海角七号/君想う、国境の南[Blu-ray]ファン・イーチェンAmazon おれの祖父は化学博士で、戦争中は海軍大尉として台湾の第6燃料廠にいた。松根油の研究などしていたらしい。祖母が語るところによれば、戦争が終わったあとも職場にいた台湾人から毎年新年のあ…

このところ髪が黒い。真っ黒だ。 年明けから少々忙しく、染めるのも散髪もサボっていた。ようやく髪を切ってみたら……真っ黒だった。 おれは鏡を見る……もう中年だし、黒でいくか、と思った。髪は真っ黒だが、あごひげには白いもの……正確には金色に近い……が混…

仕事の話をしているといきなりトイレに行く奴、おれ。「これやって」、「あい」（←西明日香風に）。こういう場合はべつにいい。トイレには行かない。 ただ、「あの件だけど、これこれがああなったみたいだから、それがこうなった場合、うちとしてはあれをど…

ヴェイスの盲点―クレギオン〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 野尻抱介出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/11/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (61件) を見るフェイダーリンクの鯨―クレギオン〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 野尻…

[rakuten:mangaset:10001455:detail] 山田芳裕の漫画というと、まず『ジャイアント』が思い浮かぶ。主人公が「ぼかぁ」と言ってる印象がある。面白い漫画だった。おれは週刊モーニングで『ジャイアント』を読んでいた。そんなときもあった。一家離散のような…

おれの偉大さというものはなかなか理解されないものだから。おまえみたいなやつは、だいたいそういうことになっているって、せいぜい思ってるがいいさって、みんないうけれど。 それでも、昔は空を行くものがいたんだ。ひとつやふたつじゃない、もっといっぱ…

おれはだいたいガンダムと同じ年に生まれた。なので本放送をリアルタイムで知る由もない。かといって自分がガンダムの世代であるという感覚はある。SDガンダム。ガン消しにカードダス、SDガンダムのゲーム。ガンダムにまつわるなにかについて、小学生の間な…

セリーヌの作品〈第8巻〉北 上巻作者: L=F・セリーヌ出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1981/11/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るセリーヌの作品〈第9巻〉北 下巻作者: L.F.セリーヌ,高坂和彦出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1981…

冬のアニメをいくらか積み残したまま春のアニメがはじまる。毎度のことながら膨大な量と思う。この量産体制がアニメ業界の労働状況を地獄にしているなら「そんなにいらないですよ」と言いたい。すべて潰れてしまっては元も子もない。とはいえ量があるからこ…

今年の春はいつまで寒いのか。 おれは春という季節の生暖かさが大嫌いなので、寒いのが悪いってことはないんだが。それにしたって、というやつだ。もう4月が終わろうとしているっていうのに、まだ冬のように寒い。春アレルギーのおれが「春だ、春だ」とわめ…

ローゼンメイデン 10 (ヤングジャンプコミックス)作者: PEACH-PIT出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/04/18メディア: コミックこの商品を含むブログ (11件) を見る 『ローゼンメイデン』が完結してもうた……というても、おれは古くからのファンなどじゃあな…

おれは今年一銭も馬券を買っていない。中央も地方もだ。土日の東スポもまったくといって買っていないし、有料馬券情報サイトの契約もやめた。ひとことで言えば「馬券を買う金がない」。 本当の本当にないのか？ と言われれば「ないわけではない」のだ。たと…

毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者 (朝日選書 834)作者: 宮田親平出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/11/09メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (11件) を見る まず、これを読んでもらいたい。 wikipedia:フリッツ・…

ビッグ・サーの南軍将軍 (河出文庫)作者: リチャードブローティガン,Richard Brautigan,藤本和子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/11/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (51件) を見る ……〈伝道の書〉の第一章には五…

セデック・バレ 第一部:太陽旗/第二部:虹の橋【通常版 2枚組】[Blu-ray]発売日: 2013/10/31メディア: Blu-ray おれの祖父は化学博士で、戦争中は海軍大尉として台湾の第6燃料廠にいた。松根油の研究などしていたらしい。祖母が語るところによれば、戦争が終…

……しかし、ついに天使は飛び立った。エリセンダは自分のために、そして天使のために、ほっと安堵のため息をついた。老いぼれた禿鷹のようなはらはらする羽ばたきではあったが、なんとか体を支えながら、場末の家々を越えて飛んでいく天使の姿が見えた。タマ…

