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NAMM 2017: ローランド、スマートフォンのためのミキサー兼オーディオ・インターフェース、「GO:MIXER」を発表! 8chの音声をミックスしてUSBから出力
ローランドが、世界最大規模の家電の見本市『CES 2017』の開幕に合わせて、新製品「GO:MIXER(ゴーミキサー)」を発表しています。
最近のスマートフォンの内蔵カメラはどれも高性能なので、写真を撮影するだけでなく、楽器のデモ・プレイやバンド演奏などの動画を撮影している人も多いのではないでしょうか。しかしその際に問題になるのが、音のクオリティ。映像はきれいに撮影できても、スマートフォンの内蔵マイクで、楽器やバンド演奏を良い音で録音するのはなかなか難しいものです。
今回ローランドが発表した「GO:MIXER」は、そんな問題を解決してくれる便利ツール。簡単に紹介するなら、“スマートフォン専用のオーディオ・ミキサー兼オーディオ・インターフェース”で、入力した音(楽器やミュージック・プレーヤーの出力、ボーカルなど)をミックスし、USB端子から直接スマートフォンに送出できるという非常にユニークな製品です。
菱形・手のひらサイズの筐体には、計8chのアナログ入力を装備。入力の内訳は、標準フォーン端子のインストゥルメント入力が2ch(L/R)、ステレオ・ミニ端子のステレオ・ライン入力が2系統、標準フォーン端子のマイク入力、標準フォーンのギター/ベース入力(Hi-Z入力対応)となっており、これらをミックスしてUSB端子から出力することができます。インストゥルメント入力とマイク入力、ギター/ベース入力はそれぞれミックス・レベルを調整することが可能で、筐体中央にはマスター・ボリューム・ノブも装備。USB端子から出力される音を試聴できるモニター・アウト出力(ステレオ・ミニ端子)も備わっています。
おもしろい機能としては、ライン入力に作用する“センター・キャンセル機能”を搭載。この機能を使えば、例えばミュージック・プレーヤーで再生した楽曲のボーカルを「GO:MIXER」内で消し、そのカラオケにマイク入力のボーカルを重ねて出力する…… といったことが可能になります。電源はUSBから取得するバス・パワー仕様で、スマートフォンと接続するためのケーブルは、iPhone用のLightning to USBマイクロBタイプと、Android用のUSB OTGマイクロBタイプ to USBマイクロBタイプの2本が付属(どちらも50cm)。購入後、すぐに使い始めることができます。
「GO:MIXER」の主な特徴は、以下のとおりです。
- 手のひらサイズのスマートフォン専用オーディオ・ミキサー兼オーディオ・インターフェース
- 8chの入力をミックスしてUSB端子から出力することが可能
- インストゥルメント入力(標準フォーン端子)×2、ステレオ・ライン入力(ステレオ・ミニ端子)×2、マイク入力(標準フォーン端子、プラグイン・パワー非対応)、ギター/ベース入力(標準フォーン端子、Hi-Z入力対応)、計8chのアナログ入力を搭載。インストゥルメント入力、マイク入力、ギター/ベース入力はそれぞれミックス・レベルを調整可能
- 過大入力を検知するピーク・インジケーター
- 出力レベルを調整できるマスター・ボリューム・ノブを装備
- スマートフォンに2chの音声を出力するUSB端子(マイクロBタイプ)※一部のAndroidデバイスでは、端末側の仕様により、モノラル音声に自動的に変換される場合もあるとのことです
- 出力音を試聴できるモニター出力(ステレオ・ミニ端子)
- ステレオ・ライン入力のボーカルを消すことができる“センター・キャンセル機能”を搭載
- USBバス・パワー駆動
- iPhone用のLightning to USBマイクロBタイプ・ケーブル(50cm)と、Android用のUSB OTGマイクロBタイプ to USBマイクロBタイプ・ケーブル(50cm)が同梱
- 横幅95mm×奥行95mm×高さ28mm、100g
「GO:MIXER」は、2017年3月発売とのことです。
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