MetaザッカーバーグCEO、Vision Proは「求めているものではない」
Metaの最高経営者(CEO)であるマーク・ザッカーバーグ氏がAppleのヘッドセットVision Proについて、「自分が求めているものではない」と発言しました。
■3行で分かる、この記事のポイント
1. MetaのザッカーバーグCEOがAppleのVision Proについてコメントした。
2. AppleとMetaではヘッドセットにおいて目指すものが違う、とザッカーバーグCEO。
3. Vision Proは「欲しいものではない」と発言。
Appleは「魔法のようなソリューション」は提示していない
ザッカーバーグCEOは現地時間6月8日、Metaの全従業員を集めた会議において、Appleが発表したばかりのVision Proは、Metaが開発していない、想像を超える「魔法のようなソリューション」はまったく提示していないとコメント。さらに高解像度のディスプレイやその他の最新技術を注いでいるかもしれないが「価格が7倍」(Meta Quest 3と比べ)もするうえに「消費電力が大きすぎてバッテリーとそれをつなぐワイヤが必要」と述べました。
Vision Proの価格は3,499ドルと発表されています。一方Metaが最近発表したMeta Quest 3の価格は499ドル(日本での価格は74,800円)、Meta Quest Proは999ドルです。
ソーシャル対個人の娯楽?
ザッカーバーグCEOはAppleのVision Proの発表が、Metaがこの分野の製品において目指すものが全く異なることを示したとも述べています。
我々は当社の製品が、できる限り誰もが簡単に手に入れられるものにしようと努力しており、それが当社の事業の核となっている。だからこそQuestを数千万台も売ることができたのだ。
またザッカーバーグCEOは、MetaのヘッドセットであるQuestはメタバースを利用するためのものであり、ソーシャルの基盤、すなわち人々のやり取りのためのツールであると強調。一方のVison Proのデモではユーザーが1人でソファに座っていたとして、Vision Proは「コンピューティングの将来のビジョンなのかも知れないが、私が求めているものではない」とコメントしています。
Source:The Verge
(lunatic)