絵本 宮古物語
2019-03-11T17:31:57+09:00
miyako_monogatari
岩手県宮古市の物語
Excite Blog
■ カラスの巣
http://hanasukko.exblog.jp/9151451/
2009-10-25T08:01:00+09:00
2019-03-11T17:31:57+09:00
2009-10-25T08:01:16+09:00
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未分類
<![CDATA[
旧八幡通りの
旧八分団の
火の見やぐらの
てっぺんの
半鐘 円（まる）屋根 針金の
巣づくりしたのはカラスです
八幡山から引っ越して
町のカラスになったのに
見上げてみれば
いつも留守
カラスのカン公
モダンな住まい
かあかあカラス
からから空巣（からす）
宮古onＷeb]]>
■ 煮 豆
http://hanasukko.exblog.jp/9151274/
2009-10-25T05:51:00+09:00
2010-03-19T05:12:16+09:00
2009-10-25T05:51:37+09:00
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未分類
<![CDATA[
近所に、煮豆屋さんが、あったった。
ビニールの小袋でさ。
ちっちゃけえ輪ゴムで、口ぃ、とめであったった。
町の店屋さんさ、おろすてだんだぁね。
ふた袋で１５円。
ひと袋、７円５０銭。
ひと袋は、売んねーのす、ふつーは。
それを、小銭っこ、にぎりしめで、買いに行ったった。
「もーす！
もーす！
けどがんせ！
ひとぉづ、けどがんせ！」
おばさん...]]>
■ かぜっこ
http://hanasukko.exblog.jp/9151263/
2009-10-25T05:38:17+09:00
2009-10-25T05:38:16+09:00
2009-10-25T05:38:16+09:00
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未分類
<![CDATA[
浄土ヶ浜の石浜さ
打ぢ上がってだ
かぜっこひとづ
からから乾びで塩吹いで
からから殻っこ風に鳴る
ひろって海さ投げだっけ
波っこひとづゆさゆさゆさる
波っこふたづとぷとぷとぷん
かぜっこ帰れ海んなが
かぜっこ帰れ海のそご ＊かぜはウニのこと
宮古 on web
]]>
■ 挿絵 新着！
http://hanasukko.exblog.jp/8578301/
2009-07-07T01:30:00+09:00
2009-10-25T07:50:46+09:00
2009-07-07T01:30:22+09:00
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未分類
<![CDATA[
【絵師】 海猫屋さんのブログ 夜の海猫
けむぼーさんのサイト けむぼーギャラリー
うららさんの 作品集
うららさん ホドゲさまの通り道
けむぼーさん 煮 豆
けむぼーさん
かぜっこ
...]]>
■ 逆さいちょう
http://hanasukko.exblog.jp/8468339/
2009-06-23T00:23:00+09:00
2009-06-24T04:05:37+09:00
2009-06-23T00:23:36+09:00
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未分類
<![CDATA[
八幡さまの神官だが、なんだがが、旅がら帰ってきて、ついでだ杖を、横山のふもとさ差したんだ。
それが生き返って、逆さいちょうに、なったんだ――
一中さ入ったぁどぎ、そんな話っこ、聞いだ覚（おべ）えがある。
ぼわぼわど、枝っこが、いっぺえ伸びでっとも、あれは根っこなんだぁね、ほんとうは。
まんながが、あいででさ。
人っこが通れだった。
内っかわが、焼けこげでだった。...]]>
■ かぜっこ
http://hanasukko.exblog.jp/8452790/
2009-06-21T14:22:00+09:00
2009-06-29T04:05:51+09:00
2009-06-21T14:22:44+09:00
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未分類
<![CDATA[
浄土ヶ浜の石浜さ
打ぢ上がってだ
かぜっこひとづ
からから乾びで塩吹いで
からから殻っこ風に鳴る
ひろって海さ投げだっけ
波っこひとづゆさゆさゆさる
波っこふたづとぷとぷとぷん
かぜっこ帰れ海んなが
かぜっこ帰れ海のそご ＊かぜはウニのこと
宮古 on web
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■ 煙突山の河童
http://hanasukko.exblog.jp/8408335/
2009-06-15T06:29:00+09:00
2009-06-22T23:47:14+09:00
2009-06-15T06:29:35+09:00
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未分類
<![CDATA[
ラサの煙突山には沼がある。
青沼ど、赤（あが）沼ど、ふたぁつある。
そごさは、河童が住んでいる。
青沼さは、青い河童。
赤沼さは、赤（あげ）え河童が――
宮古 on web]]>
■ ホドゲさまの通り道
http://hanasukko.exblog.jp/8397535/
2009-06-13T05:11:00+09:00
2009-08-10T02:45:00+09:00
2009-06-13T05:11:42+09:00
miyako_monogatari
未分類
<![CDATA[
お盆の前には、墓そうじをする。
お墓ぁ洗って、まわりの草ぁ刈る。
