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バイク保険(任意保険)・原付保険の比較 見積もり

「価格.com保険」は、株式会社 カカクコム・インシュアランスが保険契約締結の代理・媒介を行います。

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AIG損保

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補償年齢:年齢を問わず補償/被保険者住所:東京都/被保険者年齢:30歳/被保険者性別:男性/被保険者の免許証の色:ゴールド/使用用途:レジャー/年間走行距離:2,800km/ABS付帯:なし/横滑り防止:装置なし/通勤通学使用:使用なし/保険開始日:2025/1/1/事故有係数適用期間:0年または適用なし/インターネット割引:適用あり
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バイク保険(任意保険)・原付保険とは

バイクに関する保険として、大きく「バイク保険(任意保険)・原付保険」と「自賠責保険」の2種類があります。これらの保険がどのようなものか、詳しく見ていきましょう。

バイク事故の際に起こりうるリスクとして、以下のものが考えられます。

バイク事故時のリスク

相手側への補償リスク
他人のケガ・死亡(対人賠償)
他人のバイクや建物の損害(対物賠償)
自身や同乗者への補償リスク
自身や同乗者のケガ・死亡(搭乗者傷害、人身傷害)
自身のバイクの損害

これらのリスクによって発生した費用をカバーするものが、バイク保険(任意保険)・原付保険、自賠責保険です。

バイク保険と自賠責保険の違いは?

オートバイや原付など、バイクを購入する際には、「自賠責保険」に加入する必要があります。
自賠責保険は、バイクを運転する際に必ず加入しなければならないと法令で義務付けられている保険で、別名「強制保険」とも呼ばれています。

一方、「バイク保険」や「原付保険」もありますが、これらは、加入が義務付けられていない「任意保険」です。

バイク保険と自賠責保険の違いは、一言でいうと、補償内容の手厚さです。
自賠責保険は、バイク事故における被害者保護の観点で加入が義務付けられている保険です。そのため、被害者、つまり「人」に対する補償のみで、他人のバイクや建物などの「物」、自身のケガなどに対する補償は、ありません。
また、支払われる保険金にも上限があり、万が一被害者が亡くなった場合でも、1名につき3,000万円までしか補償されません。

以下に、バイク保険と自賠責保険の補償範囲の違いをまとめました。

バイク保険と自賠責保険の補償範囲

  バイク保険 自賠責保険
相手の補償
相手側への補償
ケガ、死亡など
(対人賠償)

ケガ:最大120万円
死亡:最大3,000万円
後遺障害:最大4,000万円
バイク、物の破損
(対物賠償)
自身の補償
自分側への補償
ケガ、死亡など
(搭乗者傷害、人身傷害)
(商品によってはオプションで加入)
バイク、物の破損
(車両保険)
(商品によってはオプションで加入)
そのほかの補償
そのほかの補償
無保険車傷害 (商品によってはオプションで加入)
ロードサービス (商品によってはオプションで加入)
弁護士費用 (商品によってはオプションで加入)
  • ○…補償されます
  • △…補償されますが、上限金額が設定されています
  • ×…補償されません

上記の表から、自賠責保険よりもバイク保険の補償が手厚いことがよく分かります。

一方で、自賠責保険でも他人への補償があるため、これだけでは、バイク保険が必要とは言いきれません。
そこで、次の「バイク保険って必要なの?」の項目では、過去の賠償金事例や、バイクでの事故リスクなどをもとに、バイク保険の必要性について考えてみましょう。

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バイク保険(任意保険)・原付保険って必要なの?

バイクに乗るためには、自賠責保険に必ず加入する必要がありますが、これよりも補償の手厚いバイク保険に加入する必要は、あるのでしょうか?
バイク保険と自賠責保険の違いで述べたように、自賠責保険でも事故時の被害者のケガ・死亡は補償されます。
ただし、事故の際にガードレールに衝突して破損した場合や、相手や自身のバイクの修理費用が必要になった場合などは、自賠責保険では補償されません。

実際に起きた事故の例とともに見てみましょう。

事故例1 相手がいる事故

事故の概要

交差点を左折した際に、横断歩道を渡っていた男性をひいてしまった。男性は転倒して腕を骨折、バイクの運転者も転倒し、足首を骨折。
また、バイクが自走できない損害も発生した。

