HHKBユーザーミートアップvol.3
イベントレポート
2019年12月10日、新HHKBシリーズ発売のプレス発表会と同日に、ベルサール御成門タワーでHHKBファンの方々を集めてのHHKB ユーザーミートアップvol.3が開催されました。
新HHKBシリーズ全機種が勢ぞろい!
会場では、新HHKBシリーズの全機種が試せるタッチ&トライコーナーが設けられ、皆さん夢中で新HHKBの打鍵感を試されていました!中でも最上位機種のHHKB HYBRID Type-Sに大きな注目が集まりました。
大人気の販売ブース
今回、オリジナルTシャツや専用のオプション品などが購入できる販売ブースを設置しました。新HHKBは飛ぶように売れ、その場ですぐに開封してご自身のデバイスで試す方がたくさんいらっしゃいました。
いよいよミートアップがスタート!
HHKBの生みの親、東大名誉教授の和田英一先生のご挨拶で会がスタート。米寿にしてなおお若く、颯爽と壇上に登る日本のコンピューター科学の父の登場に大きな拍手が起こります。
ビジネス推進統括部 プロモーション推進部 部長 山口 篤より、誕生して23年目となるHHKBが新シリーズで何を継承し、何が変わったのかを紹介させていただきました。
HHKB展示スポット「SUPER CLASSIC」「アシストオン」「原価BAR」のご紹介
新HHKBタッチトライスポットとして、「SUPER CLASSIC」「アシストオン」「原価BAR」の3社にコラボレーションいただきました。
今回のミートアップでは、「SUPER CLASSIC」の勝田祐也さんと「原価BAR」の柳谷智宣さんに今回のコラボレーションについてお話いただきました。
和田先生の講話
再び和田先生が登場されました。「HHKBと尊師スタイルの浅からぬ因縁」と題して、ご自身がキーボードとキー配列にこだわってきた経緯と、HHKBファンの間では有名な、ノートパソコンのキーボードの上にHHKBを載せて使う「尊師スタイル」のルーツとなったプログラマー、リチャード・ストールマン(RMS)との出会い、「尊師スタイル」というネーミングとのユーモアたっぷりの因縁話に場内が湧きます。
ギークすぎるパネルディスカッション
続いてはHHKBファンのユーザーによるパネルディスカッションです。 br> 今回は、HHKBのデザイナーとしても列名されている富士通の白神一久さん、2018年の結婚式でHHKBのウェディングケーキをオーダーした写真でも有名な「さおとめらいふ」の魚住惇さん。古くからキーボードユーザコミュニティを運営し、YouTubeで「ほぼ週刊キーボードニュース」を配信、キーボードの同人誌も発行しているキーボードマニアのびあっこさん、老舗自作キーボードショップ「遊舎工房」代表倉内誠さんにご登壇いただきました。 br> 4名には、新HHKBについて熱く語っていただきました!
白神さん「歴代の中でも一番使い心地がいいキーボードだと思いますね。スペースキーを押しても音がしないのがびっくりしました。」
びあっこさん「キーカスタマイズが個人的に非常にはまりどころです。私JPをつかっているんですけど、JPのスペースキーってせまくて、両サイドすぐそばに変換無変換があるんですね。ここに「Ctrl」と「Fn」を置くとめちゃめちゃアクセスがいいんですよ。「A」横に「Ctrl」っていうのがHHKBだという話の直後で怒られそうなんですが(笑)右手の親指で「Fn」を押しながら、ホームポジションから動かずにカスタマイズした操作ができる。これが個人的には最高です。率直に言ってHHKBとして最新で最高の機種だと思います。」
魚住さん「新しいHHKBは前のType-Sよりなぜかキータッチが軽く感じます。とにかく疲れずどんだけでも打てます。指を置いただけで勝手に指が動いて自分の脳で思っていることがすでに画面に出ている。その速度まで行けたんだなという満足感があります。」
魚住惇さんがオーダーしたHHKBのウエディングケーキ
倉内さん「私がまず思ったのは非常に安いなというところですよね。自作キーボードは一つキットを作るのにだいたい2万円からで、そこからさらにカスタマイズをするともっと高くなります。なので完成品が3万円で買えるのは非常に安いと思います。普通に考えたらおかしな話でしょうが(笑)」
他にも、「左右分割型のHHKBが出て欲しい」や「キー荷重30gのHHKBが欲しい」などのご要望や自作キーボードの深い沼の話などユーザー目線の本音トークがあり会場は大変盛り上がりました。
懇親会/ライトニングトーク
パネルディスカッションが終わり、成蹊大学法学部教授の塩澤一洋先生の乾杯の音頭で懇親会がスタートしました! br> 塩澤先生は長年HHKBを右手用と左手用に2台遣いしているほどHHKB愛が強く、HHKBについて話し出したら止まりません。
また、会場にはご自身の自作キーボードを持ち込んでいる方がたくさんいらっしゃいました!
お酒も入り、ユーザー同士が活発に交流を深める懇親会の中、壇上ではライトニングトークを開催。 br> MacBookのキーボードにぴったりフィットし、尊師スタイルでHHKBを使いながらタッチバーも使えるトレイを製作している山本ユースケさん、高校生の頃からHHKBを使っており、現在はソフトウェア開発者の鈴木勇さんはオリジナルHHKBTシャツを着て登壇、首からHHKBを下げて登場し、親指シフトユーザーから見たHHKBというテーマで会場内の親指シフトユーザーの心を掴んだ大東信仁(@ものくろ)さんと、それぞれ独特のスタンスでHHKB愛を語ってくれました。
見回してみると、会場のほとんどが男性という参加者の中、数少ない女性ユーザーのなおちーさんを発見! br> お話を聞いてみると、研究室勤務というなおちーさんの職場では、200人ほどの女性が勤務しているそうですが、その中でHHKBユーザーはなんとなおちーさんだけ。
「私は知人に勧められてHHKBを使いはじめ、すっかりファンになったのですが、他の女子に勧めても、値段と機能しか見ないんですよね。触ってみれば絶対に違うことがわかると思うんだけど、なかなか触るところまでいかないんですよ」と、なおちーさん。HHKBがどうやって女子のハートを掴むのか、今後の課題ですね。
豪華グッズが当たる抽選会!
会場では豪華グッズや和田先生のサイン入りキーカバー、そして新HHKBが当たる大抽選会も開催。 br> 賞品のひとつ、中国のメーカーが作ったカラフルなHHKB用キートップを当てたおふたりにも話を聞いてみました。HHKB ユーザーミートアップに参加するのはこれが2回目だというHKさんは、今回の新シリーズが最高!と、早くも最高宣言。本日新シリーズを購入し、第一部、第二部の間に使い倒し、すでに手に馴染んでる!というはぶりすとさんは、10数年前にLiteを使い始めてからのHHKBユーザーだそうです。
最後に広報戦略室 室長 松本 秀樹からご挨拶
広報戦略室室長 松本 秀樹がシメの挨拶の中、今回の新製品開発に関わったエンジニア全員を壇上に上げ、難産だった新HHKBの完成まで、一切の妥協を許さずに最高の製品を作り上げたスタッフと、イベントに関わったゲストの皆さん、そしてファンの皆さんの愛に感謝を述べ、記念撮影をしてHHKB ユーザーミートアップは終了となりました。
HHKBファン、キーボードに興味がある人なら、きっと楽しくて濃い時間を過ごせるHHKBユーザーミートアップ。 br>次回はあなたも、ぜひ参加してみてください。