東京グラフィティ創刊20周年

20年前、原宿の片隅に小さな会社を設立し、知名度・宣伝費ゼロの中、ささやかに「東京グラフィティ」を創刊しました。
この「ヘンな雑誌」は、一般人大量参加という独自路線をひたすら突き進み、フォロワー雑誌を１つも生まないまま、まさかの20周年を迎えることになりました。
「マーケティング」とか「セグメント」とかと、全く無縁のこの雑誌が、20年も続けられたのは、こんな雑誌を面白いと読んでくれる読者の皆さんのおかげです。ありがとうございます。そして、書店のみなさん、広告代理店やクライアントのみなさん、歴代社員＆バイト・インターンのみなさん、みんなありがとう。

東京グラフィティ編集長
鈴木 俊二

HISTORY編集長のコメントで振り返る
東京グラフィティ

#001

2004

『同棲カップルふたりの部屋の写真』

2004年の東京に暮らす
普通のカップルたちのいつもの姿

ささやかにスタートした創刊号。同棲カップルから、原宿ファッショニスタ、そして秋葉原や巣鴨のスナップ、と同じ雑誌には掲載されるはずもない人たちが1000人登場。究極のワンパターンの始まり。

#005

2005

『東京ひとり暮らし』

東京各地のひとり暮らしをしている
普通の人たちの部屋写真

この後も何度も特集することになる「ひとり暮らし」。リアルで等身大な生活感を感じるいろんな部屋の人たちが登場。この号あたりから認知度が急上昇し、取材もやりやすくなってきました。

#026

2006

『いろんな恋愛』

愛し方は人それぞれ。恋愛は自由。
いろんな人の恋愛のカタチ

この号の特集をはじめ、東京グラフィティではずっとLGBTQ+など性的マイノリティの方々に登場してもらっています。自然体で、同時代を生きる人たちとして取材させてもらってきました。️

#046

2008

『ルームシェア！』

家族でもない、結婚でもない、
新しい共生のカタチ

ルームシェアが増えてきて、それもいろんな関係の人たちがいろんな環境で暮らしているところを取材掲載させてもらいました。「共生」とか「コミュニティ」の最小単位としてこれからも注目です。

SPECIAL EDITON

2009

UNIQLO ✕ TOKYO GRAFFITI

TOKYO FASHION MAP

東京グラフィティとユニクロのコラボレーションした別冊特別版。東京各地で出会った1000人の皆さんに、カラフルなユニクロのPARKAをその場でコーディネートし撮影。新感覚の東京ファッションマップ。

ユニクロのたくさんのカラーやバリエーションのパーカーを1000人にコーディネートして着てもらうというすごい企画。「東京グラフィティ」なのでもちろん、秋葉原や巣鴨スナップも登場です。

#074

2010

『ヴィレッジヴァンガード445連発！』

みんな大好きヴィレッジヴァンガードの
445種のオススメアイテム

東京グラフィティが売れはじめたきっかけが、ヴィレッジヴァンガードでの大量バックナンバーフェアでした。黄色い手書きPOPの超大量レビュー特集。編集部もヴィレヴァンファンばっかりです。

#080

2011

『1000人のがんばれ日本メッセージ！』

東日本大震災から1ヶ月。
被災地の方々へ応援メッセージ

大震災直後で、雑誌の取材ができないような空気の中、️みんながみんなを励まそうという、東京グラフィティとしてやれることを何とかやった特集。取材協力本当にありがとうございます。

#100

2013

『創刊100号 LOVE & PEACE』

創刊100号記念。
みんなからみんなへのLOVE & PEACE

おかげさまでまさかの100号。「東京グラフィティ見ていると、なんか元気が出る」というような、うれしい声をよく聞くようになりました。そんな「LOVE&PEACE」溢れる100号。

SPECIAL EDITON

2014

近畿大学 ✕ TOKYO GRAFFITI

KINDAI GRAFFITI

固定概念をぶっ壊す大学案内を、近畿大学と東京グラフィティがコラボレーションをして制作。近畿大学の魅力を学生発信で伝え、東京グラフィティの近畿大学版として、現在まで続く人気雑誌。

固定概念をぶっ壊すような学校案内、としてまさかのコラボレーション。本当にこれでいいんだろうか、というくらい楽しい学校案内を作っています。近大は、ふところデカすぎです。

#133

2015

『LGBT COUPLES @渋谷』

いろんなセクシャリティを持つ
15組のカップルたち

渋谷区がパートナーシップ制度を導入に合わせて、たくさんのLGBTQカップルに渋谷のいろんな場所でカップルスナップを撮影しました。自由の国シブヤの空気満載。編集部も渋谷にあります。

#153

2018

『ホストの格言』

ホストは究極の仕事。
高みを目指し続ける男たちの熱い生き様

ローランドさんが有名になる前から取材させてもらっていた東京グラフィティ。この縁もあり、コミュニケーションの達人たちの珠玉の格言を大特集。歌舞伎町に近い書店から売切続出。

#157

2019

『Open ERO girls！』

女の子もエッチをオープンに！
16人のハッピーエロLIFE

女子がますます元気になり、明るくエロを発信するたのしい時代になりました。女子も男子も読んでいてとてもたのしくためになる大特集になりました。好評のため、第二弾第三弾と続けています。

#162

2020

『LOVE ! STAY HOME』

コロナ禍で気づいた大切なもの。
STAY HOMEをプラスに

まさかのコロナ禍の中、ストリート取材がやりにくい状況を逆手にとって、大量リモート取材によるSTAY HOME大特集。リモート自撮り取材の生々しいリアルな魅力に気づき、その後も定番化。

#171

2022

『働くギャル』

自分の個性を表現しながら働く、
カッコいいギャル12人

当たり前ですがギャルのみんなも大人になっていきます。そんな大人になったギャルの皆さんが、いろんな仕事でバリバリ活躍しています。️ニッポンのギャルは永遠に不滅です。

SPECIAL EDITON

2023

農林水産省 ✕ TOKYO GRAFFITI

LOVE FOOD

Z世代と一緒に「食」と「農」のミライについて考えた丸ごと一冊特別版。さまざまな切り口から、食料自給率や食について考えるキッカケを東京グラフィティらしく伝えるコラボレーション雑誌。

農業や漁業にチャレンジする若い世代が増えています。みんなが食べる大切なFOODを生産している日本中の新しい世代を取材しました。リアルで等身大な第一次産業＝LOVE FOOD大特集。

#174

2023

『部屋百景』

部屋の数だけ人がいて、私はココにいる。
100人の部屋で自撮り

100人ものいろんなジャンルの人たちに、自分の部屋で自撮り撮影をお願いするというチャレンジ大特集。リモート取材と自撮り撮影ならではの、リアルな部屋と暮らしの大図鑑です。