バイクの運転者が支払う費用と、保険での補償額

支払う必要がある費用 自賠責保険での補償可能額 バイク保険での補償可能額
男性のケガ治療費20万円 20万円 20万円
自身のケガ治療費30万円 0円 30万円
バイクの修理費用25万円 0円 25万円
支払額合計75万円 自賠責保険にのみ加入の場合、
最終的に支払う自己負担額は
55万円
バイク保険に加入の場合、
最終的に支払う自己負担額は
0円

事故例2 単独事故

事故の概要

友人を後ろに乗せてバイクを運転中、マンホールで滑って転倒。運転者自身は手首の骨折、友人は腰の骨の骨折。
また、友人が倒れた場所が踏み切りの中だったため、
通行人が非常停止ボタンを押し、しばらくの間、電車の運行を止めてしまった。

バイクの運転者が支払う費用と、保険での補償額

支払う必要がある費用 自賠責保険での補償可能額 バイク保険での補償可能額
友人のケガ治療費40万円 0円 40万円
自身のケガ治療費10万円 0円 10万円
電車を止めたことによる損害賠償150万円 0円 150万円
支払額合計200万円 自賠責保険にのみ加入の場合、
最終的に支払う自己負担額は
200万円
バイク保険に加入の場合、
最終的に支払う自己負担額は
0円

上記の事故は例ですが、バイクに乗る以上、このようなリスクがないとは言い切れません。続いて、過去の交通事故による高額賠償事例を見てみましょう。

人身事故の高額賠償判決例

認定総損害額 裁判所 判決年 被害者性別年齢 被害者職業 被害態様
5億2,853万円 横浜地裁 2011年 男41歳 眼科開業医 死亡
4億5,381万円 札幌地裁 2016年 男30歳 公務員 後遺障害
4億5,375万円 横浜地裁 2017年 男50歳 コンサルタント 後遺障害
  • 出典:損害保険料率算出機構/自動車保険の概況 2022年度(2021年度統計)

物損事故の高額賠償判決例

認定総損害額 裁判所 判決年 被害物件
1億3,450万円 東京地裁 1996年 パチンコ店
1億1,347万円 千葉地裁 1998年 電車
1億1,798万円 大阪地裁 2011年 トレーラー
  • 出典:損害保険料率算出機構/自動車保険の概況 2022年度(2021年度統計)

損害額が高額になる交通事故を起こしてしまった場合、自賠責保険の賠償のみでは保険金でカバーしきれず、不足分はすべて自己負担になってしまいます。
このように、自賠責保険で補償されない部分を手厚くカバーする保険がバイク保険です。
バイク事故の場合、ライダーの体は外部にさらされているため、ケガをする可能性が高く、治療費はかなりの出費となります。このような万が一の事故や出費に備えるためにも、バイク保険への加入をおすすめします。

バイク事故の賠償金、支払う責任があるのは誰?

バイク同士の衝突による事故でケガ人が出た場合、治療費用が発生します。
例えば、1台のバイク運転者Aの治療費用が40万円、もう1台のバイク運転者Bの治療費用が60万円だった場合、治療費用の支払い責任は、どちらにあるのでしょうか。

これには、保険会社が決める「過失割合」が関係してきます。
まず、警察が事故状況を調査した資料をもとに、保険会社が運転者Aと運転者Bの過失割合を決定します。決定した過失割合に応じて、保険会社が治療費用を支払います。つまり、保険会社が決定した過失割合により、運転者A、運転者Bの必要支払額は変わってきます。

例えば、決定した過失割合が3:7(運転者Aが3割の過失、運転者Bが7割の過失)だったとします。この場合、運転者Aが支払う金額は、「運転者Bへの損害賠償額18万円」と「自身の治療費負担額12万円」となります。一方で、運転者Bは、「運転者Aへの損害賠償額28万円」と「自身の治療費負担額42万円」を支払うことになります。

また、過失割合が10:0(運転者Aが10割の過失、運転者Bは過失なし)の場合は、運転者Aが「運転者Bの損害賠償額60万円」と「自身の治療費負担額40万円」を支払うことになります。

