折り畳み傘で全治1か月の重篤なケガ 注意喚起に「これは怖い」「気を付ける…」
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雲行きが怪しい時の『お供』といえるアイテムが、折りたたみ傘。
いつ雨が降るかは分からないけれど、傘を持ち運ぶのがおっくう…という時でも、軽量で小さな折りたたみ傘なら、気軽に持ち運ぶことができます。
需要の拡大からか、昨今はより軽量になっていたり、ワンプッシュで開くことができたりと、進化しているようです。
『ワンプッシュ式折りたたみ傘』の使用に注意喚起
しかしどんなに便利な道具でも、正しい使用法を心がけなければ、トラブルにつながってしまう可能性があります。
独立行政法人である国民生活センターが、ワンタッチで傘を開くことができる通称『ジャンプ式折りたたみ傘』について、2008年から注意喚起を行っていることをご存知ですか。
取っ手のボタンを押すだけで、あっという間に傘が開くため、その利便性の高さから人気がある『ジャンプ式折りたたみ傘』。
ですが、使い方を誤ると、飛び出した部分が身体に当たりケガにつながる恐れがあるのだそうです。
国民生活センターは、『ジャンプ式折りたたみ傘』の危険な使い方について、動画で分かりやすく解説しています。
動画では、勢いよく飛び出た取っ手の部分が、厚さ4mmのガラスを壊すシーンも。
取っ手部分のバネによって、開閉する仕組みになっている『ジャンプ式折りたたみ傘』。そのため、収納中にうっかり手を放すと、人や物にぶつかってしまうことがあるのです。
過去には、治療に1か月以上を要する事例も報告されているのだとか。このように身近なアイテムでも、一歩使い方を誤れば大変な事態を招いてしまいます。
国民生活センターは、製造元に対して安全に配慮した商品の普及を呼びかけるほか、消費者に対してこのようにアドバイスしました。
2013年に家庭用品品質表示法が一部改正されたことにより、市販されている『ジャンプ式折りたたみ傘』には、「開閉時及びシャフトの伸縮時、顔や身体から離して使用すること」という注意の表示が義務付けられています。
しかし、取扱説明書やパッケージの注意書きまで、しっかりと目を通す人は多くありません。企業側が注意を呼び掛けても、消費者側が把握しなくては、意味がないですよね。
毎年、梅雨の時期になると、SNSでは傘の使い方がたびたび話題になります。こういった情報を拡散し、各々が注意することで、トラブルを防いでいきたいですね。
[文・構成/grape編集部]