日本語の仮名のひとつで、母音が/u/である開拗音をその前にある仮名に付加する

は、日本語仮名のひとつで、母音が/u/である開拗音をその前にある仮名に付加する。小書きにした文字である。

平仮名
文字
字源 の小書き
JIS X 0213 1-4-69
Unicode U+3085
片仮名
文字
字源 ユの小書き
JIS X 0213 1-5-69
Unicode U+30E5
言語
言語 ja, ain
ローマ字
JIS X 4063 xyu
アイヌ語 XYU
発音
種別

用法

編集

現代の日本語では、一般にい段の音の後にしか来ない。

ただし、外来語を日本語で表記する場合などには、「て」、「で」、「ふ」、「ゔ」の後に来ることがある(例:テューダー朝プロデューサーフュージョンゲヴュルツトラミネール)。これらは「て」、「で」、「ふ」、「ゔ」の子音に「ゆ」の音を続けた音(/tju/、/dju/、/fyu/、/vyu/)を表す。

ゅ に関わる諸事項

編集
  • ローマ字入力に関するJIS X 4063:2000では、「ゅ」がい段の音の後の来る場合のほかに、「でゅ」(dhu)が必ず実装しなければいけない入力方式として、「てゅ」(thu、t'yu)、「でゅ」(d'yu)、「ふゅ」(fyu、hwyu)が追加で実装したほうがよい入力方式として、それぞれ規定されている(いずれも括弧内がキー入力)。
  • キリンビバレッジの清涼飲料水のNUDAは、カナ書きでは「ヌューダ」と表記される(ただし、発音は「ニューダ」である[1])。

脚注

編集

関連項目

編集