Ս
Ս, ս(アルメニア語: սեまたはսէ、発音はse)は、アルメニア文字の29番目の文字である。405年ごろにメスロプ・マシュトツによって作成されたと見られる。
使用
編集東アルメニア語・西アルメニア語では無声歯茎摩擦音[s]を表す。ラテン文字化する時は「S」と記す[1]。記数法では2000を表す。
文法上では-ս(発音は[-əs])が一人称の所有接辞である(գիրք → գիրքս、ամառ → ամառսなど)[1]。
書体
編集符号位置
編集文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
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Ս | U+054D |
- |
Ս Ս |
|
ս | U+057D |
- |
ս ս |
脚注
編集- ^ a b 吉村貴之『平成25年度言語研修アルメニア語(東)研修テキスト1 東アルメニア語文法Ⅰ』東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2013年、1,19頁。doi:10.15026/95079。ISBN 9784863371385。 NCID BB17916845 。2022年1月10日閲覧。