楽天は2011年10月6日、運営する日本最大のインターネットショッピングモール「楽天市場」において、楽天市場に出店する約37,000店舗に向けて、各種SNS企業ページを活用したソーシャルコマースサービス「楽天 S4」の提供を開始した。
楽天は、出店店舗の「Facebookページ」や「mixiページ」といった企業ページを制作代行し、まずは事前に申し込んだ約4,200店舗へのサービス提供し、今後は全店舗に向けて順次、利用店舗数の拡大を図るとしている。
「楽天S4」は、楽天市場の出店店舗が、Facebookやmixiなど複数のソーシャルメディアに企業ページを簡単に開設し、運営できる機能を提供するサービスだ。
楽天は、これまでメールマガジン配信機能「R-Mail」やブログ機能「店長の部屋Plus+」、レビュー機能「みんなのレビュー」など、店舗とユーザー間のコミュニケーションの確立を目指した機能を拡充してきた。
今回「楽天S4」の提供を開始することで、店舗とユーザー間の双方向的なコミュニケーションの活性化や、これまでリーチできなかった潜在的な顧客の獲得を目指す構えだ。
具体的には、本サービスの利用を申し込んだ店舗の企業ページを、楽天が制作代行するほか、楽天市場の商品ページのデータと自動連動する機能を提供する。これにより店舗は、楽天市場内の自社ページで商品登録を行うだけで、自動的に企業ページにも商品情報を投稿できるようになる。
まず第一弾として、Facebookでの企業ページの開設が可能となり、年内にはmixiへの展開を予定している。本サービスの利用については、年内は無料で提供、来年以降は月額3,000円での提供及び、売り上げの1%の従量課金制を予定している。
今後は、楽天市場のFacebookやmixiの公式企業ページ「楽天市場お買い物部」を通じて各店舗の新情報などを発信しプロモーションを支援するほか、店舗向けにソーシャルメディアをネットショップに生かすためのセミナーの提供なども予定しており、企業ページ開設後の運用支援にも取り組んでいく予定だ。
楽天は、昨今のソーシャルメディア利用者急増に伴い Facebookやmixi、Twitterなど各種ソーシャルメディアを活用し、楽天市場の認知拡大に努めてきた。今後は、これまで蓄積したノウハウを生かし、より一層、店舗とユーザーとの関係性を強化すべく、各店舗がソーシャルコマースに積極的に取り組むことができるようサービス内容を拡充し、Eコマース全体の活性化を目指していくとしている。
■楽天市場 ソーシャルコマースサービス「楽天 S4」の提供開始 - リリース
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今回「楽天S4」の提供を開始することで、店舗とユーザー間の双方向的なコミュニケーションの活性化や、これまでリーチできなかった潜在的な顧客の獲得を目指す構えだ。
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