エリキング
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
エリキング(2022年2月12日 - )は日本の競走馬。主な勝ち鞍に2024年の京都2歳ステークス。
エリキング | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
欧字表記 | Eri King[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||
生誕 | 2022年2月12日(2歳)[1] | |||||
父 | キズナ[1] | |||||
母 | ヤングスター[1] | |||||
母の父 | High Chaparral[1] | |||||
生国 | 日本(北海道安平町)[1] | |||||
生産者 | ノーザンファーム[1] | |||||
馬主 | 藤田晋[1] | |||||
調教師 | 中内田充正(栗東)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 3戦3勝[1] | |||||
獲得賞金 |
5662万円[1] (2024年11月23日現在) | |||||
|
デビュー前
編集2023年のセレクトセールにおいて、オーナーの藤田晋によって、税抜きで2億1000万円で落札された[2]。
馬名意味はJRAおよびジャパン・スタッドブック・インターナショナルの登録情報では「人名より+王」[3]。これは、藤田がCEOを務めるJリーグのクラブ・FC町田ゼルビアのフォワード、エリキことエリキ・ナシメント・デ・リマから命名されている[4]。
戦績
編集2歳(2024年)
編集6月23日京都芝1800mの2歳新馬戦に1番人気で出走。レースでは中団追走から直線で外から鋭く脚を伸ばして先頭に立つと、最後は最後方から追い込んできたサラコスティに1馬身半差をつけデビュー戦を勝利で飾る[5]。
9月21日の野路菊ステークスでは5頭立ての4番手追走から直線で力強く抜け出して快勝、デビュー2連勝とした[6]。
11月23日に京都競馬場で行われたラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスでは、中団を追走する中で、勝負どころではやや手ごたえが怪しくなったが、直線コースに向くと、豪快に伸び、差し切りを決めて、デビューから3連勝で重賞初制覇を飾った[2][7][8]。
なお、管理する中内田充正調教師によれば、「(今後)馬の様子を見ながら、オーナーと相談してですね。(年末は)使わないと思います。来年(2025年)に備える予定です」と話している[8]。しかし、12月12日に、右第1指骨の剥離骨折が判明し、全治3か月の見通しであることがJRAから明らかにされた[9]。管理する中内田調教師によれば、「まずはしっかりと患部を治すことを第一に。来年のレースに備えます」と話している[9]。
競走成績
編集以下の内容は、JBISサーチ[1]およびnetkeiba.com[10]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024. 6.23 | 京都 | 2歳新馬 | 芝1800m(重) | 8 | 6 | 6 | 1.7 (1人) | 1着 | 1:52.1(34.3) | -0.2 | 川田将雅 | 55 | (サラコスティ) | 484 | |
9.21 | 中京 | 野路菊S | OP | 芝2000m(良) | 5 | 1 | 1 | 1.4 (1人) | 1着 | 2:02.8(33.4) | -0.1 | 川田将雅 | 55 | (ジョバンニ) | 498 |
11.24 | 京都 | 京都2歳S | GIII | 芝2000m(良) | 8 | 8 | 8 | 1.9 (1人) | 1着 | 2:00.9(34.2) | -0.2 | 川田将雅 | 56 | (ジョバンニ) | 498 |
- 競走成績は2024年11月23日現在
血統表
編集エリキングの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 キズナ 2012 鹿毛 |
父の父 ディープインパクト2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ウインドインハーヘア | Alzao | |||
Burghclere | ||||
父の母 *キャットクイル1990 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | ||
Terlingua | ||||
Pacific Princess | Damascus | |||
Fiji | ||||
母 *ヤングスター 2014 鹿毛 |
High Chaparral 1999 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | ||||
Kasora | Darshaan | |||
Kozana | ||||
母の母 Starspangled2003 鹿毛 |
*デインヒル | Danzig | ||
Razyana | ||||
User Friendly | Slip Anchor | |||
Rostova | ||||
母系(F-No.) | (FN:1-s) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Northern Dancer:M4×S5×M5、Shirley Heights:M5×M5 | [§ 4] | ||
出典 |
- 母ヤングスターは2018年のクイーンズランドオークス(豪G1)優勝馬[13]。
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “エリキング”. JBISサーチ. 2024年11月24日閲覧。
- ^ a b 「【京都2歳S】エリキングが無傷3連勝で重賞初制覇 藤田晋オーナーはシンエンペラーに続く連覇」『スポーツ報知』2024年11月23日。2024年11月23日閲覧。
- ^ “競走馬情報 エリキング”. 日本中央競馬会. 2024年11月23日閲覧。“公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル (2024年6月23日). 2024年12月4日閲覧。
- ^ 「「ウマ娘」藤田晋オーナー、愛馬エリキングの初陣勝利に歓喜 京都競馬場で「やったー」/新馬戦 - 2歳馬特集」『日刊スポーツ』2024年11月23日。2024年12月4日閲覧。
- ^ 「【京都5R新馬戦結果】断然人気のエリキングが完勝 キズナ産駒の2億円ホース」『netkeiba.com』2024年6月23日。2024年6月23日閲覧。
- ^ 「【野路菊S】エリキングが力強く抜け出し無傷2連勝!」『サンケイスポーツ』2024年9月21日。2024年9月21日閲覧。
- ^ 「【京都2歳S結果】エリキングが突き抜け無傷の3連勝で重賞初V!」『netkeiba』2024年11月23日。2024年11月23日閲覧。
- ^ a b 「【京都2歳S】エリキングが豪快に差し切り無傷3連勝! 藤田晋オーナーは昨年のシンエンペラーに続く連覇」『サンケイスポーツ』2024年11月23日。2024年11月23日閲覧。
- ^ a b 「京都2歳S覇者エリキングが右第1指骨剥離骨折 中内田調教師「来年のレースに備えます」」『東スポ競馬』2024年12月12日。2024年12月12日閲覧。
- ^ “エリキングの競走成績”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年11月24日閲覧。
- ^ a b c “5代血統表|血統情報|エリキング”. JBISサーチ. 2024年11月24日閲覧。
- ^ “エリキング|競走馬データベース”. 競馬ラボ. 2024年11月24日閲覧。
- ^ “ヤングスター(AUS)”. JBISサーチ. 2024年12月4日閲覧。