iPhone16/16 Proシリーズのモデル別売上に変化〜Proシリーズの人気低下
iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズの初期予約状況を、アナリストのミンチー・クオ氏が推察し伝えています。
クオ氏の推察では、従来モデルと比較してProシリーズの人気が低迷しているとのことです。
iPhone16 Proシリーズ、お届け予定日は以前ほど遅くならず
iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズにおいて、従来のモデルよりもベースモデルに多くの予約が入っているのに対し、Proシリーズの売上は前モデルを下回るとクオ氏が各モデルのお届け予定日から推察しています。
筆者が毎日確認しているiPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズのお届け予定日調査でも、iPhone16 Proシリーズのお届け予定日は予約開始日から日数を経過しても伸びることがなく、逆に予約開始翌日には2週間短縮しているのが確認されています。
この状況が続けば、iPhone16 Pro Maxのお届け予定日までの待ち時間も最長「3週〜4週」で推移し、従来モデルのように「5週〜6週」まで伸びることがなさそうです。
iPhone16 Proシリーズの人気が前モデルよりも低いと指摘
iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズの4モデルを合わせた初期予約台数についてクオ氏は約3,700万台と予測、同時期のiPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズと比べて約12.7%減少したと述べています。
減少の主な理由は、下記図表の通りiPhone16 Proシリーズの予約台数がiPhone15 Proシリーズよりも少なかったからです。
2025年春に新色を追加して人気を盛り上げる可能性?
iPhone16 Proシリーズの予約台数が少なかった理由としてクオ氏は、Apple Intelligenceが発売時には利用できないこと、中国市場における他のスマートフォンとの販売競争が激化していることをクオ氏は挙げています。
iPhone16シリーズおよびiPhone16 Proシリーズの販売動向が現状のまま推移した場合、Appleは2025年に需要喚起のための製品戦略を実施するとクオ氏は予想しています。
iPhone15シリーズおよびiPhone15 Proシリーズでは追加されなかった「春の新色」の追加もあり得るかもしれません。
iPhone16 Proシリーズは、久しぶりに寒色系の本体カラーが用意されないモデルになりました。
Source:郭明錤 (Ming-Chi Kuo)(@mingchikuo)/Medium
Photo:Apple Hub(@theapplehub)/X (1), (2)