あへん法(あへんほう、昭和29年4月22日法律第71号、Opium Law[1])は、医療用アヘン供給の適正化と、アヘン乱用の取締りに関する法律である。

あへん法
日本国政府国章(準)
日本の法令
法令番号 昭和29年法律第71号
提出区分 閣法
種類 刑法
効力 現行法
成立 1954年4月16日
公布 1954年4月22日
施行 1954年5月1日
所管 厚生労働省
主な内容 医療用アヘン供給の適正化、アヘン乱用の取締りなど
関連法令 覚醒剤取締法大麻取締法麻薬及び向精神薬取締法刑法
条文リンク あへん法 - e-Gov法令検索
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制定経緯

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アヘンは、旧麻薬取締法(昭和23年法律第123号)により規制され、ケシの栽培等が禁止され、輸入も制限された。しかし、その結果、医療用の麻薬の製造に支障を来すようになったことや「けしの栽培並びにあへんの生産、国際取引、卸取引及び使用の制限及び取締に関する議定書」(昭和38年条約第10号)の批准に備えるために、アヘンの輸入、輸出、買取および売渡等の権能を国に専属させるための国内法整備が必要となり、アヘンの規制を麻薬一般の規制から分離するために本法が制定された[2]

本法の重要な改正として、営利目的による違反行為等の罰金刑上限の引上げ、資金等提供罪の範囲拡大、アヘンケシがらの運搬車両等への没収範囲拡大、国外犯処罰規定の新設等が行われた(1992年7月施行)[2]

主要な関連法令

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脚注

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出典

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  1. ^ 法務省刑事局『法律用語対訳集-英語編』(改訂版)商事法務研究会、1995年、11頁。ISBN 4785707135 
  2. ^ a b 令和2年版 犯罪白書 - 法務省
  3. ^ 麻薬五法 - 厚生労働省