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Cheers! :‐) ―Slackware⁠⁠30歳になる

Slackware開発者のPatrick Volkerdingは7月16日(世界標準時⁠⁠、Slackwareが最初の安定版リリース「Slackware 1.00」をリリースしてからちょうど30周年を迎えたことををアナウンスした。

1993年7月16日、ニュースグループ「comp.os.linux」にVolkerdingが「ANNOUNCE: Slackware Linux 1.00」というタイトルで投稿、これがいまや最古のLinuxディストリビューションとなったSlackwareのデビューである。まだヘルシンキ大学に在籍中のLinus Torvaldsが「comp.os.minix」に最初のLinuxカーネルを投稿したのが1991年8月25日だが、その約2年後に登場したSlackware 1.0はカーネルにバージョン0.99.11(99pl10⁠⁠、加えてこれもLinux黎明期のディストリビューション「SLS」をベースにして構築されていた。インストールメディアは3.5インチフロッピーディスクで、メインに13枚、X用に11枚を必要としていた。なお、⁠Linux 1.0」が登場したのは1994年3月のことである。

Slackwareは現在もファウンダーのVolkerdingがプロジェクトコーディネーターとして開発をリードしており、30周年を迎えたことについて「すべてのコントリビューターやロイヤルユーザ、そしてここまで支援してくれたすべての人々に感謝したい。本当に素晴らしいジャーニーだった。1993年に始めたときはこんなに続くなんて思っていなかったよ。Cheers! :‐)」と感謝の気持ちを素直に綴っている。

Slackwareの現時点の最新バージョンは、2022年2月にリリースされた「Slackware Linux 15.0」でLinux 5.15 LTSをベースにしている。多くの開発者とともに時間を重ねてきたSlackware、これからも長くリリースを続けていくことを願って、心からのCheers! :‐)

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