バイク保険(任意保険)・原付保険の補償、特約とは

バイク保険の補償が自賠責保険よりも手厚いことは、「バイク保険とは?」で述べましたが、バイク保険の補償や特約を具体的に見ていきましょう。

主な補償内容、特約一覧

相手への補償 自身、搭乗者への補償 そのほかの補償
ケガ・死亡 物品の破損 ケガ・死亡 物品の破損
対人賠償補償ファミリーバイク特約 対物賠償補償対物超過修理費用補償ファミリーバイク特約 人身傷害補償搭乗者傷害補償自損事故補償無保険車傷害補償ファミリーバイク特約 車両保険車両積載動産補償ファミリーバイク特約 他車運転特約弁護士費用特約バイクの盗難保険
  • ※保険会社によっては、「対人賠償補償」を「対人賠償保険」のように、○○補償を○○保険と表現する場合や、「弁護士費用補償」を「弁護士費用特約」のように、○○補償を○○特約と表現する場合があります。この場合も、補償内容は同じと考えていただいて問題ありません。

対人賠償補償(対人賠償保険)とは

バイクによる交通事故で、相手にケガを負わせるほか、死亡させてしまった場合に、保険金が支払われる補償です。
「相手」のケガや死亡に関する補償であり、自身や自身のバイクの同乗者は補償の対象外である点に注意が必要です。
また、補償対象は「相手」が他人である場合のみのため、例えば、「相手」が自身の親や子どもの場合は補償されません。
なお、補償額の上限は契約時に設定した金額となりますが、多くの商品では、支払い上限が「無制限」となっています。その場合、相手への賠償額(支払う必要がある金額)のうち、自賠責保険からの支払額を超えた分が支払われ、最終的な自己負担額はありません。

対物賠償補償(対物賠償保険)とは

バイクによる交通事故で、相手のバイクやスマートフォンなどの携行品、ガードレールや店舗の窓ガラスなど、自身以外の物品破損の際にかかる修理・交換費用に対して、保険金が支払われる補償です。
「相手」や「他人」の物品破損に関する補償のため、自身のバイクや、親が所有する車の修理費用などは、補償の対象外です。
なお、補償額の上限は契約時に設定した金額となりますが、多くの商品では、支払い上限を「無制限」に選択できます。自賠責保険には、対物賠償補償が付いていないため、物品の補償を実費、もしくはバイク保険で補う必要があります。

人身傷害補償(人身傷害保険)とは

バイクによる交通事故で、自身や同乗者がケガや死亡した場合などに、保険金が支払われる補償です。
搭乗者傷害補償と異なり、契約中のバイク以外に乗っていた場合のバイク事故や歩行中の事故も、自身や家族であれば、保険金が支払われます。自身のケガ、死亡に対する保険金が支払われる補償に、人身傷害補償と似た「搭乗者傷害補償」があります。双方に加入していた場合は、人身傷害補償、搭乗者傷害補償の両方から、保険金が支払われます。なお、支払額は、治療にかかった費用のみを補償する「実損払い」や、事故が起きなかった場合に得られるはずの収入を計算した「逸失利益」で支払われます。
※商品によっては、「搭乗者傷害補償」と同時に契約できない場合があります。

搭乗者傷害補償(搭乗者傷害保険)とは

バイクによる交通事故で、搭乗者がバイクによる交通事故でケガや死亡した場合などに、保険金が支払われる補償です。人身傷害補償と異なり、補償の対象は、契約中のバイクに乗っていた場合のケガ・死亡のみです。
自身のケガ、死亡に対する保険金が支払われる補償に、搭乗者傷害補償と似た「人身傷害補償」があります。双方に加入していた場合は、搭乗者傷害補償、人身傷害補償の両方から、保険金が支払われます。なお、支払額はケガの症状や部位、死亡など、受けた損害の内容に応じて事前に定められており、実際にかかった金額にかかわらず、定額が支払われます。
※商品によっては、「人身傷害補償」と同時に契約できない場合があります。

自損事故補償(自損事故保険)とは

バイクによる交通事故で、自身や同乗者が負傷または死亡した場合などに、保険金が支払われる補償です。補償の対象は、単独事故や自身の過失割合が10(100%)のように、費用を請求する相手がいない場合にかぎります。なお、補償の対象者は、自身、同乗者のみです。
人身傷害補償の補償範囲を限定したもの、とイメージすると分かりやすいでしょう。なお、支払額はケガの症状や部位、死亡など、受けた損害の内容に応じて事前に定められており、実際にかかった金額に関わらず、定額が支払われます。人身傷害補償に加入している場合は、自損事故補償の補償をカバーしているため、自損事故補償は不要です。

