何でもないタートルトップスが「可愛く化ける」簡単にできて応用もきく飾り方

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冬服とのつきあいはまだまだこれからだから、飽きないためにできるだけ多くのアイディアが欲しい。必要なのは服の数より着方の手数。「すぐに試せる」をテーマにしたトピックス。


タートルトップスは「強弱」で飾る


夏のTシャツのように便利な定番トップスだからこそ、気分転換に効くアイディアが欲しい。注目したいのは「真逆の2つを意識した装飾」。小物で、アクセサリーで、服と服とのレイヤードで…とまずは論より実例。簡単にできて失敗しない、そして応用がきく、ちょっとした9つのアイディアをご紹介。



「甘い」と「辛い」

甘いピンクと辛口な黒。わかりやすいギャップを白に上乗せ。レザートップスとカチューシャ。今季らしい2つも、クリーンなタートルと一緒ならミーハー未満の遊びにとどまる。

「ぽってり」と「ほっそり」

耳元のアクセサリーにも「違い」を。デコラティブで太めなイヤリング、細く耳になじむ小さなイヤカフ。同じ色・形でそろえて統一性をもたせるのがポイント。




「ふわふわ」と「しっとり」

タートルに沿うタイトなヘアにはふわふわニットでやさしさを。黒に近いダークグレーのタートルとしっとりまとめたヘアアレンジ。そんなミニマルなムードもいいけれど、毛足の長いキャッチーなニットを重ねることで、タートルだけにはないかわいげを足せる。

「ゆったり」と「ぴったり」

ゆったりと重ねたプルオーバーを引き締める「小さなニット」。適度にタイトなニットグローブをそでからのぞかせるだけでバランスUP。



「地味」と「派手」

溶け込ませるように黒を重ね、大きなモチーフネックレスを光らせる。タートルになじむ黒ガウンをON。ALLブラックに徹することで、スワロフスキーが輝く華やかなムーンネックレスがいっそう引き立つ。

「メンズ」と「レディ」

男の子みたいなブルゾンとピンクメイクの意外性。メンズライクな切り替えブルゾンを重ねたミニマルなレイヤードには、目元にピンクを効かせた「服以外」のギャップを。色みがガーリーなぶん、アイシャドウはアバウトに、「塗り方はカジュアル」がポイント。



「パリッと」と「しっとり」

ハリのあるシャツとツヤのあるタートルだけで完結。よくあるシャツも、しっとりとしたタートルにとってはいいアクセントとして作用。甘いピンクとシックな黒で、色でも強弱を意識。首元以外にそでからも「のぞかせがい」のある配色バランス。

「昔」と「今」

ゴールドではなく、モダンなシルバーで今に引き寄せる。デザイン自体がクラシックなタートルにアクセも懐古的だとトゥーマッチ。ミニマルなシルバーでモダンに。



「まじめ」と「ふまじめ」

黒タートルと眼鏡の緊張感をあせたデニムで緩和。きゃしゃな眼鏡ならあどけなさが残り、デニムとのバランスも良好。

黒のタートルネック1枚で「着回し感のない」着回しのパターン

夏の白Tのように、冬のコーディネートの軸になる黒タートル。何にでも合う黒タートル、その中でもより完成度が上がる使い方の実例をご紹介。




【着回しのきく黒タートルは?】

(SELECT POINT)
首まわりはゆるくなく、締めつけない程度にフィットするタートルネックがレイヤードにも好都合。対してボディラインはタックIN・OUTして着るのにもちょうどいい、すそに向けてゆるやかに広がりを持たせたシルエット。




「シャツのえりを立てる」目的でタートルをIN

白シャツが再び活躍する「ニットとニットの間」での使い方。リラックスシルエットをコンパクトな黒タートルが引き締めつつ、首もとから出したシャツえりが、ラフな上下を大人っぽく整える。スニーカーもシャツと同じ白でリンクさせつつ、くすみ色のカラーストールでさりげなく色をとり入れ、メンズライクな装いに華やぎを。




