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「やらなきゃいけないのは頭ではわかってるけど、なかなか行動に移せない」「いざ行動を起こそうとすると、なんかやる気がでない」「重い腰が上がらない」なんてことって誰にでも経験があると思います。
いくら頭でわかっていても、実際の行動に移すのがめんどくさいですし、億劫なんですよね。
こんな時にその時の感情にただ身を任せているだけではいつまでたっても行動はできません。なので、意識的に行動してしまうような「テクニック」を使うことがお勧めです。今回はそんなテクニックについてお話していきます。
そもそも「なぜ行動できないのか?」
まず理解しておくべきことは、頭ではやらなければいけないと思っているのに「なぜ行動ができなのか?」ということです。この根本的な原因をしっかり把握しておくことで、その原因を潰すヒントが得られます。
1.やらなくても済むから(危機感がない)
やらなくても済むことはそれを上回る動機がないとなかなか行動に移せません。最悪行動しなくても済むことはやらないのです。
例えば、「健康の為に毎日筋トレをしよう」という行動目標があったとして、仮に筋トレをしなかったからといってすぐに何か影響があるわけではありません。極端な話、最悪やらなくても死にはしないですし、生活に困ることがあるわけではないのです。
2.やらない方が「楽」だから
やらなければいけないことというのは「一手間」がかかるのに対して、特にやる必要の無いことは「楽」な場合がほとんどです。
「筋トレをする」というのと「ただ座ってテレビを見る」という選択肢があった時に、当然人間は「楽な方」を選択します。誰もが大変なことはやりたくないですし、楽なことをやっていたいはずです。
「大変なこと」と「楽なこと」の2つの選択肢が目の前にあって、それを人間の深層心理のまま自然に選んでいけば、当然「楽な方」を選び続けるのです。
3.明確なビジョンがないから
例えば、1日だけ筋トレをやったとしても目に見える効果はありません。そうすると、あまりやっても意味がないような気がしてきてしまいます。このような感覚でいると、なかなか行動を続けることはできません。
なぜ、それをやっているのか?それをやることでどんなことが起こるのか?1ヶ月先、半年先、1年先など未来の理想の自分が明確にビジョンとして描けていなければ当然「今やる意味」を見いだせないのです。
これらを踏まえて、行動する為にはどうしたらいいのか?
ではこれらの行動できない理由を踏まえた上で、どうすれば行動ができるようになるのでしょうか?
答えは簡単で「これらの原因を全て潰してしまえばいい」のです。行動できない原因を片っ端から強制的に潰してしまいましょう。
1.やらなければいけない状況を意図的に作り出す
「やらなくても済んでいるからやらない」ということが行動できない時の大きな要因になっています。別にダイエットをしなくてもすぐには困らないですし、筋トレをしなくてもすぐには困らないのです。
でも、例えばここでこんな条件をつけたらどうでしょうか?
「1ヶ月後までに5キロ痩せたら1億円をあげます」
これなら、恐らくほとんどの人は死に物狂いで行動しまくるのではないでしょうか?
