Apple、中南米初の旗艦店舗をメキシコで2019年前半に開店へ
Appleが、メキシコの首都メキシコシティーに、中南米地域で初の旗艦店舗となるApple Storeを2019年前半にオープンするようです。Apple 新宿にも見られるような、地域コミュニティの核となる新コンセプトの店舗になる模様です。
Appleが大型店舗の建築許可を取得
Appleがメキシコシティーの商業施設の敷地内に平屋建ての大型建築物の建築許可を取得した、と事情に詳しい関係者の話として米メディアAppleInsiderが報じています。
Appleは、2017年に撤退した家具店の建物を引き継いでApple Storeを出店する計画を持っていましたが、建物が取り壊されることになったため、自前での店舗建築に踏み切ることにした模様です。
建築現場周辺にはすでにフェンスが設置されており、来年前半のオープンを目指して工事が開始されています。
Apple 新宿に通ずる、地域コミュニティの核となる店舗
建築されるApple Storeは、2016年にオープンしたサンフランシスコのApple Union Squareから始まった、来店客も通行人も自由に利用できるミーティングエリアを備えた「タウンスクエア」と呼ばれる、地域コミュニティの核となることを目指した店舗になると見込まれます。
最近のAppleは、シカゴのApple Michigan Avenueや、4月にオープンしたApple 新宿など、世界各地に同様のコンセプトの旗艦店舗を開店しています。
AppleInsiderによると、新店舗は周辺に植物を多く配置した設計で、オーストラリアのメルボルンで計画されて物議を醸している、南半球初の旗艦店舗とよく似たデザインになる、とのことです。
2016年オープンの第1号店舗は業績好調
Appleは2016年9月、メキシコ初出店となる「Apple Vía Santa Fe」をメキシコシティーのショッピングモール内にオープンして以来、一般消費者向け、法人向けともに好調な販売成績を記録しています。
Appleは、同店舗の開店からわずか半年後には旗艦店舗のための借地契約を結んでおり、中南米地域への積極的な投資姿勢を見せています。
Source:AppleInsider
Photo:Apple
(hato)