お墓に通じでる道っこの、草刈りもする。
その道っこ通って、ホドゲさまが帰ってくっけえ。
ホドゲさまぁ、北の山のほうがら帰ってくる。
峠ぇ越えで帰ってくる。
そんな話っこ、聞いだごどがあんがあ。
宮古町で、人が死ぬっつーど、スンメーサマの裏がら、黒森さんを越えんだあど。
そうして、雄...]]>
■ ケッケーケー
http://hanasukko.exblog.jp/8386060/
2009-06-11T04:14:00+09:00
2009-06-21T08:13:48+09:00
2009-06-11T04:14:40+09:00
miyako_monogatari
未分類
<![CDATA[
河童っつーのは、
「ケッケーケー」
ど鳴ぐんだあ。
好ぎな食いもんは、キュウリだあな。
閉伊川の、川ばたの畑さ、キュウリが、いっぺえなる。
そうすっと、千徳あだりさ住んでる河童が出はってきて、とって食う。
食い飽ぎっと、そばさ立ってるカガスさ突ぎつけて、こう喋（さべ）んだ。
「ケッケーケー」
これはさ、
「けでやっけー食え」
っつー意味だあな。
...]]>
■ スマコワラス
http://hanasukko.exblog.jp/8386048/
2009-06-11T04:04:00+09:00
2009-06-20T01:35:07+09:00
2009-06-11T04:04:07+09:00
miyako_monogatari
未分類
<![CDATA[
河童はさ、家のながさ、上がりこむごどが、あんだあな。
家さ住みついだ河童は、スマコワラスになっと。
スマコワラスっつーのは、漢字だあど、「隅こ童子」ど書ぐ。
座敷ワラスど、おんなずもんだぁべな。
宮古 on web]]>
■ 河童の話
http://hanasukko.exblog.jp/8380389/
2009-06-10T02:41:00+09:00
2009-06-25T00:57:05+09:00
2009-06-10T02:41:47+09:00
miyako_monogatari
未分類
<![CDATA[
◇黒森さんの河童
黒森さんに河童がいた。
言い伝えをもとにした絵図にも「河童沼」というのが描かれている。
河童沼は涸（か）れてしまったそうだ。
河童が、どこに引っ越したかは、わからない。
◇河童の嫌いなもの
女遊戸（おなつぺ）川にも河童がいた。
水のなかを光りながら落ちてくる鎌（かま）をみて肝（きも）をつぶした。
それから二度と姿をみせなくな...]]>
■ イダゴ墓
http://hanasukko.exblog.jp/8375248/
2009-06-09T09:11:00+09:00
2009-06-26T01:02:00+09:00
2009-06-09T09:11:21+09:00
miyako_monogatari
未分類
<![CDATA[
津軽石の根井沢さ、トヅ（橡）の大木が、立ってっぺ。
その根もどさ、お墓っこが、あんだ。
お墓には、「神女」っつー文字が、刻まれでる。
これはさ、イダゴさんを葬った、墓っこだ。
イダゴ墓ど、呼ばれでる。
昔むが～すの話っこだ。
根井沢のトヅの大木には、天狗が住んでだった。
近くの家に、ちっちゃけえ女ごわらすがいだった。
女ごわらすは、よぐ、トヅの実っ...]]>
■ きりなしばなし ３
http://hanasukko.exblog.jp/8360562/
2009-06-06T11:16:00+09:00
2009-06-16T09:36:11+09:00
2009-06-06T11:16:16+09:00
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未分類
<![CDATA[
山の奥のほうさ、でっけえ池が、あったあど。
その池のほどりさ、でっけえでっけえトチの木が一本、あったあど。
下さ行って、見上げでみだっけえば、葉っぱが、うんとこさ、うんとこさ、おがってだったあど。
その葉っぱのあいだがら、ひらひら、ひらひらど、白（しれ）えもんが、おりできたんだあど。
――なんだあべ？
そう思って、引っぱってみだっけえば、天狗のフンドスだったあど。...]]>
■ きりなしばなし ２
http://hanasukko.exblog.jp/8326878/
2009-05-29T01:25:00+09:00
2009-06-04T12:10:05+09:00
2009-05-29T01:25:02+09:00
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未分類
<![CDATA[
山の奥のほうさ、おっきな池が、あったあど。
その池のほどりさ、おっきなおっきな、トチの木が一本、あったあど。
下さ行って、見上げでみだっけえば、葉っぱが、うんとうんと、おがってだったあど。
その葉っぱのあいだがら、するするっと、赤（あげ）えもんが、伸びできたんだあど。
――なんだあべ？
そう思って引っぱってみだっけえば、天狗の鼻だったあど。
引っぱっても引っぱ...]]>
■ きりなしばなし １
http://hanasukko.exblog.jp/8326852/
2009-05-29T01:14:00+09:00
2009-06-02T02:13:46+09:00
2009-05-29T01:14:27+09:00
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未分類
<![CDATA[
山の奥のほうさ、おっきな池が、あったあど。
その池のほどりさ、おっきなおっきな、トチの木が一本、あったあど。
秋には実っこが、うんとうんと、なったあど。
風こ、ぴゅーっと吹ぐずど、トチの実っこ、ひと～づ、
――コロコロッ ポチャ～ン！
池こさ、落ったあど。
そうして、また、風こが、ぴゅーっと吹ぐずど、トチの実っこ、ひと～づ、
――コロコロッ ポチャ～ン！
...]]>
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