つまり、このようなやらなければいけない状況を意図的に作り出せば、あらゆるものごとを死に物狂いで行動するようになるということです。
よく「一度どん底を経験している人は強い」とか「借金を抱えた経営者は強い」など言いますが、これはまさに「やるしかない状況」に身を置いたことによる行動力が背景にあります。
このような状況を意図的に作るには、以下のような方法が効果的です。
第3者にやることをコミットする
まずはなるべく多くの人に今から自分がやろうと思っている事を伝えてしまうのが効果的です。「今から1ヶ月間毎日筋トレするから」と家族や友人、さらにはブログやSNSなどでなるべく多くの人に宣言してしまうのです。
これによって「言った手前やらなければみっともない」という心理になり、やらなければいけない状況を作り出すことができます。
先に「約束」や「予約」をしてしまう
誰かと約束をしたり、予約をしてしまうのも非常に効果的です。
例えば、「痩せて水着を来たい」と思っている人が痩せる前から「1ヶ月後に沖縄旅行のチケットをとってしまう」ことで、その旅行で水着を着る為に頑張って1ヶ月間で痩せようと行動をします。
他にも、楽器の練習をしなければと思っている人が、楽器が弾けるようになる前から「1ヶ月後にライブ発表の予約をしてしまう」ことで、必死に当日まで楽器の練習をするようになるのです。
要するにもう変更のできない「約束」や「予約」をしてしまうことで、やらなければいけない状況が作り出せるのです。
2.「行動したいこと」と「楽なこと」をフラットな関係性にしない
人間は「大変そうなこと」と「楽なこと」が目の前にあったら、必ず「楽なもの」を選びます。
普段「やらなければいけないこと」と同時に、「ゴロゴロする」「テレビを見る」「スマホをいじる」など様々な「楽なこと」の誘惑が存在していて、これらの中から思うがままに行動を選択すれば、当然「楽なもの」を選び続けてしまうのです。
「行動したいこと」と「楽なこと」をフラットな関係性にしている以上、常に楽なことが勝ってしまいます。
そこで、「行動したいこと」に対して、何かしらのインセンティブをつけるのです。できれば自分ではコントロールできないようなインセンティブがベストです。
なので、この時に上記で説明した「予約」を組み合わせて使うのがお勧めです。
「5キロ痩せたら沖縄旅行に行く」といったインセンティブを自分に与える為に、1ヶ月後に沖縄旅行を今から予約してしまうのです。予約してしまうことで、あとには引き返せなくなるのと、「痩せたら沖縄の海に行ける」という自分へのインセンティブの二つの効果が得られます。
3.行動をすることでどんな将来が待っているのかビジョンを描くこと
そして最も重要とも言えるのが、行動をしたことでどんな未来が待っているのか明確なビジョンを頭に描くことです。
このビジョンがないと、「今」やらなければいけないことの重要性がまったく理解できない状態になります。
ほとんどの行動は「今」やらなくてもそれほど大きな影響はありません。すぐに目に見えて大きな影響がないからこそ「今」やらなければいけないことの重要性が理解できず、行動に移せないのです。
でも、ここで「今」これをやることで「将来こうなれるんだ」という明確なビジョンが描けている人は、「今」それをやることの重要性を理解しているので、理想の将来を手に入れる為にどんどん行動をすることができます。
つまり今やっている小さな努力の積み重ねが将来どんな結果をもたらすのか「明確に」ビジョンとして描くことが行動を起こす上での最も大きなモチベーションとなるのです。
例えば、1ヶ月後に5キロ痩せることで、色んな洋服も着れて、オシャレもできて、水着も着れて、コンプレックスもなくなって、堂々と自信をもって人前に出られて、人間関係も良くなって、健康的になって、異性にモテて・・・みたいなことを明確に頭に描くのです。
「今頑張ればこんな生活が待っているんだ」ということを明確に理解できれば、「今やらなければいけないことなど些細なことだ」という認識になり、どんどんモチベーションが上がり行動できるようになります。
- 毎日勉強をすることでどんな将来のビジョンがあるのか
- 毎日ブログを更新することでどんな将来のビジョンがあるのか
- 毎日筋トレをすることでどんな将来のビジョンがあるのか
日々の行動を続けることで、どんな将来があるのか明確にイメージすることがとても大切です。
まとめ
行動しなければいけないのは分かっているけど、なかなか行動できないというのは恐らく誰しもが抱える悩みの一つだと思います。
ですが、ここで紹介した方法によって少しは改善することができます。行動しなければいけないことに対してしっかりとビジョンを明確にして、何かしらの約束や予約をし、多くの人に宣言してみましょう。
恐らくどんどんやる気が満ち溢れてくるのが実感できると思います。