メイク動画を見すぎて、ぼんやりしていると英語のメイク用語が脳内を流れるようになりました。完全に中毒です。
せっかくなので、この使い道のない知識をここに記しておきたいと思います。書いていたら死ぬほど長くなったのですが、メイクの英単語が知りたいという時に相当べんりよ!(ほとんど需要無さそう)
ベース篇
まずは化粧下地(primer)です。だいたい毛穴を消す(poreless / blur pores)か保湿力がある(moisturizing)か、皮膚を光らせる(glow / glass skin / dewy)とかの話になります。あとはべたべたする(tacky)とか。べたべたと言っても、下地なので悪い意味では出て来ませんが。ちなみに下地までの工程自体をprepということがあります。"I already preped my skin"とか。
ほんでファンデ。ツールは圧倒的に水スポンジ(beauty blender)が多いです。カバー力(full coverage)と、やはり肌を光らせる話か、逆にマットだけど乾燥しない(mat finish without drying out the skin)とか、そういう話に。パサつきが気になるとdry patchが出るとか出ないとか言います。仕上がりが良いと完璧な肌(flawless skin)、若い肌(youthful skin)などの表現も。
ほんでコンシーラー。メイク動画でコンシーラーを使わないものはほぼ存在しないので、いつかは使ってみたいアイテムです。コンシーラーは絶対セットで「シワになる、よれる(creasing)」という話が出て来ます。で、それを無くすためにこれまた絶対に出てくるのがお粉(特にコンシーラー後につけるのはsetting powderという言い方になる)。粉をつける=set the concealerということになっています。アメリカ系の濃い化粧でしか見ないのですが、「ベイキング(baking)」という、大量に粉をはたいておいて、化粧が終わった後に落とすという独自の手法もあります。粉はとにかく重要らしい。
ちなみに、ファンデ系だとやはり海外でもイエベ・ブルベみたいな話がよく出てきて、あちらだと黒人と白人の違いもあるので4象限あります。色の濃さだけだとtoneで、darkからpale / fairまで。日本で言うイエベ・ブルベみたいなのはunder toneで、warm / neutral / coolという感じです。たまに赤っぽい(reddish)とかオレンジっぽい(orangy)とかも出てくるけど、ありゃどういうことなんだい。日本で言うイエローがwarm、ブルーがcool。私は「色白はブルベ」みたいな雑なイメージを持っていたので、黒人でもブルベがあったりするのは新鮮でした。そして、イエベだと思っていた自分がブルベ寄りのニュートラルだということも発見しました。ブルベ=透明感というわけでもないらしい。透明感は「血の巡りの良さ」らしいですよ。勉強になる。そういえば、海外動画で透明感を重視している印象があまりないですね。透明感てなんだ?clarity?とにかく、全く出てこない。
眉毛篇
眉毛大事なんですよね。日本だとちょちょいと描いて終わりというイメージですが、アメリカに限らずヨーロッパ系でも、眉は縁取り(framing)だとか言ってけっこう重視している印象があります。でも「独特だなぁ」というような専門用語はほとんどありません。しいて言えば、いい意味で「ふさふさした眉(bushy)」という言葉が使われていることくらいかも。
また、眉山の直下にハイライトを仕込んだり、眉の周りをコンシーラーで縁取って眉を際立たせたりなどの手法も良く見ます。どんだけ際立たせたいのだ。
陰影篇
手塚治虫の漫画タイトルみたいになってしまいました。ブロンザーその他の顔の造形を際立たせる部分です。ブロンザーは顔色を健康(healthy glow)にする、日焼けを偽造する(sun kissed)など。
シャドウはコントゥア(contour)ですね。って腹痛が痛いみたいになってますけど。
チークは「高いところに塗る(apply to the apple of my cheek)」などの言い方が独特かなと思います。
ほんでハイライト。ハイライト!メイク動画ではこの上なく重要なイベントみたいになっている気がします。輝きの種類にはいくつか言い方があるかも。金属的な(metallic)、パール(pearly)、水艶(juicy / yummy)、あとは普通にabsolutely gorgeousとかintenseとかeye-openingとかmind-blowingとか"boom!"とか。ハイライトの表現はみんな盛り上がって最上級表現を叫びがちなので楽しいです。これら全部日本語で書いても「すごいや」みたいな感じになる(語彙力~!)。
アイメイク篇
楽しいところに来ましたね!アイメイク楽しいよね!見る分には!自分でやろうとするとうまくいかないので、適当なんですよね…。まぁいいか。
まずは目用の下地(eye primer)なんてものが普通に出てくるのですごいと思うのですが、そこからアイメイクを「組み立てる(build)」という独特の表現がされるのが興味深いところ。簡単に言うと薄い色からスタートして、次第に濃い色にしていくということです。
まずは「少し際立たせるために(just for definition)」眼窩の淵(crease)のところから薄い色を塗り始めます。このクリースという言い方が本当によく出てくる!コンシーラーがよれるときのcreaseと同じ言葉だけど意味は違うよ。日本人には、この眼窩の骨が出るほど奥目の人はあまりいないせいなのか、眼窩の淵スタートではなく、まつ毛のキワスタートでグラデーションにもっていくイメージがあります。
ブラシついてはふさふさ(fluffy)か固め(dense)か。尖っている(pencil brush)や斜めにカットされている(angled brush)のも頻出です。
色の名前はなぜかshadesということが多くて、これはよく分かりません。Fifty shades of grayみたいな映画もあったし、shade自体に色合いという意味が含まれているのかも。「this shadow goes with 10 shades(このアイシャドウは10色あって)」みたいな言い方をします。発色はpigmentです。発色がいい(pigmented)とか。
塗り方はクルクル(circular motion)かパッパッ(wiping motion)なんですがもうこの話が終わらないような気がしてきたので省略しますね。
あとは…目頭(inner corner)、アイラインの跳ね上げ(wing)、目の粘膜(water line)とかですかね。ぼかす(blur harsh lines)、ぼかされたシャドウ(smoky)、コンシーラーでクリースの内側を塗りつぶす(cut crease)なども頻出ワードです。これをやると一気にアートみたいなメイクになるのが面白いです。
まつ毛は、ダマがある(clumpy)とかつけまつげ(falsey)とかかな。つけまつげがズバリ「偽物」という言い方がされているのは面白い気がしました。ここでもふさふさ( featherly)という言い方が使われます。
アイメイク篇長いな!やっぱり化粧といえばアイメイクなんかな。アイメイクはたくさん粉落ちするので、ファンデの前にやることもあるみたいです。
リップ篇
もう最後か…。寂しくなってきましたね。しかもリップメイクってほとんど独特な言い回しがないっていうね。ちょっと変わっているのは、リップにもコントゥアリングの考え方があるということ。口の下にシャドウを入れてコントゥアしたり、口の淵を濃い色で囲んだり、グラデーションにしたり(ombre. なんでgradationじゃなくてフランス語なのか不明。Gradationって使ってるの聞いたことない)、プランパー(plumper)で膨らませたり。
最後はセッティングスプレーを神の恩恵のように振りかけて完了!モーフィーのがいいらしいよ!いつかは買ってみたいなモーフィーのセッティングスプレー。
以上、最近学んだメイク動画の頻出英単語でした~。
なんだこれ。