2016-01-01から1年間の記事一覧

ブログで振り返る黄金頭さんの2016年

タイトル通りです。ブログでこの黄金頭さんの一年を振り返ってみようというわけです。そうでもしなければ、おれの2016年はどこかに漂って、決しておれに顧みられることもなく、銀河の西の方に流れていってしまうからなのです。 不思議の招待状を受け取り、大…

今年観た50本の映画からおすすめを5本くらい紹介する

[映画]記事一覧 - 関内関外日記(跡地) 映画 カテゴリーの記事一覧 - 関内関外日記 読書の方はいまいちだったが、映画はいくらか面白いものを観ることができたように思う。ちなみに、というか、とうぜんのことながら映画館で観たものだけではなく、円盤で視…

今年読んだ77冊くらいの本からベストを紹介するぜ

[読書]記事一覧 - 関内関外日記(跡地) 読書 カテゴリーの記事一覧 - 関内関外日記 こんなタイトルの年末まとめ的エントリーを書こうと思ったけど、それがなんだ、記憶にないのか、はずればかりひいたのか、そんわけでもないけど、なんというか、日記を読み…

くさやありがとうございます

サーモンとほうれん草のクリームスープパスタとくさやいただきました。ありがとうございます。 くさや……。 おれは今年、「生まれて初めてしたこと」を何個しただろう? まあ、そういう目標を立てるタイプの人間ではないのだけれど。ともあれ、確実にひとつ言…

白黒で撮ればそれらしく見えるんだろ?

会社の大掃除である写真家の写真+エッセイの本を拾った。「白黒写真かっけー」となった。 影響されやすい人間、おれ。 最初から色を捨てて、適当に撮る。 それらしくは見えないか? おれには見える、見えるぞ。 そうとでも思わなければやっていられない。 悲…

タイトルに偽りあり? 『生物はなぜ誕生したのか』

生物はなぜ誕生したのか:生命の起源と進化の最新科学 作者: ピーター・ウォード,ジョゼフ・カーシュヴィンク,梶山あゆみ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2016/01/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る おれはパンスペルミア説を信…

クリスマスの「圧」が減ってきたような気がするのは世間の風潮か?

ここ何年か、というのもずいぶんいい加減な言い方だが、まあ五年くらい、とでもしておこうか、どうにもクリスマスの「圧」が感じられなくなってきたような気がしてならない。 クリスマスの「圧」とはなにか? それはもちろん、一人で過ごすのは負け犬、カッ…

マイルド弱者

マイルド弱者。足が遅いのに徒競走をさせられる。最下位になると殺される。— 黄金頭 (@goldhead) 2016年12月18日 ふと、「マイルド弱者」という言葉が浮かんだ。少し前に話題になって消えたのか定着したのかわからない、「マイルドヤンキー」の「マイルド」…

1997年1月の境勝太郎

この間の土曜日、会社の大掃除で……下記参照。 goldhead.hatenablog.com そこでおれが約20年前の「サライ」を持ち帰った理由というのは、実のところ境勝太郎のインタビューが載っていたからである。以下、「サライ」1997年1月23日号より気になったところをメ…

1997年のiPadはインターネットの夢を見たか?

今日は土曜出勤。年末の大掃除。古い書籍の中から1997年の「サライ」が出てきた。そういう雑誌があったのだ(注:今もあります)。おおよそ……20年前? ちょっと気になったので、「捨てる」の場所から拾ってきた。 すると、こんな広告記事があった。 指タッチ…

ずっと眠っていたい

もううんざりしてしまっていて、起き上がるのにも一苦労で、シャワーを浴びながら意識を失って、シャンプーのポンプに手がとどかない、笑える。笑えない。すべての動きが遅い。なにもできない、意識が頭の少し上にあって、身体と直結していない。疲弊に疲弊…

なんで生きているんだって気持ちが高まっている

まったくもううんざりしているんだ。食欲もあまりない。「なんで生きているんだ」って言葉が頭を何回も去来する。どこからか来て、ささやいて、帰っていく。どうせなら連れて行ってくれたらいいのに。「なんで生きているんだ?」のいるところに。 なんでおれ…

おれは害悪だ

おれが生きていてよかったと思うことはない。 だれが思ったのかこの際問題ではない。 おれが生きていてよかったということはない。 客観的事実に補足はいらない。 おれはおれの魂の在り処に還りたいと思う。 しかし、おれは遠くに来てしまって、戻ることはで…

秋山清『ニヒルとテロル』を読む

ニヒルとテロル (秋山清著作集) 作者: 秋山清 出版社/メーカー: ぱる出版 発売日: 2006/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 組織における、資本力における、はるかな優越、したがって現社会における支配的力としての強者は、わが国にお…

なにもない海になにもないぼく

きょうは、そらが青かったです。さいしょは、青かったのです。 おとこの人も、おんなの人も、鉄砲にうたれて死んでしまいました。 ネコのひとたちは生きているのです。 船のうえの人たちも生きているのでしょう。 へんな木が生えていました。へんな木も、あ…