車両保険とは

バイクによる事故や、災害、いたずらなどで自身のバイクを修理する場合、かかった修理費用に保険金が支払われる補償です。
あらかじめ設定した金額を上限に、保険金が支払われます。

無保険車傷害補償(無保険車傷害保険)とは

相手とのバイク事故で自身が負傷、または死亡し、相手に賠償金の支払い責任があるにもかかわらず支払い能力がない場合、自身が加入中の保険から保険金が支払われる補償です。
支払われる保険金の上限は、あらかじめ設定した金額です。相手が支払うべき金額から相手の自賠責保険で賠償される金額を差し引いた額が、自身の保険で補償されます。

対物超過修理費用補償とは

相手がいるバイク事故で、相手のバイクの修理費用を支払う責任があり、対物賠償での補償額を超えた場合に、保険金が支払われる補償です。
基本的に、相手のバイクの破損は対物賠償で補償され、支払われる保険金の限度額は、支払い対象バイクの、法律上の時価額となります。
例えば、相手のバイク修理費用が50万円、そのバイクの法律上の時価額が20万円である場合、対物賠償では20万円しか補償されません。残りの30万円は、自身で負担する必要がありますが、対物超過修理費用補償を付けていた場合は、この30万円が補償されます。

他車運転特約とは

自身が、ほかの人に借りたバイクを運転中に事故を起こした場合、他人のケガや死亡、他人のバイクや物などの破損を補償する際に、保険金が支払われる特約です。この場合、他人のバイク保険ではなく、自身が契約しているバイク保険から、保険金が支払われます。

車両積載動産特約とは

自身がバイクを運転中に事故を起こした場合、事故で破損した腕時計やスマホなど、身の回りの携行品の損害を補償できる特約です。

弁護士費用特約とは

相手のいるバイク事故で、示談交渉を弁護士に依頼した際に発生する費用を補償できる特約です。

ファミリーバイク特約とは

厳密には、バイク保険の特約ではなく、自動車保険にセットできる特約です。主に、以下の賠償責任が補償されます。

他人のケガ、死亡に対する補償(対人賠償)他人の物品に対する補償(対物賠償)
自身、同乗者などのケガ、死亡に対する補償(人身傷害)

  • ※人身傷害はオプション加入が必要

ただし、ファミリーバイク特約で補償されるのは、原付、ミニバイクなど125cc以下のバイクに限られます。
また、1家庭で2台以上のバイク(125cc以下)を所有している場合でも、全てのバイクが補償の対象になります。

バイクの盗難保険とは

バイク保険で盗難補償に対応している商品はごくわずか

自動車保険では一般的ですが、バイク保険で盗難保険を付けられる商品は、非常に少ないです。
理由として、自動車に比べてバイクの台数が少ないにもかかわらず、バイクの盗難台数の方が多いことが挙げられます。(※1)

バイクの盗難保険は、バイク保険ではなく、バイク販売店で加入するケースがほとんどです。
ごくまれに、盗難保険を付けられるバイク保険もありますが、保険料が割高になる傾向にあるため、注意が必要です。

  • ※1 バイク、自動車の盗難率比較
  日本国内の所有台数 ※2 年間盗難件数 ※3 盗難率
バイク 約3,802,000台 約9,000件 0.24%
自動車 約78,670,000台 約5,200件 0.01%

バイクの盗難割合は、自動車の盗難割合の
約24倍

  • ※2 出典:国土交通省 自動車保有車両数統計(令和3年1月末現在)
  • ※3 出典:警察庁 犯罪統計 令和2年版

バイク保険(任意保険)・原付保険の加入率は?

バイク保険・原付保険とは、の項目で述べたように、バイク保険への加入は任意のため、加入していない場合でも法律的には問題ありません。
実際に、バイク所有者のバイク保険加入率は52.3%となっており、約半数のバイクが保険に加入していません。

バイク保険の加入割合

52.3%が加入

  • 出典:損害保険料率算出機構 自動車保険の概況(2022年度版)

バイク保険(任意保険)・原付保険の相場は?
〜バイク保険の保険料例〜

バイクの自賠責保険は、補償内容が一律のため、商品によって保険料が変わることはありません。一方で、バイク保険の保険料は、商品や契約者の状況などによって異なります。
バイク保険の保険料は以下の要素で決まります。