あれはもう随分と昔の話になる。私が脳抜き職人になりたてのころの話だ。最近では、死んだ人間をミイラにするなどと言うと、「昔、本はパピルスでできていたんだよ」と言ったときと同じ顔で驚かれる。若いやつはどいつもこいつも電子書籍、電子書籍だ。パピ…

スリープスプリンターになって、かれこれ四年になります - 関内関外日記（跡地） 新しいスリープスプリントができあがった。前のは最初から黄色がかっていたが、今度は色が透明だ。色が透明というより、素材がなんかやわらかい。歯ぎしり防止用に薬局とかで…

サルスベリを漢字で書くと「百日紅」……などという記述を見るたびに違和感がある。それは「漢字で書くと」じゃなくて、「サルスベリの漢名は」じゃないのか、と。サルスベリを漢字で書くと素直に「猿滑（り）」。そうじゃないのか、と。 とはいえ、和名で樹皮…

ウニ食べたい、ウニ食べたい、ウニ食べたいの！ ウニを最後に食ったのはいつだった？ べつに頭のなかの山岡さんが「本当のウニを……」とか言い出すようなやつじゃなくったっていい。ウニならいいの！ 「じゃあ、スーパーで買えば？」とかいったそこのあなた、…

お題：＜Presso使ってみた＞ 当方iPhone5Sを使用しておりますが、登録したフィードのフィールドがあまりにせまく、左側のボタンを押そうとすると「フィード並べ替え」、右側のボタンを押そうとすると「フィードを探す」が出てきて、「ああ、いったいどれだけ…

ロンメル進軍―リチャード・ブローティガン詩集作者: リチャードブローティガン,高橋源一郎出版社/メーカー: 思潮社発売日: 1991/11メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る 高橋源一郎訳のリチャード・ブローティガン詩集だ。おれ…

機動警察パトレイバー 文庫版 コミック 全11巻完結セット (小学館文庫)作者: ゆうきまさみ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/03/01メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (10件) を見る パトレイバーとおれ。おれが中学に上がって『週刊少年…

こないだ落としてレンズフィルターがっしゃんした古い100mm単焦点ぶら下げて、夕方の横浜公園へ。 現代の園芸数寄者たちのテント。毎年の祭り。 とくになにか買ったり、食ったりすることもなし。 レンズは壊れていないだろうか。壊れていても気づかないとい…

アメリカの鱒釣り (新潮文庫)作者: リチャードブローティガン,Richard Brautigan,藤本和子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/07/28メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 45回この商品を含むブログ (137件) を見る 『アメリカの鱒釣り』の表紙は、ある日の午…

もはや鯉ではない！ 愛だ！ 愛の力が天上より降り注ぎ、大天使の翼を得た超巨大合体広島東洋太平洋二階級制覇カープ、カーパー、カーペストの大優勝が即日決定した！ もはやこの力の前には谷繁（江の川→横浜）邪竜などチャイカ様に一刀両断の運命を嘆け！ 地…

たまには自慢話をする。おれのなにがすごいって空っぽなのがすごい。足場になる知識の体系もない。体で覚えた仕事の腕もない。この歳になって、人さまに向かって提出できる「なにか」がない。これで息をして人間の言葉などしゃべるのだからたいしたものだ。…

超広島東洋太平洋カープ、大優勝を逃す。鯉の血は赤い！ 血涙の東京ドーム、鯉党の党首DHCから8億円献金か！？ 実験ノートは5、6冊と釈明も、9回表同点機逃す！ 絶望の闇は東京を覆いPM2:50、屈辱の前シッポ読売永遠に不潔小巨人軍にみすみすワールドカップ…

生命は生きるべきなのか？ 今朝はそんなことを考えていた。この超システムに「生きるべき」はある（プログラミングされている）のだろうか。「子孫を残すべき」はあるのだろうが、どうもそこに至ったあとはどうでもいいです、という代物のように思える。「子…

広島東洋カープ大優勝 プリンスとどめの一撃！ ノムスケ魂の力投！ 大守護神ミコライオ鬼セーブ！ 銀河的最強無敵軍団超広島朝山東洋スーパーカープが永遠に不潔の弱小金満集団小巨人ジャイアンツ読売を完膚なきまでに殲滅して大宇宙の星星の光輝くペナント…