になる。種小名のcampechianaは発見地のカンペチェにちなむ。
果実
編集果実はエッグフルーツ、クダモノタマゴとも呼ばれる。果実は甘く、粉質で水分が少なく、ゆで卵の黄身や蒸し芋のようなほくほくした食感がある。
一般的なフルーツの芳香や酸味、ジューシーさがなく、食べると口の中の水分を吸うため喉が渇く。食べ頃を判別するのが難しく、完熟にならないと非常に不味である。当たりの果実が数個に1個、または数十個に1個しかないといわれるほど味にバラつきがある果実である。完熟状態になるとマダラ模様の黒いシミが浮き上がり、果皮が弾ける。
カニステルは栽培されている台湾や沖縄でもほとんど市場に並ばないマイナーな果実である。近年まで栽培しても売り物にならなかったことから、「蟹捨てる」、「金捨てる」など沖縄の農家の間で揶揄を込めた駄洒落で呼ばれることがあった。
関連項目
編集出典
編集- ^ “Pouteria campechiana”. 2009年1月29日閲覧。
- ^ デジタル大辞泉プラス. “レキマーとは”. コトバンク. 2020年5月28日閲覧。
外部リンク
編集- カニステル、エッグフルーツ、クダモノタマゴ - ウェイバックマシン(2006年4月22日アーカイブ分)