バイクの排気量

  • (125cc以下の原付なのか、250ccなどの中型バイクなのか、750ccなどの大型バイクなのかなど)

バイク保険の補償内容

  • (補償範囲、補償内容、設定免責金額など)

運転者の状態、使用頻度など

  • (免許の色、運転者年齢、使用用途、等級、主に走行する都道府県など)

詳細保険料は、条件やバイク商品により異なります。例として、一定の条件の下で保険料の相場を見てみましょう。

算出条件

補償内容

対人賠償 無制限
対物賠償 無制限
搭乗者傷害 200万円
人身傷害 なし
自損事故傷害 あり
無保険車傷害 2億円

契約者の情報

運転者年齢 30歳
運転者住所 東京都
免許証の色 ゴールド
等級 純新規等級
  • 上記以外の条件:使用用途:レジャー、年間走行距離:2,800km、通勤通学:使用なし、保険開始日:2018/5/1、事故有係数適用期間:0年または適用なし
バイクの排気量 補償年齢 年間バイク保険料
125cc以下 年齢問わず補償 28,000〜60,000円
21歳以上補償 18,000〜32,000円
26歳以上補償

14,000〜32,000円

30歳以上補償 13,000〜32,000円
125超250cc以下 年齢問わず補償 60,000〜110,000円
21歳以上補償 22,000〜55,000円
26歳以上補償

18,000〜37,000円

30歳以上補償 13,000〜34,000円
251cc超 年齢問わず補償 53,000〜110,000円
21歳以上補償 22,000〜55,000円
26歳以上補償

18,000〜37,000円

30歳以上補償 13,000〜34,000円

このように、バイクの排気量と補償年齢の違いのみでも、商品ごとに保険料が大きく異なります。
そのほか、初めての加入か、過去に加入歴があるか、加入歴があった場合は事故による保険金請求があったか(等級で判断されます)、などの条件によっても、保険料は変わります。

一方で、同じ補償内容にもかかわらず、バイクの排気量や補償年齢で、保険料に差が出るのは、なぜでしょうか。

基本的に、事故リスクが高いバイク、運転者の年齢が若いほど、保険料が高くなる傾向にあります。例えば、補償の対象範囲を「21歳以上補償」と「30歳以上補償」で考えてみましょう。

令和2年のバイク事故による死亡者数を、年齢別に占める割合で見ると、
20代…18.4%
30代…11.4%
となっています(※1)。つまり、30代に比べて20代の方が、約1.6倍死亡リスクが高いといえます。
そのため、補償の対象範囲が「30歳以上補償」の方が、保険料は安くなります。

  • ※1 出典:警察庁交通局 道路の交通に関する統計(令和4年データ)

このように、バイク保険の保険料は、さまざまな条件を基に決まります。
自身に必要な補償を見極めるだけでなく、運転者の年齢、等級や免許証の色など、総合的な条件から、自身に合ったバイク保険を選ぶことが大切です。

等級(ノンフリート等級)とは?

バイク保険には、1等級から20等級までの等級(ノンフリート等級)が設定されており、事故を起こした履歴などに基づいて、等級が決定します。この等級に応じて保険料が割り増し・割引される制度を、ノンフリート等級別料率制度と呼びます。
なお、バイク保険に初めて加入する場合は、6等級から始まります。

1年間保険を使用せずに契約を更新した場合は、翌年度の等級が1つ上がり、これに伴って保険料が安くなります。
一方で、事故を起こして保険金を受け取った場合、翌年度の等級が3等級下がるほか、3年間は「事故有等級」とみなされるため、保険料が高くなります。
なお、事故有等級とは、事故がない場合の等級に比べて、割引率が低い等級のことをいいます。

事故有等級の割引率イメージ

2022年 2023年 2024年 2025年 2026年
10等級 45%割引 7等級 20%割引(事故有等級)
※事故がない場合の7等級は、30%割引
8等級 21%割引(事故有等級)
※事故がない場合の8等級は、40%割引
9等級 22%割引(事故有等級)
※事故がない場合の9等級は、43%割引
10等級 45%割引

保険金請求による等級の下降は、必ずしも3等級ではなく、保険金請求の理由や背景によって異なります。具体的には、以下のような設定が、商品ごとに定義されています。
 ・1等級ダウン事故となり、下がる等級は1等級
  事故ありの割引・割増率適用期間も1年
 ・ノーカウント事故となり、等級は下がらず、割引適用率も通常

