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浜井浩一(はまい・こういち)『刑務所の風景』日本評論社。

 浜井浩一(はまい・こういち)『刑務所の風景―社会を見つめる刑務所モノグラフ』日本評論社。


 『累犯障害者』が文庫になったのも、うれしく おもったのですが、この『刑務所の風景』を みつけて、ああ これは よみたいと おもいました。


 浜井さんは現在、犯罪学で大学教員をしているのですが、教員になるまえに、刑務所で「法務(心理)技官」をした時期がありました。その経験を、刑務所の参与観察として 本に まとめたというわけです。2006年の本なので、もっと はやくに よめていれば よかったのですが。
 第11章「刑務官と受刑者の関係─名古屋刑務所事件をとおして」、第12章「刑務官の視点─人を管理するということ」などを、じっくり よみたいと おもいます。


 いろんな意味で、日本の「社会福祉」の現状を あらわす本だと おもいます。ひとが ひとを ケアするということを じっくりと かんがえるためにも、よみたい本だと おもいます。刑務所も、福祉「施設」ですから。社会の問題ですから。


 これを よんで、いろんな「獄中記(ごくちゅうき)」が よめたらと おもいます。