Appleの「ARメガネ」は、本体内蔵のセンサーのみで動きを検出


 
Appleが開発中と噂されるARメガネに関して新たな特許を取得したことが判明しました。この技術により、外部センサーがなくてもARメガネやヘッドセットの装着者の動きや、現在装着しているのかどうかなどがわかるようになります。

取得した特許の内容

Apple Glasses low res
 
Apple World Todayの報道によると、特許は2018年9月28日付で申請され、2020年2月11日に米国特許商標庁(USPTO)より認可されました。特許のタイトルは「磁石と複数のホールセンサーの組み合わせによる動作の検出」というものです。この技術は、Appleメガネとも噂される拡張現実(AR)対応ヘッドマウントディスプレイに活かされると予測されています。
 
大まかな特許内容は次のようになります。ARメガネ(またはヘッドセット)は磁石と複数のセンサーを内蔵しています(固定されたセンサーと回転するセンサー)。装着者の頭が動くと、磁石から生じる磁束線の強度に変化が起きるため、その変化を固定センサーと回転するセンサーとで感知、情報を組み合わせることで、磁石の現在の位置と動きを把握するという技術です。
 
そのため、現在販売されている多くのVR/AR対応ヘッドマウントディスプレイとは異なり、ユーザーが装着しているのか、外しているのか、頭の向きや動きなどを外部センサーを用いることなく単体で検出出来るとAppleは説明しています。

Apple Glassesの登場時期

開発中と噂されるApple Glassesは、2021年の発表が期待されています。
 
 
Source:Apple World Today, AppleInsider
Photo:iDropNews
(FT729)

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