優等生な柄と黒を味方にスエットパンツで脱力

黒タートル+スエットパンツの気負わない上下を高めるのは、ラフにたらしただけのチェックストール。柄が持つレトロな甘さと品のおかげで、シンプルなモノトーンも味わい深く。




首元・足元を黒でそろえて縦長効果に期待

タートルとスカートにしのばせた黒のロングブーツがIラインを強調するおかげで、淡いベージュなのに切れ味よくスタイリッシュ。




スタイル重視の日にこそ出番

コンパクトな上半身を引き立てるプリーツと短めのバッグ。脚長効果を見込める立体プリーツのスカートに、ニットは潔くタックIN。ショルダーストラップを短く調整したバッグをななめがけにすれば、視線が上に誘導されて見た目もすらりと。




シャツほど気どらず女らしさもある黒ニットが軸

紳士風のジャケットとデニムには、緊張感を補うレディな要素が必要。黒タートルのほか、フリルやリボンつきの黒小物を携えて、キレのいい甘さを追加。




黒で整えてロゴスエットをキレよく・キレイめに

ロゴスエットを大人っぽく着たいとき、カギとなるのは落ち着く配色。ニットのハイネックとスカートの縦落ち感にロングブーツ。3つの黒がIラインを強化し、キレが加わる。




黒を少量のぞかせることで淡色もぼやけて見えない

アイスブルーのタートルの首元から黒タートルをのぞかせる。少しの黒が入るだけで、やさしいカラーが引き締まり、ありがちなぼんやり感とは無縁に。ボトムとシューズも暗色でそろえ、辛口なムードを堪能。




タートルどうしのレイヤードでモノトーンにひと工夫

スレンダーに装いたいけど、1枚ではもの足りなさや寒さが気になるとき。薄手の白タートルを重ねるアレンジなら、聡明なイメージをくずすことなく無難を回避し、温感も上昇。




肌感をなくしてストイックにシャツを着る

地厚なニットの質感をポイントに、躍動感のあるシャツとナイロンスカートに重みをプラス。さらにロングブーツを投入すれば、上品さを残したままタフな仕上がりに。




レザーワンピとブーツのハードさを緩和

レザーの持ち味であるかたさを保つなら、インナーは黒が最適解。タートルネックを仕込んでわずかな女性らしさを加えることで、エッジの強さがなごむ。




「秋冬の方がオシャレに着回せる」キャミワンピの着回し方

タートルとも相性がよく、アウターを重ねても、もたつきにくい。シンプルなニットにもう1枚重ねて気分転換を図ったり、上から厚手のゆるニットをかぶせてスカート風に見せたりと、秋冬の服レパートリーとしても実は便利。




全部黒でまとめた「ドレッシー未満」

ワンピースの深Vや立体的なリブが功を奏して退屈知らずなALL黒へ。必然的に差のつくVのニットワンピ。ノースリぎみでさらにすっきり。




黒+グレーの配色でLADYにドレスアップ

キャミワンピの下にグレーのタートルネックをIN。足元にはショートブーツ、コートもグレーで統一して、可愛いキャミワンピースをキレイなムードに転換。




新たなミリタリーを想起させるテイストMIX

メンズライクなブルゾンで引き立つワンピースの女らしさ。デコルテを見せたぶん、足元にはレギンスを合わせて肌感を調整。




カジュアルな小物で心地よさを追求

ニットカーデをひっかけて、リラックス感に意表をつくデコルテの女らしさ。ふわふわの羽織りものや、首元が開いたゆるニットとも好相性なキャミワンピース。胸元の開き具合や、ストラップの太さもちょうどいい。




肉厚なガウンでリーンなシルエットを形成

ワンピースの丈と同等のコートがわりのニットガウンでIラインに変化球。編み地や厚みに変化をつけて、ニットONニットに挑戦。ワンピのきゃしゃさに加えて、上から巻いたベルトバッグのアクセントで、ありがちな膨張を回避。