Amazon Dash Buttonで得られるのは金でも時間でもなく

amzn.to Amazonの物理ボタン。これはいいな、と思った。すごくいい。どこらへんがいいのか。安いからいいのか? いや、べつに安売りドラッグストアと同じか、ちょっと高いくらいかもしれない。じゃあ、時間か? 日用品を買うという時間を得られるのか? その…

わいせつフェルミ推定の街

「……以上が、わたくしが御社のはんぺん販売事業にコミットしたいと考える理由です」 正面に年かさの面接官、向って左手に大柄な体育会系の男、右手に小柄な眼鏡の男。三者が目配せした。おれの転職面接はこれで終わりだろうか。 と、思った瞬間を狙ったかの…

フォークランドは僕らの島だ

赤いジャージ着たおっさんが自販機の釣り銭と自販機の下に手ェ突っ込んで小銭集めしてたら、道のあっちがわからグレーのジャンパー着たじいさんがやってきて、大声で「それは俺んだ、馬鹿野郎!」と大声で怒鳴ったものだから、関係ないおれまでびびった。赤…

ヤクザとテレビとへのレクイエム『龍三と七人の子分たち』

龍三と七人の子分たち [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル 発売日: 2015/10/09 メディア: DVD この商品を含むブログ (19件) を見る 70歳の高橋龍三は、引退した元ヤクザ。“鬼の龍三”と畏れ慕われた時代はもはや過去のもの。現在は家族にも相手にされ…

世界の片隅の情けなさ 映画『この国の空』

この国の空 [Blu-ray] 出版社/メーカー: よしもとアール・アンド・シー 発売日: 2016/01/20 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (1件) を見る この世界の片隅、第二次世界大戦中、終戦の近い空襲下、ある男女、ある家族の……話。べつにあれを観たから、…

外で酒を飲む

午後2時くらいに起きてから、アロチノロール塩酸塩とある種のSSRIを飲んでそれっきり。シャワーを浴びて、土曜競馬のメーンをテレビで観て、明日の馬柱が欲しい。少し離れた100円ローソンまで歩く。長い道のりに思える。100円ローソンに着く。スポンジたわし…

ジョブズが生きていたらこんなことにはならなかった

スティーヴ・ジョブズが生きていたらこんなんならんかった。……Appleが好きでもなく、ジョブズに思い入れのないおれでもそう思ってしまうのが上の写真である。職場で新しく買ってもらったiMacのなんたらマウスである。いままでのなんたらマウスは単3電池2本を…

それでもおれはファイファンをプレイしたいんだ

togetter.com こんな記事を見かけて、まず「ああ、ファイファンのナンバリングタイトルが出たんだ」と思うほどゲームから縁遠いおれ。そんなおれが「衝撃のシーン」をいくつか見て腹抱えるほど笑ったわけではないけれども、ひとしきり笑ったあと、「やっぱり…

さて、帰るか

さて、帰るか。……と書いてから1時間くらい仕事をした。インフルエンザで会社の人間が一人やられた。零細企業の人間だってインフルエンザに罹ったりする。知っていたか、先進的な大企業勤めの多いはてなの諸君。残念ながら同じ人間なんだよ。そして、零細企業…

おれのサンドイッチが捨てられた

なにも食う気がしない今日、だったら食わなければいいのだが、やはりなにか食うかという気もあってコンビニへ。なぜかわからぬが、「あまり食う気がしないときはサンドイッチだな」と思い、適当に手にとってレジへ。 「カードで」とおれ。 「ハイ」と中国人…

期待はずれの国

期待はずれの国には、期待はずれの国民が住んでいる。音頭を取って、なにかをしようというやつがいないではないが、どうも期待はずれっぽいなと思うと、音頭取りが引きずりおろされて、期待はずれに終わりそうだったなにかは、まったくの期待はずれのしろも…

文春で好評ですって 桜玉吉『日々我人間』を買う

まさか、桜玉吉の名前を「文藝春秋の新刊」で見る日がくるとはなぁ。玉吉もなぁ。 ……というわけで、桜玉吉の『日々我人間』である。 日々我人間 作者: 桜玉吉 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2016/11/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を…

はてな双極性障害クラスタのおれが読む『ノーチラスな人びと』

副題は『双極性障がいの正しい理解を求めて』。「障害」の「害」の字を開いているのは編著者の意志あってのことらしいが、おれは面倒だし、なんか変だと思う(だったら「障」の字に悪い意味はないのか、とか)ので「障害」を使う。この本は現場のお医者さん…

犬を殺すな 『ジョン・ウィック』

ジョン・ウィック(字幕版) 発売日: 2016/02/10 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る どんな映画にも、一つくらいためになる教えがあると思う。どんなくだらなかったり、娯楽に徹していたり、難解で眠くなるようなやつだったりしても、一つく…

『弱さの思想 たそがれを抱きしめる』を読む

弱さの思想: たそがれを抱きしめる 作者: 高橋源一郎,辻信一 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 2014/02/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 「弱さ」の中に、効率至上主義ではない、新しい社会の可能性を探ってみたい。 「弱さ」と「…