かわらけ投げ
高い場所から素焼きや日干しの土器(かわらけ)の酒杯や皿を投げる遊び
かわらけ投げ(かわらけなげ、土器投げ、瓦投げ)は、厄よけなどの願いを掛けて、高い場所から素焼きや日干しの土器(かわらけ)の酒杯や皿を投げる遊びである。
かわらけとは、江戸時代に祝事の際に用いられた土器の酒杯(盃)を意味する[1]。戦国時代、武将が必勝を祈願して盃を地面に投げつけて出陣したことがかわらけ投げの起源とされる[1]。江戸時代にはかわらけ投げが庶民の娯楽となり、祭礼や祝事の際に行われるようになった[1]。発祥地は京都市の神護寺とされる[2]。
日本各地の高台にある花見の名所などで、酒席の座興として広まったとされる。