選り抜き記事
本項で解説する地方病とは、山梨県における日本住血吸虫症の呼称であり、長い間その原因が明らかにならず住民を苦しめた感染症である。ここでは、その克服・撲滅に至る歴史について説明する。この疾患は住血吸虫類に分類される寄生虫である日本住血吸虫の寄生によって発症する寄生虫病であり、ヒトを含む哺乳類全般の血管内部に寄生感染する人獣共通感染症でもある。
病名および原虫に日本の国名が冠されているのは、疾患の原因となる病原体(日本住血吸虫)の生体が、世界で最初に日本国内(現:山梨県甲府市)で発見されたことによるものであって、日本固有の疾患というわけではない。日本住血吸虫症は、中国、フィリピン、インドネシアの3カ国を中心に、年間数千人から数万人規模の新規感染患者が発生しており、世界保健機関 (WHO)などによって、さまざまな対策が行われている。……
- ヨコフリオウギビタキは、スズメ目オウギビタキ科オウギビタキ属の鳥類の1種である。オーストラリア、ニューギニア島、ソロモン諸島、ビスマルク諸島、インドネシア東部に自然分布する普通種で身近な鳥の一つである……
- ビワハヤヒデは日本の競走馬。1992年に中央競馬でデビューし、翌1993年の菊花賞を制した。1994年には古馬最強馬として確固とした地位を築き、天皇賞(春)、宝塚記念といったGI競走を制覇。通算16戦10勝……
- 京子は上野動物園のメスのカバ。1919年に京城(現在のソウル)から来園し、後に同じく京城から来たオスとの間に子カバをもうけたが、1945年戦争によるエサ不足を理由に絶食による処分が決められ、子カバとともに死亡している……