確率・統計の復習がてら、Rにも習熟しようと思いたった。
このエントリーでは次の話題を取り扱う。
- R環境の準備:RとRStudioのインストールする。
- ライブラリの導入:Excelの読み込みと、基本的な関数の使用を実現する。
- Excelの読み込み操作。
- 基本的な操作
- グラフの描画と重ね合わせ
- R Notebook
このエントリーでは、1-3を取り上げる。
1.R環境の準備
まずRをダウンロードし、インストールする。Rは次のサイトから入手する。
The Comprehensive R Archive Network
私はWindows環境を利用しており、Rは最低限の機能で構わないので、Download R for Windowsのbaseを選択した。
インストール先のフォルダは、"C:\Program Files"配下のフォルダにインストールして、問題なく動作する。
次にRStudioをダウンロードし、インストールする。RStudioは次のサイトから入手する。
www.rstudio.com
私はブラウザからRを操作しようとは思わないので、RStudio Desktop FREE版を選択した。
携帯端末からの操作を実現するならば、RStudio Server FREEを導入する。この話題は、このエントリーでは取り上げない。
R同様、RStudioも"C:\Program Files"配下のフォルダにインストールして、問題なく動作する。
2.ライブラリの導入
まずExcelを読み込むためのライブラリを導入する。RStudioの右下のペインにあるPackagesタブを選択する。Installを押下する。
Install Packagesが表示されるので、Packagesにreadxlと入力し、Installボタンを押下する。
Rでは尖度、歪度を求める関数が提供されない。それらの関数を含むライブラリを導入する。readxlと同じ手順で、e1071を導入する。
導入後の画面がこちら。利用するライブラリにチェックを入れる。
3.Excelの読み込み操作
RStudioの右上のペインにあるEnvironmentタブを選択する。Import Datasetを押下するとリストが表示される。From Excel...を選択する。
Import Excel Dataが表示される。File/Url:にファイルを指定すると、取り込みデータがプレビュー表示される。
Import Excel Dataの右下、Code Preview:にコードが表示されている。これは目的のファイルを読み込み、読み込んだデータを変数に格納し、その変数を表示することを表している。私の例では、"D:/temp/0214/blog/week3.xlsx"がweek3に格納され、week3を表示するコードを示している。
変数名を変更したければ、Import Excel Dataの左下、Import Options:の項目、Name:を変更する。
Importボタンを押下すると、このコードが実行される。
次のエントリーで、読み込んだデータをもとにRを操作してみる。
impsbl.hatenablog.jp