iPhone16シリーズ用カメラモジュール、シャープが受注できず関連メーカーに動き
iPhone16シリーズ用カメラモジュールをシャープが受注できなかったことで、iPhone15シリーズ用カメラモジュールまではシャープに関連部品を供給していた韓国H&S High Techが対応策を検討していると、The Elecが報じました。
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iPhone15シリーズが最後だったシャープ製カメラモジュール搭載
H&S High Techは、シャープが製造するiPhone15シリーズ用カメラモジュールなどに採用された異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conducting Film)を供給しており、同社の総売上高に占める割合はおよそ15%でした。
シャープがiPhone16シリーズ用カメラモジュールをシャープが受注できなかったことで、H&S High Techもこの売上を失ったことになります。
シャープに代えてLG Innotekに供給打診か
その代替策としてH&S High Techは、新たにLG InnotekにACFを供給することを目指している模様です。
Apple製品向け部品供給が減少傾向にあるシャープ
iPhone16シリーズ用カメラモジュールは、LG Innotek、Foxconn、Cowellの3社が供給し、シャープは受注できないと2024年2月に報じられていましたが、それが事実だったことになります。
iPhone SE 4のディスプレイが液晶ディスプレイではなく有機ELディスプレイになることにより、シャープはiPhone向け液晶ディスプレイの供給も終了するとNikkei Asiaが伝えていました。
シャープは今後、インドで小型および/中型液晶ディスプレイを製造するとの報道がありますが、Apple製品向け部品供給数は減少傾向にあります。
Source:The Elec