等級によってどれほど保険料が異なるのか、目安を見てみましょう。

バイク保険の等級による割増・割引率目安

等級 通常の割引・割増率 事故有等級の割引・割増率 保険料
20等級 63%割引 44%割引
19等級 55%割引 42%割引
18等級 54%割引 40%割引
17等級 53%割引 38%割引
16等級 52%割引 36%割引
15等級 51%割引 33%割引
14等級 50%割引 31%割引
13等級 49%割引 29%割引
12等級 48%割引 27%割引
11等級 47%割引 25%割引
10等級 45%割引 23%割引
9等級 43%割引 22%割引
8等級 40%割引 21%割引
7等級 30%割引 20%割引
6等級 19%割引 19%割引
5等級 13%割引 13%割引
4等級 2%割引 2%割引
3等級 12%割増 12%割増
2等級 28%割増 28%割増
1等級 64%割増 64%割増
  • ※ 2022年2月時点の割引料率です。保険料割増引率は、商品によって内容が異なる場合がございます。

なお、商品が変わっても、バイク保険の等級を引き継ぐことが可能です。
一部の全国労働者共済生活協同組合連合会(共済)を除いて、全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)や全国共済農業協同組合連合会(JA共済)の保険からも、等級を引き継げます。

ただし、自動車保険の等級をバイク保険に引き継ぐことはできません。
自動車保険と、バイク保険の等級は、別物であると考えましょう。

なお、バイク保険の等級を引き継ぐ際にも、注意点があります。
別の保険でバイク保険を継続する場合、等級は引き継がれますが、一時的にバイクに乗車しないためバイク保険が不要の場合は、「解約」ではなく「中断」を選択しましょう。

「中断」には一定の条件がありますが、中断証明書を取得することで、数年後にバイク保険に再加入する際、これまでの等級を引き継げます。
たとえ以前が20等級であったとしても、中断証明書がない場合は、再度6等級からのスタートになります。そのため、等級による割引率が低くなってしまいます。

中断証明書の有効期間は、10年間(一部例外あり)です。一時的にバイク保険が不要な場合、「中断」を選択しておくことで、後々役に立つ可能性もあります。

バイク保険(任意保険)・原付保険の選び方

1.補償内容、補償範囲を決める

まずは、補償の内容と範囲を決めましょう。
補償は、おおまかに以下のように分けられます。

相手のケガ、死亡に関する補償

主な補償:対人賠償補償

相手や他人の物に関する補償

主な補償:対物賠償補償

自身や同乗者のケガ、死亡に関する補償

主な補償:人身傷害補償搭乗者傷害補償自損事故補償

自身のバイクや持ち物(携行品)に関する補償

主な補償:車両保険車両積載動産補償

バイク保険の加入率は?」ページでのバイク保険加入者の契約内容を参考に、それぞれの補償で必要な保険金額を考えてみましょう。

2.自身の状況に合わせて、複数社の保険料を確認する

補償内容や保障範囲が同一であっても、運転者の免許証の色、主にバイクを運転する都道府県、等級のほか、商品によって保険料が異なるのが、バイク保険です。ほかの方にとってA社の保険料が一番安い場合でも、自身の条件では、必ずしもA社が一番安いとはかぎりません。
自身の条件に合わせて、バイク保険の見積もりを複数取って比較してみましょう。

補償内容が同じでも、保険料が異なる例

補償内容、補償範囲、契約バイクなど、全ての項目が同じだとした場合の、保険料の見積もり例です。
友人Aと、自身の違いは、以下の1点のみとします。

  自身 友人A
免許証の色 ゴールド ブルー

上記条件での各社の保険料例

  自身の年間保険料 友人Aの年間保険料
保険会社A 年間:34,000円 年間:34,000円
保険会社B 年間:20,000円(最安) 年間:30,000円
保険会社C 年間:25,000円 年間:25,000円(最安)
保険会社D 年間:38,000円 年間:38,000円

保険会社Bには、ゴールド免許割引があるため、自身の保険料は、保険会社Bが最安となります。
一方、友人Aは、保険会社Bのゴールド免許割引が適用されず、保険会社Cが最安になりました。

