HomePod、1台でもDolby Atmosの立体音響に対応へ
HomePodが、Apple TV 4Kとの組み合わせで、1台だけでもDolby Atmosの立体音響コンテンツ再生が可能になります。Apple TV 4KをtvOS14.2にアップデートすると実現します。
Dolby Atmosオーディオの再生に対応
iPhone12と同日に発表された、コンパクトな球形デザインで10,800円(税別)と手頃なHomePod miniが注目されていますが、元祖HomePodがソフトウェアアップデートで大きな進化を遂げます。
現在ベータ3が公開されているtvOS14.2をインストールしたApple TV 4KとHomePodを組み合わせると、HomePodでDolby Atmos、5.1チャンネルや7.1チャンネルオーディオの再生が可能になることをAppleが認めた、とThe Vergeが報じています。
HomePodを2台組み合わせると最高の音響効果が得られますが、興味深いことに、HomePod1台だけでも立体音響を楽しむことが可能とのことです。
HomePod miniは非対応
Appleが、HomePod miniとHomePodの機能比較表で「Apple TV 4Kを使ったホームシアター」と表示されているのが、Dolby Atmos対応を示しているようです。
なお、HomePod miniはDolby Atmosに対応しません。
9to5Macによると、tvOS14.2の開発者向けベータ3では、HomePodをApple TV 4Kのデフォルトスピーカーとして設定すれば、その後に再設定しなくても、接続を維持できるそうです。これまでは、使うたびに再設定する必要がありました。
AirPods Proの空間オーディオもDolby Atmos対応
Dolby Atmosは、映画館などで採用されている立体音響フォーマットで、作品への高い没入感を味わうことができます。
AirPods Proで利用可能になった新機能「空間オーディオ」は、Dolby Atmosなどのオーディオ作品でユーザーの頭の動きに追従するようなサウンド体験を可能にしています。
Apple TV+では、「グレイハウンド」「テヘラン」など多くのDolby Atmos対応作品が公開されています。
Appleは、2019年にApple TV+を利用開始したユーザーを対象に無料トライアル期間を延長すると報じられています。
2020年秋には、Appl TV+、Apple Music、Apple Arcade、iCloudストレージをセットにしたお得なバンドルサービスApple Oneが提供される予定です。
Source:The Verge, 9to5Mac
Photo:Apple (1), (2)
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