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Daiki Matsunaga edited this page Sep 27, 2020 · 3 revisions

Satyrographosは、SATySFi用の仮設のパッケージマネージャです。

仮設であるため、「実際のパッケージの管理の処理はOPAMに任せて、『OPAMのパッケージ』として既にインストールされたSATySFiのパッケージファイルを、SATySFiのライブラリルート(デフォルトでは ~/.satysfi)以下に配置する」という設計になっています。

インストール

Satyrographosを利用する場合は、原則的に、SATySFiとSatyrographosを一緒にOPAM経由でインストールすることになります。以下の記事を参照してください。

使い方

Simple SATySFi Package Manager

  satyrographos SUBCOMMAND

=== subcommands ===

  install       Install SATySFi runtime
  package       Install packages (experimental)
  package-opam  Inspect packages installed in the standard library
                (experimental)
  pin           Manipulate packages (experimental)
  status        Show status (experimental)
  version       print version information
  help          explain a given subcommand (perhaps recursively)

現状ではinstall以外のコマンドは試験的という扱いです。

“satyrographos install”― ライブラリルートへの配置

satyrographos installを実行すると、以下のディレクトリにある全てのファイルについて、そのリンクを~/.satysfi/distの対応する場所(環境変数SATYSFI_RUNTIMEが設定されていた場合には $SATYSFI_RUNTIME/dist以下)に配置します。

  • ~/.opam/OCamlバージョン/share/satysfi/任意の名前

~/.satysfi/distは完全に新しい内容に上書きされます。

※ハッシュファイルhash/*.satysfi-hashは各々中身が統合されます。

Mac OS X や Linux 等、fontconfig を用いている環境においては、-system-font-prefix <system-font-name-prefix>オプションにより、システムのフォントが SATySFi から使用できるように設定されます。satyrographos install -system-font-prefix 'system:' とした後、$SATYSFI_RUNTIME/dist/hash/fonts.satysfi-hashの内容を確認して下さい。

satyrographos-repoに登録済のパッケージをインストールする

Satyrographosが用意しているOPAMリポジトリである[satyrographos-repo]に既にいくつかのパッケージが登録されています。

先述の記事に従ってSatyrographosをインストールした場合、satyrographos-repoは既に手元のOPAMに登録されているはずです。

例えば、satysfi-siunitxをインストールしたい場合は以下のコマンドを実行します。

opam install satysfi-siunitx
satyrographos install

GitHubにあるパッケージをインストールする

OPAM用のパッケージを収めたGitHubのレポジトリからインストールできます。

例えば、na4zagin3/SATySFi-grcnumにあるsatysfi-grcnumをインストールしたい場合は以下のコマンドを実行します。

opam pin add "git+https://github.com/na4zagin3/SATySFi-grcnum.git"
opam install satysfi-grcnum
satyrographos install

パッケージ一覧

Satyrographosパッケージ一覧サイトSatyrographos Packagesをご覧ください。

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