ここ最近のbtbをライブで見た事ありますか?あれはもう曲の範疇を超えています。もう祈りや願いのレベルです。でもそれは最近の話。
私はずっと疑問に思っていた事がある、それは何故WUGはBtBを歌って優勝出来たのか?
ANIMAXの実況を見ていて「結局アイワンに勝てたの?」という書き込みを見た。当時アニメまで見た人であろう。確かにアニメではWUGはアイドルの祭典で優勝出来なかった。でもそこで思う。アニメWUGって勝ち負けを決める様なアニメだったっけ?物語冒頭に幸福論を説いているが勝てば幸せだ、という事を伝えたかったのか?勝てばみんな幸せになれるのか?
アニメは結局、祭典では負けて大手事務所からの契約オファーという形で勝ちにした。btbではbtb(曲)と衣装を急遽1ヶ月前に与えられ(視聴者にはそう見えて苦労して振り入れする描写はない次のシーンではダンスが完璧に出来ている)、それを祭典で披露して勝つ。久海菜々美のエピソードが入って駆け足感が否めないが、アニメでは負けたのにbtbでは勝てたのは何故?なんの意図もなく物語の結論として慣例として使われる優勝して終わりが簡単だったのか?映画を見て伝わらなかったのかよちゃんと見てないなというのなら頼むからちゃんと教えて欲しい。
勝ち負けの話なら、アニメではあかみそが優勝する。それはWUGの曲やダンス、物語(アニメ12話分)よりあかみその方が上回ったという事なのだろう。では、I-1やあかみそなどを上回るものがWUGは翌年の祭典までに積み上げられたのか?という事になる。そりゃWUGの視点で描かれている訳だし苦労しているのは分かる。が他のグループが苦労していない訳ではない。あくまでも沢山いるアイドルグループの内WUGに焦点を当てた物語であってWUGだけが特別なのか?そんな勝ち負けでは無いと言いたいために幸福論を冒頭に解いたのではないのか?結局、勝ち負けなんて気にしないけど勝ち負けで物事が決まっちゃう世の中だよね。なら最後は負けでも良かったのではないか?
btbの曲はあの人が一番書きたかった歌詞なのだろう。歌詞を見てアイドルがアイドルだけのフェスで歌って1番になるようなものではない。だから七人を見て感動した丹下社長の戦友であるところの佐藤さんがこの様な曲を作るのに違和感がある。
祭典自体が物語の本題ではないだろう。というのも分かる。だがアニメは最初から祭典を身近な目標にして進んでいくそれはエタセン(漫画)で祭典を辞退するまでずっとだ。七人からbtbまで。
お前なんかに理解出来ないよ、言われるだろう。というか言われている人を丁度見た。ではちゃんと説いて欲しい。しっかり説けなければそれはこの世に無いのと同じだ。
彼から離れ完全に七人(7人)の曲に、物語になったから優勝、所謂勝てたというのであればすごく切ないというか。何ていう皮肉な未来を示唆していたのだろうか。この場合勝てたのはI-1やあかみそではなくて、誰なのだろう、ね。
だからこそ、勝ち負けを決めるアイドルの祭典という結論を辞め、針を進め敢えていうなら全員で勝ちにした新章の結論には納得がいった。自分たちの言葉で作った曲を使うという点も。こちらも対極的にはありがちな結末だけど、幸福論を起点としているならしっくりくるだろう。
そんな事を全て抱えた上で映画btbも大好きですし、曲btbも大好きです。というただの自己完結。