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『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は攻略情報を見ないプレイをオススメ

現在、ニンテンドースイッチの『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をひたすらプレイしています。仕事もあるのでその合間にやっているのですが、確実に睡眠時間を削っていたので現在やや自制モードに入らないとなあと思うくらい。本体のバッテリーがだいたい3時間程度だけど、これもしバッテリー切れがなかったらさらに延々とやり続けていたかもしれないです。

さて、このような新作の大作ゲームが出ると、ネットで攻略サイト、攻略情報、攻略Wikiといったものがいくつも出来るのはもはや当たり前となっています。むしろ大作じゃないものでさえ、商業ソフトとして出ていて攻略サイトや情報がないもののほうが少数というくらいです。
そして今回の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』でも攻略ページは多数生まれております(ただこの手のはゼルダに限らずPV目的でかなり作りが荒いページや、どっかからのコピペ?と感じるものも多いですが)。
しかし、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』においては、他のRPGよりも強く、こういった攻略を少なくともファーストプレイ時には見ないでプレイすることをオススメしたいのです。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』1

 

序盤からプレイの方向は様々

このブレス オブ ザ ワイルド、最初のチュートリアル的なゾーン(パラセール入手まで)があり、そこではなんとなくすることの方向性が示されます(まあここでも自由度がかなり高く、迷った方も多いでしょうが。寒さ対策とか)。しかしそれを抜けると途端に世界が広まり、自由度が高くなります。

しかしそこで何をしていいか、どこに行っていいか迷った方も多いでしょう。自分はひたすら歩き回ってワープポイントである祠および町を探し回ったりしていましたが、最初からいきなり敵と戦いまくったりとか、新しく入る素材で料理しまくった人もいるでしょう。おそらく自分とは全く別方向に進んだ人もいるのではないでしょうか。でも、それに間違いはありません。それくらいこのブレス オブ ザ ワイルドは自由度の高いゲームです。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』3

 

ゼルダにおけるオープンワールドの自由さ

このゲームを語る際には、よく「オープンワールド」という言葉が使われます。これはその世界の中で自由度が高いプレイが出来るというもので、有名なところでは『マインクラフト』がありますが、『ジ・エルダー・スクロールズ・ファイブ・スカイリム』などを代表としてRPGでもよく見られるものになっています(参考:オープンワールド – Wikipedia
それらは自由度が非常に高く、一定の目的は提示されているにせよ、プレイの仕方はプレイヤーに一任されており、どのようなプレイも出来ますし、その分野の良作はそれでおもしろさの壁が出来ないように作られています。

そして『ゼルダの伝説』の過去シリーズ自体もオープンワールドと言われることがあります。過去のゼルダを見ても、イベントとか順送りではないものも多数存在し、それらの攻略もユーザーに委ねられていた点が大きいですからね。代表的なものとしては、「ハートの器(かけら)」の探索でしょうか(あと物々交換とか本編に関係ないおつかいとかいろいろあったね)。
ブレス オブ ザ ワイルドでは、過去作にあったそれらの自由度が非常に高くなり、それに対して一本道の要素がかなり薄くなっています。もちろんクリアまでの本筋はありますが、イベントのひとつという感じで、それが絶対であると感じないのです(もちろん人によって感じても間違いではないですが)。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』4

 

「迷う」「失敗する」ことの肯定

そんなブレス オブ ザ ワイルドの世界では、「迷う」ことがゲーム進行上肯定されているように感じます。つまり最初に書いたように、どの方向に進んでもいいし、何をしてもいい。そしてそれはアイテムを無理に集めなくてもいいし、極端な話クリアを目指さなくてもいい、という感じ。立ってクリアを目指さなくても、楽しむ方法がかなり提供されているので。

それはセーブデータでもそれが表れています。このゲームはあまりゲームオーバーにおけるペナルティがそこまで重くありません。というのも「オートセーブ」が存在するため、セーブを忘れたまま敵にやられても大きくロストすることがあまりないのです。故に失敗を恐れず、どんどんいろいろいろなことが出来るようになっています。

「迷える」「失敗出来る」というのがこのゲームの大きな特徴であり、むしろそこから何をしてもいいという楽しみが生まれてきていると感じるのです。

 

攻略を知ってしまうと失われてしまうもの

そこで思うのは、一本道RPGと同じように攻略を見て、それに従ってはその「迷う」「失敗する」ことで得られる自由という楽しさが損なわれてしまうのではないか、ということ。
攻略は基本的に成功するための方法が掲載されています。ですけど逆に言えば、失敗することやそれ以外のことをする楽しみは、その正確な情報によって失われてしまうわけです。

もちろんゲームの楽しみ方は基本的に自由です。タイムアタックをしてもいいし、完全クリアのためにアイテムや敵を探りまくってもいいし、料理を極めてもいいでしょう。そのために攻略サイトを頼りにしてプレイするのももちろんそれは個人の自由に委ねられています。
しかし、「知らない」という状態は一度プレイしてしまったり、攻略サイトを見てしまうと失われてしまいます。故に、一度は「わからない」「迷う」ことを楽しむプレイをしてみるとぴいうのをオススメしたいのです。攻略を見ながらプレイする方法はその後でも十分出来るので(遊び尽くして最初からプレイする場合はそれをするかもしれない)。

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』2

 

ゲーム実況が流行りそう

この『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、発売から一週間経つのに底が見えてきません(まあこれは自分が意図的に攻略やそれの情報を避けているというのもあります)。しかしこれでもまだ全然終わりが見えないので、4月のマリオカートどころか夏のスプラトゥーンまでやり続けていると思います。

ちなみに千差万別の遊び方が出来るということは、それだけ多種多様なプレイ展開があるわけで、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』のゲーム実況は(現状が昔に比べてやや閉塞感が出て来てるのもあり)当面けっこう大きな存在になるのではないかと思っています。

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