エリプソス
Elipsos(エリプソス)とは、フランスとスペインを結ぶ夜行列車のブランド名および、その列車の列車種別でもあった。あるいは、それらの列車を運営していた合弁企業の名称でもある。
列車
編集2007年6月改正(2007年夏ダイヤ)における運転系統は以下の通り。列車名にはいずれも、スペインの著名な芸術家の名前が付けられている。
- 407・406列車/409・408列車 "Francisco de Goya":マドリード・チャマルティン - パリ・オステルリッツ
- 475-474列車/476-477列車 "Joan Miró":バルセロナ・フランサ - パリ・オステルリッツ
- 273-272列車/274-275列車 "Pau Casals":バルセロナ・フランサ - ジュネーヴ - チューリッヒ中央
- 371-272-11273列車/11274-274-372列車 "Salvador Dalí":バルセロナ・フランサ - トリノ - ミラノ中央
なお、"Pau Casals"と"Salvador Dalí"は週3日の運転で、一部区間で併結運転となる。
いずれの列車もタルゴ客車で運用される。フランスとスペインでは軌間が異なるが、客車は軌間可変機構を備えているため、そのまま直通運転が可能である。
夜行列車の廃止
編集TGVのスペイン直通運転、およびAVEのフランス直通運転開始に伴い、2013年12月13日に廃止された[1][2]。これら高速鉄道の相互乗り入れに当たっては、エリプソス社が「Renfe-SNCF en Cooperación」の名の下にマーケティングを担当している[3]。
脚注
編集- ^ “ヨーロッパ鉄道 エリプソス|地球の歩き方トラベル”. rail.arukikata.com. 2018年8月12日閲覧。
- ^ “Elipsos sleeper train withdrawn from service – Business Traveller” (英語). Business Traveller 2018年8月12日閲覧。
- ^ “Who are we” (英語). www.renfe-sncf.com. 2018年8月12日閲覧。