このように、契約者の一つの条件のみでも、保険料に差が出る可能性があるため、自身の条件で、バイク保険を見積もりしてください。

3.補償内容、保険料で、ほぼ同等の見積もりがある場合は、補償以外のサービスで比較しましょう

自身で設定した補償内容以外のサービスも見てみましょう。
例えば、バイクが自走できなくなった場合の「レッカーサービス」です。
レッカーサービスも、保険会社によって補償内容が異なります。

レッカーサービスの各社の違い

保険会社 サービス内容
A社 ロードサービスセンターが指定する最寄り修理工場まで、距離の制限なく無料でレッカー移動。
B社 事故や故障で走行不能になったバイクを、現場から運転者が指定する修理工場などへ100kmを限度に無料にて牽(けん)引。
C社 指定する修理工場まで距離の制限なく無料で牽引・搬送。ただし、運転者が修理工場を指定した場合は、30km(実走距離)を限度に無料で牽引・搬送。
D社 特定の特約をセットしたときのみ、車種によって30万〜50万円までを補償。
E社 修理工場などまでレッカー搬送(1回の事故などで15万円を限度に補償)。
  • (2015/8 カカクコム・インシュアランス調べ)

このように、各社でサービス内容が異なるため、自動でセットされている補償、サービスなどで比較してみましょう。

バイク保険の保険料を安く抑えるには?

保険料を安く抑えるには、以下の方法が考えられます。

バイク保険の補償内容(保険金額)を少なくする

保険は、万が一に備えて加入するものです。そのため、保険料を抑えるために必要保険金よりも低い金額で契約することは、おすすめできません。
予期せぬ事態が発生したときに、自己負担でカバーできない部分は、補償を付けておいた方がよいでしょう。
高額賠償判決例で述べたように、過去には1億円以上の賠償金が発生した事例があります。このことから、相手のケガ、死亡に関する補償、相手や他者の所有物に関する補償は、加入をおすすめします。

補償の対象範囲を絞る

例えば、自身が30歳以上で、自身のみが契約のバイクを運転する場合は、補償年齢を「30歳以上補償」に絞ることで、保険料を抑えられます。
補償の対象者を、細かく絞って設定しましょう。

免責金額を多めに設定する

車両保険のように、バイク保険の補償内容によっては、免責金額を設定できる補償もあります。免責金額を多めに設定することで、保険料を抑えられます。
ただし、万が一事故が起き、設定した免責金額内での支払が生じた場合は、実費で支払う必要があるため、注意が必要です。

ネットで契約する

近年、ネット経由でバイク保険に加入する方が増えています。バイク販売店など、店舗での加入に比べて人件費がかからないため、保険料が割引される商品もあります。
気になる商品に、ネット契約の割引が適用されるかどうか、確認してみましょう。

バイク保険を引き継ぐ場合は、等級を引き継ぐ

等級は、商品を変更した場合や、一時的にバイク保険の加入を「中断」した後でも、引き継ぐことが可能です(ただし、一部の共済を除きます)。
特に、最大限の割引を受けられる20等級の場合、63%ほど保険料が割引されることもあります。商品を変更する際は、等級の引き継ぎを忘れないようにしましょう。

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当サイトでは、すべての保険会社の商品・プランを掲載しているわけではありません。株式会社カカクコム・インシュアランスにて取扱可能な保険会社のうち、保険会社からサイト掲載の許可が得られた商品を掲載、比較しております。当サイトに掲載されていない商品については、保険相談にお問い合わせ下さい。
このページは補償内容の概要を説明したものであり、比較表示には保険商品内容のすべてが記載されているわけではありません。あくまで参考情報としてご利用ください。
ご契約にあたっては、必ず「パンフレット」「約款」「重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報)」をよくお読みください。
詳細につきましては各社ホームページにてご確認ください。「パンフレット」などの資料を書面にてご希望の場合は代理店または各保険会社までご連絡ください。
(保険商品によっては書面でのパンフレットなどが存在しない場合がございますのでご了承ください)

※保険料は、上記契約条件にて算出した、特約をセットしていない場合の概算保険料です。実際の保険料は被保険者の年齢、住まいなどにより異なります。詳細は各保険会社へお問い合わせください
※保険料だけでなく、補償内容などのほかの要素も考慮に入れたうえで比較・検討してください

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したがいまして、保険契約の締結に際しましてはお客さまご自身が各保険会社のWEBサイトから告知事項を入力のうえ、保険契約のお申し込みを行っていただきますようお願いいたします。

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